さよなら西武10000系10102Fが横瀬車両基地へ廃車回送される
10106Fが旅立ってから、僅か3日後の3月27日、池袋線・西武秩父線で、定期運用最終日となる3月13日まで運用され、最終日の定期運行最終列車となる「むさし49号」にも充当された、10000系10102Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されてしまった。
いつかは、旅立つ日が来るとは思っていたが、10106Fの搬出作業が、ある程度進んでからと思っていたので、このタイミングでの廃車回送は、私にとっては予想外の展開で驚いてしまった。ダイヤ改正前日まで定期運用に就いていたことから、私も、ダイヤ改正直前まで何度も撮影していたので、その模様は、後日取り上げるとして、今回は、定期運用離脱後の10102Fの模様をご紹介したいと思います。
定期運行終了後、小手指車両基地でレッドアロークラシックこと、10105Fと仲良く並んで留置されていた10102F。(2020年3月15日撮影)
池袋線・西武秩父線での定期運用を終えた10000系。ダイヤ改正翌日の3月15日、10102Fと10105Fが、小手指車両基地の奥で仲良く並んで停められていると聞き、小手指車両基地へ向かった。
そして、この撮影から5日後となる3月20日のこと。10102Fの留置場所が変わったと聞き、池袋線の下り列車に乗り込み、車内から留置中の10102Fを撮影してみた。
「小さな旅」のヘッドマークを掲出した状態で留置されていた10102F。(2020年3月20日撮影)
「小さな旅」のヘッドマークは、駅主催のツアー旅行の参加者が乗車するツアー列車で使われていた。最近では、あまり見かける機会が少なくなってしまったが、10000系ニューレッドアローが、このマークを出して留置されていると、近いうちに「帰らぬ旅」へ旅立ってしまうのではないかと考えてしまう。
そして、この撮影から1週間後。本当に、横瀬車両基地へ旅立ってしまった。
最後に、ちょっと前の10102Fの写真をご紹介して、この記事を締めたいと思います。
キリン「メッツコーラ」のラッピング車にもなった10102F。(2014年8月23日撮影)
2014年の夏、キリン「メッツコーラ」のラッピング車になったのが、10102Fだった。改めて、当時の写真を眺めてみると、黄色をベースにした広告は、10000系のカラーにピッタリ。とても良く似合っていました。
10102F、長い間、お疲れ様でした。
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