« 西武新宿線 レッドアロークラシックを使用した南入曽車両基地の職員輸送列車を撮影する | トップページ | 大井川鐡道 ELかわね路号を撮影する 2019師走 »

西武多摩湖線 新2000系による代走運転を追う 2020初夏

2月28日に101系ワンマン車257F が廃車回送されたことにより、西武多摩湖線は、257Fの代替車両が登場するまでの間、3か月に一度実施される、西武多摩川線の車両入替時には、車両不足となります。3月30日から4月19日までの約3週間、新2000系による代走運転が発生したことは、弊ブログでもお伝えしておりますが、その後も257Fの代替となる車両は登場していないため、6月22日から7月12日にかけて、再び、新2000系による代走運転が行われることになりました。既に、初日の模様につきましては、速報ブログ にてお伝えしており、詳細記事を、後日、弊ブログでも執筆いたしますが、今回は、およそ1か月前、突発的に、新2000系による代走が発生した時の詳細記事を、未公開画像を交えてお送りしたいと思います。既に速報ブログの記事でご覧いただいている方も多いかと思いますが、改めて、弊ブログでもお付き合いいただけたら幸いです。

それでは、およそ1か月前、5月15日から16日にかけてのお話です。

5月15日夜のこと。知人からのラインで、衝撃の事実を知ることとなった。それは、多摩湖線で新2000系が走っているということ。前回の代走から約1か月が経過。多摩湖線各駅には、事前に新2000系による代走運転が行われることは一切案内されていなかった。と言う事は、101系ワンマン車に、何らかのトラブルがあり、突発的に代走が行われていたのだろうか。Twitterを確認すると、多摩湖線を走っているのは2515Fとのこと。とりあえず、この日は、我が家の部屋から、走り去る新2000系の姿を確認しただけに留めておいた。

翌日。朝起きてから、西武線アプリを確認すると、前日同様、新2000系が走っていることを確認。カメラを持って、まずは萩山駅へ向かった。

Simg_7d77174_1
萩山駅に進入する2515F。(6027列車)

前日に引き続き、2515Fが代走運用に就いていた。撮影した6027列車は、8時42分、萩山駅に到着すると、4分間停車する。この停車時間を利用して、1番ホームに停車中の2515Fを撮影してみた。

S20200516_084420
国分寺行きの101系赤電と並ぶ。

タイミング良く、3番ホームには、赤電カラーの101系による国分寺行きが到着。2000系との並びを撮影した。

S20200516_084701 
発車メロディが鳴り終わり、車掌さんがドアを閉める。

赤電カラーの101系との並びを撮り終えた後、最後尾車両付近へ。発車メロディが鳴り終わり、車掌さんが扉を締めようとするところを撮影する。車掌役として乗務されているのは、本職の車掌さんではなく、日頃は駅の業務を担当されている管理職の方であることを確認。本職の車掌さんでないことから見ても、この代走が突発的であったことが解った。

さて、2515Fが充当されていた列車は、時刻表で運用を追っていくと、終日運用であることが確認できた。そこで、萩山駅から国分寺行きに乗り込んで、一橋学園へ先回り。駅から3分ほど歩いた国分寺8号踏切で、2515Fの通過を待つことにした。

Simg_7d77208
一橋学園駅で、263Fによる萩山行きと交換する2515F。

9時18分、2515Fによる国分寺行き6032列車が一橋学園駅に到着。ここで、263Fによる萩山行き6405列車と交換。101系と2000系。形式は異なるが、黄色同士の交換シーンを見ることが出来た。

Simg_7d77222
一橋学園駅を発車。国分寺へ向かう2515F。

263Fとの交換シーンを撮影した後、一橋学園駅を発車した2515Fを撮影する。ご覧いただいている写真の右側に移っている線路は、1966年までこの場所にあった、一橋大学駅の上り線で使われていた線路。現在の一橋学園駅は、一橋大学駅と小平学園駅を統合した駅であり、一橋大学駅と小平学園駅との距離は400メートルほどしかない。

この後、更に国分寺方向に進んで、五日市街道と交わる国分寺6号踏切へ。ここで、国分寺から折り返してくる2515Fを出迎えることにした。

Simg_7d77231
国分寺から折り返して、再び西武遊園地へ向かう2515F。(6033列車)

6033列車を撮り終えたあたりから、雨脚が酷くなってきたので、駅間での撮影は、これで終了とし、一橋学園駅へ戻った。そして、制謬円地へ向かった2515Fが、再び、国分寺行きとなって戻って来るものと思い、暫くの間、一橋学園駅で待機する。暫くして、西武線アプリの列車位置情報を確認すると、2000系が消えて、伊豆箱根鉄道色の101系電車に切り替わっているのを確認。どうやら、前日夜に突然、玉川上水車両基地へ入庫した241Fが、再び出庫してきたことにより、西武遊園地駅で車両交換をした模様。

Simg_7d77252_1
役目を終えて、回送列車として戻ってきた2515F。

西武遊園地駅での車両交換シーンは撮れなかったが、役目を終えた2515Fの回送列車を八坂駅で撮影することが出来た。

S20200516_095945
2515Fの回送列車は、八坂駅で暫くの間停車。

2515Fの回送列車は、9時59分、八坂駅に到着。3分ほど停車して、10時02分、萩山方面へ向けて走り出した。

この後、私は玉川上水車両基地へ。実は、この時点で5日間ほど運用に就いていなかった261Fのことが気になっていた。現地へ行ってみると・・・

Simg_7d77264_0
使用休止中の張り紙が張られていた261F。(2020年5月16日撮影)

暫く見かけなかった261Fは使用休止中。土曜休日ダイヤの場合、多摩湖線の車両の出庫は午前中に行われるため、平日ダイヤの時のように、朝入庫した車両を夕方出庫させるということが出来ません。多摩川線の甲種輸送期間中のように、出入庫を省略と言う荒業に出れば、車両は足りますが、新型コロナウイルスの影響により、車両の消毒は不可欠。その為に、金曜日の深夜、241Fが緊急入庫させて、2000系を代走で送り込んだ。という事も考えられます。

なお、一時的に使用休止中となっていた261Fは、速報ブログでもお伝えしましたように、5月23日から営業運転に復帰しています。しかし、列車無線のデジタル化もされていない事やコンプレッサーが旧式のものに交換されている点を考慮しますと、261Fに残された時間は、もう長くないのかもしれません。2000系の代走記録と合わせて、261Fの活躍ぶりも、しっかり記録していきたいと考えております。

参考:過去の多摩湖線ワンマン運転非対応車による代走運転の記録
1999年12月28日・・・ 245F
2000年12月 4日・・・2531F
2001年 1月31日・・・2541F
2005年 4月 4日・・・2519F(朝)2523F(夜)弊ブログ2005年4月5日付記事参照
2005年 5月 2日・・・ 253F(朝)弊ブログ2005年5月2日付記事参照
2006年 1月 6日・・・2535F(夜)弊ブログ2006年1月6日付記事参照
2007年12月13日・・・ 251F(夜)弊ブログ2007年12月14日付記事参照
2007年12月14日・・・ 251F(朝)弊ブログ2007年12月14日付記事参照
2008年 3月10日・・・2535F(夜)弊ブログ2008年3月10日付記事参照
2009年 2月24日・・・2543F Musashino RM Blogさん参照
2009年 3月16日・・・2535F(朝)弊ブログ2009年3月16日付記事参照
2009年 5月19日・・・2527F(夜)弊ブログ2009年5月19日付記事参照
2009年 6月 1日・・・2525F(夜)弊ブログ2009年6月1日付記事参照
2010年 2月 2日・・・2525F(朝)弊ブログ2010年2月2日付記事参照
2010年11月 8日・・・2527F
2010年11月 9日・・・2539F→2535F
2010年11月10日・・・2507F 11月8日から10日は弊ブログ2010年11月11日付記事参照
2010年11月11日・・・2535F
2010年11月12日・・・2507F
2010年11月15日・・・2537F
2010年11月16日・・・2525F 11月11日から16日は弊ブログ2010年11月17日付記事参照
2010年12月 7日・・・2541F
2010年12月 8日・・・2531F
2010年12月 9日・・・2533F
2010年12月10日・・・2539F
2010年12月13日・・・2535F
2010年12月14日・・・2523F
2010年12月15日・・・2509F
2010年12月16日・・・2539F
2010年12月17日・・・2535F
2010年12月20日・・・2537F
2010年12月21日・・・2531F 12月7日から21日は弊ブログ2010年12月22日付記事参照
2011年 7月 5日・・・2513F
2011年 7月 6日・・・2519F
2011年 7月 7日・・・2515F
2011年 7月 8日・・・2523F
2011年 7月 9日・・・2539F
2011年 7月10日・・・2523F
2011年 7月11日・・・2523F
2011年 7月12日・・・2509F 7月5日から12日は弊ブログ2011年7月13日付記事参照
2013年 2月 4日・・・2515F 弊ブログ2013年2月10日付記事参照
2013年10月28日・・・2513F 弊ブログ2013年11月1日付記事参照
2014年 3月30日・・・2541F
2014年 3月31日・・・2541F
2014年 4月 1日・・・2541F
2014年 4月 2日・・・2541F
2014年 4月 3日・・・2541F
2014年 4月 4日・・・2541F
2014年 4月 5日・・・2541F
2014年 4月 6日・・・2541F 3月30日から4月6日は弊ブログ2014年4月15日付記事参照
2016年10月18日・・・2533F
2016年10月19日・・・2533F
2016年10月20日・・・2533F
2016年10月21日・・・2533F
2016年10月22日・・・2533F
2016年10月23日・・・2533F
2016年10月24日・・・2533F(朝のみ)10月18日から24日までは弊ブログ2016年10月28日付記事参照

2020年は下記の通り。
3月30日から4月1日の6433列車まで・・・2517F 弊ブログ2020年5月11日付記事参照
4月1日の6436列車から4月8日の6433列車まで・・・2543F 弊ブログ2020年5月15日付記事参照
4月8日の6436列車から4月15日の6433列車まで・・・2545F 弊ブログ2020年5月17日付記事参照
4月15日の6436列車から4月19日まで・・・2535F 弊ブログ2020年6月1日付記事参照
5月15日夜から5月16日の6033列車まで・・・2515F 

| |

« 西武新宿線 レッドアロークラシックを使用した南入曽車両基地の職員輸送列車を撮影する | トップページ | 大井川鐡道 ELかわね路号を撮影する 2019師走 »

鉄道」カテゴリの記事

鉄道:西武」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 西武新宿線 レッドアロークラシックを使用した南入曽車両基地の職員輸送列車を撮影する | トップページ | 大井川鐡道 ELかわね路号を撮影する 2019師走 »