西武多摩湖線 9000系9108Fが営業運転を開始
多摩湖線での営業運転開始に向けて、ハンドル訓練が行われていた、9000系ワンマン運転対応車9108F。多摩湖線の各駅には、10月より運行を開始する旨のポスターが張り出され、運行開始も時間の問題と言う状況になっていたが、本日、10月1日、萩山駅17時06分発の国分寺行き6456列車より、9108Fの営業運転が開始された。
多摩湖線は、私にとっては生活路線。早速、帰宅時に9108Fに乗ろうと企んでいたが、国分寺駅に到着すると、9108F充当列車まで20分以上時間が空いてしまった。そこで、次の西武遊園地行きに乗り込んで青梅街道駅まで移動し、ここで、国分寺へ向かう9108Fを待つことにした。
青梅街道駅に到着した9108Fによる国分寺行き6108列車。
青梅街道駅で待つことおよそ6分。19時51分発の国分寺行きとして、濃紺の9108Fがやって来た。到着した9108Fを撮影した後、急いで先頭車両に乗り込む。
車内に入って、まず最初に気になったのが、1号車、クハ9108の車端部。
クハ9108の車端部に設けられたフリースペース。
池袋線では10両編成で運行していた9108Fは、多摩湖線への転用に際して、3~8号車の6両が廃車となり、残された1・2・9・10号車で4両編成を組んでいる。9000系は、元々、2号車と9号車に車いすスペースがあったため、4両編成に短縮されてからも、2号車と3号車の2か所に車いすスペースが設置されているが、更に先頭車両の車端部に、フリースペースを設けている。車いすやベビーカーのマークが貼られていないので、あくまでも、この場所は、立ち席スペースと言う位置付けなのだろうか。
私は、この後、2号車に移動し、9000系のモーター音を堪能しながら国分寺へ。
国分寺駅7番ホームに停車中の9108F。
ホームドア設置工事が始まった国分寺駅。ホームドアがないホームに停車する9000系、そして西武遊園地行きと言う組み合わせは、そう長くは見られない筈。
短い折り返し時間の間に撮影を終えて、再び9108Fに萩山まで乗車する。途中、一橋学園で運転席の近くに陣取ることが出来たので、運転台を撮影してみた。
クハ9108の運転台。
101系ワンマン車からの流用となるデットマン仕様のマスコン。そして、そのマスコンの右隣には、これまた101系ワンマン車からの流用と思われるキーボックスが。257Fの形見の品が、9108Fに受け継がれている。
この後、私は萩山駅で下車。ここで、20分ほど待って、西武遊園地から折り返して来た9108Fを撮影することに。
萩山駅に停車中の9108F。(6116列車)
まずは停車中の様子を撮影。その後、動画で出発シーンを撮影してみた。
萩山駅を発車し、一路、国分寺へ向かう9108F。
下り列車に若干の遅れが生じていたため、発車後、青梅街道4号踏切を渡った付近で、一旦停車してしまったが、9000系独特のモーター音を少しだけではあるが、記録することが出来た。
この撮影を以て、9108Fの営業運転初日の撮影を終了とした。私は、萩山駅から徒歩で自宅へ帰った。
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