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西武多摩湖線 101系の通常運行終了 241Fは武蔵丘検修場へ入場

2月に入り、今年も本業が多忙なシーズンに突入。弊ブログの更新頻度も下がっております。地元の西武多摩湖線で起きている大きな出来事に関しても、少しずつ速報ブログで取り上げておりますが、弊ブログでも、少しずつ西武多摩湖線の動きについて書いていきたいと思います。読者の皆様には、既にご存知の内容かと思いますが、備忘記録としてお付き合いいただけたら幸いです。

では、1月11日から2月14日までの約1か月間のお話です。

国分寺駅へのホームドア設置に伴い、9000系ワンマン運転対応車の投入が進む西武多摩湖線。国分寺~萩山間のワンマン運転が開始された1998年より、多摩湖線を支えてきた101系ワンマン車の活躍にも、終止符が打たれることとなった。

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9102Fが多摩湖線で営業運転を開始した1月11日には、萩山駅で101系が3編成並ぶ光景が見られたのだが・・・

多摩湖線3本目の9000系となった9102Fが営業運転を開始した1月11日。萩山駅のホーム上から、八坂方にカメラを向けると、ご覧のように、101系ワンマン車が3編成並ぶ光景が見られた。国分寺行きとして本線上を行くツートンカラーの245Fは、多摩川線への甲種輸送の実施日が近付いていたため、この日は、営業運転を開始した9102Fと合わせて、多摩湖線から真っ先に消えるであろう245Fを中心に撮影していた。しかし、この撮影から2日後の1月13日には、牽引車兼任の263Fが小手指車両基地へ回送されてしまった。そして、1月14日には245Fも甲種輸送の準備に入り、南入曽車両基地へ。1月15日の時点で、玉川上水車両基地に残った101系は、伊豆箱根鉄道カラーの241Fと赤電カラーの259Fの2編成のみとなってしまった。

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伊豆箱根鉄道カラーの241Fと、赤電カラーの259Fが一橋学園駅で交換する。(2021年1月15日撮影)

残り2編成となってしまうと、完全に9000系が主役状態。それでも、101系は2月中旬ぐらいまでは走り続けてくれるだろうと思っていたのだが、2月7日夜、Twitterを眺めていたら、101系の多摩湖線での運行が終了したとの書き込みを発見。本当に呆気ない幕切れであった。


八坂駅に進入する241F。(2021年1月30日撮影)

通常運行終了前、最後に101系を撮影したのは、1月30日のこと。業務の都合で、東村山から仕事がスタートした為、地元の仕事を終えて、西荻窪の職場へ向かう際、八坂駅で入線してきた国分寺行きを動画で撮影していた。この時は、この撮影が、通常運行終了前、最後の撮影になるなんて、夢にも思っていなかった。

101系通常運行終了から一夜明けた2月8日。多摩湖線には、不足する1編成分を穴埋めするため、2000系が入線。国分寺駅のホームドア設置に向けて、多摩湖線の列車が4ドア車に統一された。この日は、不覚にも、いつもの列車に乗り遅れてしまい、1本後の列車での出勤となったのだが、その列車が2000系での運転であった。その日の夜、私は、いったん帰宅した後、カメラを持参して萩山駅へ行ってみた。最後まで、多摩湖線の運航を支えた2編成の101系のうち、伊豆箱根鉄道色の241Fは、前回の検査出場から、まもなく4年が経過することから、そろそろ、武蔵丘検修場へ入場するのではないかと予想していた。19時55分頃、西武線アプリの列車位置情報を見ると、拝島線を走行中の列車の中に、伊豆箱根鉄道色の101系のアイコンが現れた。行先は上石神井。この時間帯に運転される、玉川上水車両基地から南入曽車両基地へ向かう不定期回送は、小平駅引き上げ線で折り返しているので、いつもと表示された行先が異なるが、萩山駅を通ることは間違いない。

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萩山駅に入線してきた241Fの回送列車。

20時03分、241Fの回送列車が、萩山駅に到着した。この回送列車は、萩山駅で3分ほど停車することになっている。その為、到着後は、前照灯が一旦消えた。

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萩山駅では3分ほど停車する。

241Fにとって、萩山駅は通い慣れた駅。停車中の241Fは、まるで別れを惜しんでいるかのように見えた。

この後、萩山駅を走り去る瞬間を動画で撮影しようと機材の準備を進めていたが、タイミングが悪く、2番ホームには拝島行きが入線してきてしまった。その為、ホームの先端付近へ移動。拝島行きの停車を待って動画の撮影を開始しようとしたところ、拝島行きの停車よりも、241Fの発車の方が先となってしまった。中途半端になってしまったが、私は予定通り、走り去る241Fを動画で撮影した。


萩山駅を発車する241Fの回送列車。

萩山駅を発車し、大きく左へ曲がっていく241Fの回送列車。いつもは左ではなく右へ曲がっていった241Fが、もう右へ曲がって行くことはない。そして、この時点で、多摩湖線の青梅街道4号踏切は鳴り出しており、多摩湖線の列車は、すぐそこまで来ているのだが、仲間たちと顔を合わせずに萩山駅を走り去っていく姿は、とても寂しく見えた。

上石神井へ回送された241Fは、そのまま上石神井車両基地へ入庫し、暫くの間、ここで過ごすこととなった。

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上石神井車両基地14番線で過ごす241F。

疎開回送から3日後の2月11日の午後、241Fの様子を見に上石神井へ。ご覧のように、2000系や30000系に混ざって留置されていた。公道からも241Fの姿をとらえることは可能なのだが、生憎、留置車両で公道からは241Fが隠れてしまうため、ホーム上からの撮影となった。

結局、241Fは、上石神井車両基地で6日間過ごし、2月14日の午後に、南入曽車両基地へ。西武線アプリの列車位置情報で、241Fの回送列車を発見し、急いで自転車で小平3号踏切へ。南入曽車両基地へ向かう241Fの回送列車を撮影した。

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2月14日の午後、6日ぶりに本線を走行。南入曽車両基地へ。

この翌日、241Fは武蔵丘検修場へ入場した。どんなカラーになって出場してくるのか。とても気になります。

一方の259Fは、引き続き、玉川上水車両基地に留まり、時々、西武園線の運用に就いていた。もう多摩湖線を走ることはないのか。そう思っていた矢先、2月18日から22日までの5日間、「ありがとう101系多摩湖線ラストランWeek」として、101系が期間限定で復活することになった。その模様は、後日、執筆いたします。

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