レッドアロークラシック最後の旅 横瀬車両基地へ廃車回送される
4月29日に定期運行を終了したレッドアロークラシック。
引退を惜しむ声に応える形で、5月に入ってから数回にわたり、臨時運行を行ってきたが、6月5日に開催された「西武・電車フェスタ2021in武蔵丘検修場」に合わせて運転されたツアー列車で、完全に運行を終了した。そして、3日後となる6月8日、横瀬車両基地へ向けて、最後の旅に旅立ってしまった。
旅立ちの朝、小手指車両基地で赤電カラーの101系と並んで留置されていたレッドアロークラシック。
6月5日夕方、最後の営業運転を終えたレッドアロークラシックは、そのまま南入曽車両基地へ入庫した。しかし、翌日の6月6日には、小手指車両基地へ回送されていた。
旅立ちの日。私は、まず小手指車両基地へ。午前8時40分頃、レッドアロークラシックは、赤電カラーの101系と並んで留置されていた。
別の角度からも撮影。
レッドアロークラシックは、パンタグラフを上げており、更に「小さな旅」のマークを掲出していた。「小さな旅」の幕は、かつて、駅単位で募集していた「レッドアローで行く〇〇の旅」と言うツアー専用の列車で見られたのだが、最近では、そのようなツアーも見られなくなってしまった。最後の旅路。せめて、旅立ちの回送列車は、この幕で走ってほしいと思ったのは、私だけではない筈である。
最後はラビューも絡めて。
レッドアロークラシック、赤電、そしてラビューとの並びを撮って、小手指車両基地での撮影は終了。急いで、狭山ヶ丘駅へ戻った。
さて、レッドアロークラシックに先行する形で移動を開始した私。レッドアロークラシック最後の旅をどこで撮るか。撮影地として選んだのは、最後の旅の終着駅、横瀬駅の手前、生川橋梁だった。しかし、私が横瀬駅に到着した直後、飯能駅でレッドアロークラシックを見送った方から連絡があり、先頭車の乗務員室内に「最終」の札を掲出しているとのこと。早速、Twitterで確認すると、小手指~飯能間は、クハ10105の乗務員室内に「惜別」の札を掲出していたことも分かった。
このまま予定通り、生川橋梁に行ってしまうと、「最終」の札が小さすぎて写らない筈。そこで、今回は生川橋梁へは行かずに、横瀬駅で出迎えることにした。
11時21分、レッドアロークラシックが横瀬駅にやって来た。
横瀬駅に進入するレッドアロークラシック。
ゆっくりと近付いてくるレッドアロークラシック。まずは、白いカバーがかけられている3000系銀河鉄道999イメージ電車と並べて撮影してみる。
更に近付いてきたところでもう一度。
近付いてきたところでもう一度撮影。助手席側の「最終」の札も良く解るように撮影することができた。
到着後、入替のため、西武秩父方へ引き上げ。
横瀬駅に到着したレッドアロークラシックは、一旦停止した後、入替のため、西武秩父方へ引き上げた。
横瀬車両基地内へ。
およそ5分後。ゆっくりと横瀬車両基地内へ入っていく。これが、レッドアロークラシック最後の自力走行である。
自力による入替終了。
そして、自力走行による入替が終了。ここまで乗務してきた乗務員さんが車両から降りて、入れ替わりに待機していた車両基地の職員さんたちが乗り込んでいく。
車両基地の職員さんたちにより、パンタグラフが下ろされる。
待機していた職員さんたちは、淡々と作業を進めていく。
パンタグラフが下ろされたレッドアロークラシック。
11時40分、レッドアロークラシックは、静かにパンタグラフを下ろした。これで、もう自力で動くことはない。そう思うと、寂しく感じてしまう。
ラビューと並べて撮影。
レッドアロークラシックがパンタグラフを下ろしてから3分後、特急ちちぶ11号が横瀬駅に到着。ホームの端から、ラビューとレッドアロークラシックを並べて撮影してみた。
そして、更に5分後、車両基地内の入替を担当するD16号機関車が、レッドアロークラシックに近づいてきた。
D16号機関車が連結される。
この後は、D16号機関車とアントによる入替が繰り返されることになるが、この後の予定もあり、今回はここまでで観察を終了とした、
4月の引退発表後、週末を中心に、レッドアロークラシックの撮影を続けてきました。ブログへの執筆は、廃車回送が先になってしまいましたが、後日、惜別企画としまして、レッドアロークラシックの撮影記録を取り上げていきたいと思います。
レッドアロークラシック、お疲れさまでした。
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