キヤE193系「East i-D」武蔵野線を行く
引き続き、9月1日の撮影記です。
小川駅での撮影を終えた私は、所沢を経由し秋津へ。ここから徒歩連絡を経て、新秋津駅から武蔵野線に乗り込み東浦和へと向かった。
月刊誌「鉄道ダイヤ情報」の掲載締め切りに間に合わなかった新着情報などを取り上げる「DJ鉄道楽ナビ」に、JR東日本が所有する事業用車両、キヤE193系「East i-D」が、越中島貨物線の検測を終えた後、武蔵野線を経由して宇都宮へ向かうとの情報が掲載されていた。事業用車両が好きな私。これまでに、勝田車両センターに所属し、JR東日本の標準軌区間を除く電化区間をカバーするE491系「East i-E」は、何度も撮影しているのだが、気動車である「East i-D」は、あまり撮った事がない。こんな情報を目にしてしまっては、撮影するしかない。
キヤE193系「East i-D」のこの日の目的地が宇都宮と言う事で、武蔵野線を走るのは、馬橋(南流山)~武蔵浦和間。この区間内で撮影できる場所として思いついたのが、東浦和付近。通称「ヒガウラ」と呼ばれる有名撮影地である。私自身、この場所を訪れるのは久々。とりあえず、東浦和駅から次の東川口駅方向へ向けて、線路に沿って歩いていく。しかし、実際に線路に沿って歩いてみると、季節柄、草がかなり伸びており、なかなか撮影できる場所がない。15分ほど歩いて、ようやく撮れそうな場所を見つけて、キヤE193系「East i-D」の通過を待つことに。
15時20分、お目当てのキヤE193系「East i-D」がやって来た。
武蔵野線東浦和~東川口間を行く、キヤE193系「East i-D」+マヤ50。
マヤ50を挟んだ4両編成で、武蔵野線を行くキヤE193系「East i-D」。気動車であるキヤE193系「East i-D」は、数年前まで、首都圏各線を走行する際、気動車を運転できる乗務員がいない路線では、機関車牽引での運転だったが、レール輸送用に使用されていた貨車や、事業用列車牽引用に残されてきた機関車の老朽化に伴い、レール輸送列車の気動車化や工事用車両の牽引用電車・気動車の導入を進めたことで、気動車を運転できる乗務員が増えたことから、かつては、機関車牽引での運転だった武蔵野線でも、自力走行する姿が見られるようになった。
EF65に牽引され、武蔵野線の馬橋支線を行く、キヤE193系「East i-D」(2009年12月5日撮影)
電気機関車が先頭に立つ姿も魅力的ではあるが、事業用車両好きの私としては、キヤE193系「East i-D」が単独で走る姿の方が魅力的。武蔵野線を自力で走行する姿は、あまり見慣れていないだけに、とても新鮮に見えた。
カシオペアカラーのEF81が牽引したこともあった。(2010年5月29日撮影)
平日の午後。お天気も悪く、機関車牽引でないと言うこともあってか、この場所で、キヤE193系「East i-D」を撮影していたのは、私一人だけだった。その分、撮影をのんびり楽しむことができた。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 秩父鉄道 開運特別ヘッドマーク掲出編成と快速「EL新春みつみね号」を撮影する(2023.01.29)
- 西武2000系 2057Fが横瀬車両基地へ廃車回送される(2023.01.27)
- 秩父鉄道の貨物列車を撮影する 2023新春(2023.01.16)
- 廃車回送から15日 横瀬車両基地に佇む2405Fと2505F(2023.01.12)
- 西武多摩川線 101系241Fと247Fの甲種輸送を撮影する(2023.01.11)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- 祝 上越新幹線開業40周年記念 新幹線リレー号を撮影する(2022.12.11)
- E491系 中央快速線を検測(2022.10.22)
- 鉄道クレーン車の甲種輸送を撮影する(2022.10.10)
- 特急「スペーシア八王子きぬ号」を撮影する(2022.10.08)
コメント