秋分の日 米タンを撮る

９月２３日の撮影記です。

今年の秋分の日は木曜日。飛び石連休の初日であるが、弊ブログでは、火曜日と木曜日が祝日と重なった場合、祝日の恒例企画として、米軍横田基地への燃料輸送列車（通称：米タン）の観察を行っている。日頃は、なかなか撮影出来ないこの列車。果たして、今回は、上手くいくだろうか。

前の記事で触れているように、この日、相鉄２１０００系の東急電鉄への貸し出しに伴う甲種輸送が実施されており、朝から、甲種輸送の撮影に出かけていた。しかし、多摩川橋梁へ向かうため、中央線の快速電車に乗車した際、立川駅を発車すると、拝島へ向かうＤＥ１１の回送列車と少しだけ並走した。米タンの運転があることは間違いない。甲種輸送の撮影後に、安善から横田基地へ向かう便の撮影は出来そうだ。

長津田駅での撮影を終えた私は、東急田園都市線で溝の口へ。ここで南武線に乗り換え、矢川へ。駅から７分ほど歩いた有名撮影地へ向かった。結構ギリギリの到着で、現地到着から約１５分後となる１５時４２分、米タンがやって来た。


ＥＦ２１０－１７２号機に牽引され、拝島へ向かう米タン。

この日、拝島～安善間の牽引を担当したのは、新鶴見機関区に所属するＥＦ２１０－１７２号機。今年、米タンの撮影は、この日が３回目であるが、実は３回とも、電化区間の牽引はＥＦ２１０で、ＥＦ６５牽引による米タンは、今年に関しては、まだ一度も撮れていない。完全にＥＦ２１０へ置き換わったわけではなく、ＥＦ６５が担当する日もあるようなので、たまたまなのだろうが、ＥＦ２１０が少しずつ増備されているという状況を考えると、年に数回しか撮れない私には、ＥＦ２１０に当たる確率の方が、高くなってしまうかもしれない。

撮影後、私は急いで矢川駅へと戻り、同駅１５時５７分発の立川行きに乗車し、米タンの追跡を開始。立川駅で青梅線に乗り換え、拝島駅へと向かう。矢川での撮影後、後続の電車で追跡するのは、天皇誕生日 以来のこと。移動中に、当時のブログの記事を確認すると、あの時は、拝島駅であまり時間がなく、 急いで西武線のホームに行って、ギリギリのタイミングで、横田基地専用線へ進んでいく米タンを撮影した。西武線のホームからの撮影の方が、光線状態も良いのだが、この日は、米タンを撮影した後に、八王子へ行くつもりでいたため、西武線のホームへ入ると、色々と面倒なことになりそう。入場券で入場すれば良いのだが、券売機で入場券を購入している時間も無さそうな感じ。ダメ元で、横田基地専用線の線路沿いへ行くことにした。

１６時１８分、拝島駅に到着。拝島到着前、車内から様子を見ていると、米タンは、留置線に待機中。あとは、西武線のダイヤ次第と言う状況であった。西武線は、拝島駅を１６時２０分に発車する急行西武新宿行きがあるので、おそらく、４分程度、時間はありそう。急いで、改札口を出て、駅前の横田基地専用線へ。祝日と言うこともあり、横田１号、２号踏切と、その周辺の線路沿いの道には、鉄道ファンの方たちが数名待機しており、ちょっと割り込む余裕はない。そこで、この次の踏切である横田３号踏切へ。なんとかギリギリ間に合った。季節柄、草が伸びているが、もう、ここ以外の場所へ向かう余裕なない。急いで撮影準備をしていると、踏切が鳴り出した。


ＤＥ１１　２００２号機に牽引され、横田基地へ向かう。

１６時２５分、ＤＥ１１　２００２号機に牽引された米タンがやって来た。伸びている草を交わすため、ライブビュー機能を使って撮影。この瞬間だけは、四十肩であることを忘れていた。

何とか撮影を終えた私は、そのまま拝島駅へ戻るが、ここで基地から戻ってくるＤＥ１１も撮れないかと考え、ブログの過去の記事を確認した。すると、２０１１年１月の撮影では、１６時５４分頃に戻ってきている事を確認。今の季節ならば、充分に撮影できる時間帯なので、もう少し待ってみることにした。撮影場所として選んだのは、横田２号踏切。待つことおよそ１０分。２０１１年１月の時と同じ１６時５４分に、ＤＥ１１　２００２号機が戻って来た。


役目を終えて、ＤＥ１１　２００２号機が戻って来た。

西日を浴びながら、横田基地より戻って来たＤＥ１１　２００２号機が、ゆっくり近付いてくる。私が待機していた横田２号踏切付近は、既に日陰となっているが、先程、横田基地行きを撮影した横田３号踏切付近は、まだ日が当たるため、まずは望遠レンズで撮影。


近付いてきたところでもう一度。

完全に日陰となっている横田２号踏切に近付いてきたところで、もう一度撮影する。そして・・・


後追い。

踏切が開いてから、横田１号踏切を通過し、左へ曲がって行くＤＥ１１　２００２号機を撮影した。

この撮影を以て、米タンの撮影を終了。拝島駅から八高線に乗り込み、八王子へ向かった。