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E233系青編成 秋の「青梅線・五日市線」観光キャンペーンに合わせて中央快速線で営業運転

JR東日本八王子支社は、10月と11月の2か月間、「東京アドベンチャーライン」(青梅線 青梅~奥多摩間)を中心とした、青梅線・五日市線エリアの観光キャンペーンを展開している。

この観光キャンペーンに合わせて、青梅~奥多摩間、通称「東京アドベンチャーライン」のPR電車となっている青463編成を、中央快速線の運用に就かせて、「東京アドベンチャーライン」のPRをすることになった。青463編成は4両編成。中央線での運行には、6両編成のE233系を連結させた10両編成での運行となるが、併結される6両編成も、通常は、青梅・五日市線で運行される青編成なので、青編成が10両編成で中央線を走る姿が記録できることになる。

中央線は、私にとって通勤路線。ほぼ毎日利用しているが、運が悪いのか、なかなか青編成には当たらない。しかし、11月に入ってからは、通勤や外出時に、偶然乗り合わせることも出てきた。観光キャンペーンが終了するまでに、一度は撮っておきたい。そう思ったのは、キャンペーン終了まで、残り1週間となった、祝日の11月23日。米タンを撮り終えてから、青463編成の撮影に向かった。当初は、多摩川橋梁へ向かったが、考えてみれば、この場所は、普段から出入庫の際に通過しており、目新しさは感じられない。そこで、普段は青編成が通らない、複々線区間へ。職場の最寄り駅で通い慣れた西荻窪駅で、青463編成を撮影することにした。

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中央線、荻窪~西荻窪間を行く青463編成他。

15時13分、青463編成他による快速豊田行き1473Tがやって来た。少し影が入ってしまったが、順光で撮影することができた。

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中央快速線を走るE231系500番台の回送列車を撮影する

E235系電車の投入により、山手線を追い出されたE231系500番台車。

6扉車両の代替車両として、10号車に連結し、E235系へ編入された車両を除き、最終的には全編成が、中央・総武線の各駅停車に転用され、同線の主力車両となった。転用当時は、早朝・深夜時間帯に限り、中央線の武蔵小金井や立川まで乗り入れる運用もあったが、中央線快速電車のグリーン車連結に向けて、早朝・深夜時間帯の三鷹以西への乗り入れが、昨年3月のダイヤ改正で廃止されている。

しかし、車両メンテナンスの関係で、豊田車両センター武蔵小金井派出(旧武蔵小金井電車区)までは、不定期ではあるが入線することがある。私自身、通勤時に、中央線快速電車の車内から、黄色い帯のE231系が、武蔵小金井の留置線にいるのを見かけることも多々ある。

11月27日、私は、三鷹車両センターを見渡すことが出来る、三鷹跨線人道橋を訪れていた。古くから親しまれている跨線橋。太宰治ゆかりの地としても知らている古い跨線橋だが、この度、撤去することが決まってしまった。撤去時期については、まだ正式に決まっていはいないが、私にとっても、まだ車両センターではなく、三鷹電車区と呼ばれていたころ、169系やパノラマエクスプレスアルプス、地下鉄乗り入れ用の103系や301系を観察するために訪れていた、思い出の場所であり、この日は、久しぶりに、跨線橋上に立って、留置中の車両たちを撮影していた。

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三鷹車両センターに集う車両たち。

E231系、そして特急「あずさ」「かいじ」用のE353系。JR世代の車両が集う三鷹車両センター。ここで撮影したのは何年ぶりだろう。そう考えていたころ、一番右側、中央線の線路を黄色の帯を纏うE231系500番台車が通過していった。突然のことで驚いてしまったが、改めて、撮影した画像をよく見てみると、確かに武蔵境駅方面からE231系500番台車が近付いてくるのが写っていた。

おそらく、メンテナンスのため、武蔵小金井へ行っていた車両が戻って来たのだろう。これまで、武蔵小金井方面から三鷹へ戻って来た車両は、三鷹駅の東京方にある引上げ線へ一旦入った後、三鷹車両センターへ入庫していた。しかし、中央線快速電車の12両編成化に伴うホーム延伸工事の関係で、この引き上げ線が使用停止となっており、中野駅7番線での折り返しに変更されているというのを、鉄道雑誌か何かで見た記憶があった。という事は、今から中野方面へ移動すれば、中野から折り返してくるE231系500番台の回送列車を撮れるかもしれない。

私は、急いで三鷹駅へと戻り、中央・総武線の各駅停車で、西荻窪へ移動。ホームの東京方先端で待つことにした。下りの快速電車にカメラを向けながら、待つことおよそ30分j。14時03分頃になるが、E231系500番台車の回送列車がやって来た。

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快速線を走るE231系500番台車。

三鷹車両センターへ向けて、快速線を颯爽と走るE231系500番台車。この日、快速線を走行したのは、A531編成。LEDによる行先表示が写るように、シャッター速度は400分の1で撮影。8573Mと言う列車番号の表示も、しっかり写ってくれた。

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三鷹へ向けて走り去るE231系500番台A531編成。

そして後追いも撮影。この日は土曜日。あえてA531編成がホームを完全に通過した後に、誰もいない快速線のホームを入れて撮影してみた。

A531編成の回送列車撮影後は、遅めの昼食を摂るため、西荻窪駅の改札を出場。駅近くの飲食店で昼食を食べた。

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勤労感謝の日 米タンを撮る

11月23日、勤労感謝の日。

今年の勤労感謝の日は火曜日。弊ブログでは、火曜日と木曜日が祝日と重なった場合、祝日の恒例企画として、米軍横田基地への燃料輸送列車(通称:米タン)の観察を行っている。日頃は、なかなか撮影出来ないこの列車。果たして、上手くいくだろうか。

スケジュールの都合で、小川駅から西武拝島線の列車に乗り込み、拝島に到着したのは10時08分。早速、駅前の横田基地専用線へ向かうが、なんと、この時点で、横田1号踏切及び2号踏切付近には、同業者が多数。これまで、何度も米タンの撮影を行っているが、ここまで人が多かったのは初めて。

とりあえず、横田2号踏切へ移動し、撮影場所を確保。米タンの通過を待つことに。

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横田基地専用線を行く、米タン返空列車。 

10時25分、DE10 1666号機が牽引する米タンの返空列車がやって来た。新型ディーゼル機関車、DD200形の置き換えに向けて、DE10の運用離脱が続き、新鶴見機関区に所属し、現役で運用中のDE10は、残り2両となってしまった模様。今日は、そのうちの1両である1666号機が充当されると言う事で、撮影に訪れた人も多かったようである。

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西武2000系 2007Fが新宿線の快速急行に充当される

2001Fの廃車に伴い、旧2000系最後の8両固定編成となってしまった2007F。

新宿線には、土曜・休日ダイヤに、西武新宿~本川越間を走る快速急行が、下りのみ2本運転されており、2021年3月13日のダイヤ改正以後は、1本目が20000系及び30000系の8両編成。2本目が20000系又は30000系の10両編成の他、6000系や40000系ロングシート車が充当されており、基本的に2000系が入る可能性は少ない列車である。

土日の朝は、この快速急行と、多摩湖行きの急行に何が入るのか、それを調べることから始まるのだが、今朝は、西武線アプリの列車位置情報を見て、快速急行1601列車の送込みとなる、各停西武新宿行き5812列車に、旧2000系の8両編成が入っているのを発見。これは間違いなく2007Fでの運転である。9時40分頃自宅を出発し、自転車で、小平~久米川間、東萩山小学校前へ。既に待機していた方にご挨拶をした後、1本目の快速急行を待つことにした。

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小平~久米川間を行く快速急行本川越行き1601列車。

9時56分、2007Fによる快速急行本川越行き1601列車がやって来た。完全な逆光での撮影ではあるが、今や西武鉄道の現役最古参車両となってしまった、2007Fによる快速急行を撮影できたことは有り難かった。

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廃車回送から11日 横瀬車両基地に佇む2411Fと2063F

11月13日の撮影記を続けます。

「DORAEMON-GO!」の特別運行に合わせて、秩父を訪れた私。横瀬駅周辺では、「DORAEMON-GO!」を都合4回撮影しているのだが、横瀬で忘れてはいけないのが、11月2日に廃車回送された、2411Fと2063Fの記録。廃車回送から11日が経過。何か変化が表れているだろうか。

「DORAEMON-GO!」による西武秩父行き5023列車、飯能行き5032列車を撮り終えた後、横瀬車両基地全体を見渡すことが出来る道路の歩道へ。まずは、車両基地全体が写るように撮影してみる。

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黄色い電車が目立つ横瀬車両基地周辺。

「DORAEMON-GO!」の記事でも触れたように、この日は、午前中の5015列車、そして夕方の快速急行1002列車が、2000系での運転だったこともあり、この場所から見ても、黄色い電車の姿が目立つ。とは言え、現役なのは、右端に写る2091Fのみ。10両編成に組まれたまま解体線に入った2411Fと2063Fは、切り離されているのが、この場所からでも確認できる。

続いて、車両基地の搬入口へ移動。ここから、解体線に佇む2411Fと2063Fを撮影する。

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解体線で搬出を待つ2411Fと2063F。

廃車回送当日は、草が伸び放題で、ライブビュー機能を使っても、車両の足回りまで綺麗に撮れなかったが、この11日間の間に除草作業が行われており、この場所からでも、綺麗に撮ることができた。

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西武30000系 「DORAEMON-GO!」が埼玉県民の日に合わせて飯能~西武秩父間で特別運行

11月14日は、埼玉県民の日。

西武鉄道は、埼玉県民の日に合わせて、11月13日と14日の2日間、38101F「DORAEMON-GO!」を、飯能~西武秩父間を各駅停車として、各日4往復運行することになった。38101F「DORAEMON-GO!」は、10月19日から、約2か月間の期間限定で、池袋線・狭山線などを運行しており、期間中、いつかは西武秩父まで乗り入れることもあるだろうと思っていたのだが、思わぬ形で、飯能~西武秩父間での撮影チャンスが回って来た。これはしっかり撮っておきたい。

11月13日。私は、「DORAEMON-GO!」を撮影するため、秩父方面へ向かう。途中、所沢駅で、一旦出場。埼玉県民の日に合わせて発売された、埼玉県内の西武線が乗り放題となる「埼玉県民の日きっぷ」を購入。480円で、埼玉県内の西武線が一日乗り放題となるのは、とても有り難い。

所沢駅で、朝食を食べた後、飯能行きに乗車。そして、飯能駅からは、8時54分発の秩父鉄道直通の長瀞・三峰口行きに乗車し、吾野へ。この日、最初に選んだ撮影地は、吾野駅手前のカーブ。午後が順光となるポイントであるが、空いている時間帯に訪れておこうと、あえて、この場所を選んだ。

撮影地に到着してから約15分。「DORAEMON-GO!」がやって来た。

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東吾野~吾野間を行く38101F「DORAEMON-GO!」

定番撮影地、吾野のカーブを行く38101F「DORAEMON-GO!」。まずは、「各停 西武秩父」と言う行先表示も読めるように撮影しようと思い、この時間帯を選んだのだが、とりあえず、行先表示は読めるように写ってくれて一安心である。

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西武多摩川線 101系249Fの甲種輸送を撮影する

10月31日から11月2日にかけての撮影記です。

前の記事でも触れたように、赤電カラーの253Fが多摩川線へ向かった。そして、入れ替わりに、ツートンカラーの249Fが本線側に戻ってくることとなった。

10月31日、この日は衆議院選挙の投票日。出掛ける前に、自宅近くの投票所で投票を済ませた後、一路、八王子へ向かう。11時13分、八王子駅に到着。今回も、まずは八王子駅構内の撮影からスタートするのだが、次の撮影地に移動するため、八王子駅に滞在できるのは約10分しかない。撮影後、すぐに立川方面へ折り返すことが出来るように、まずは撮影前に、改札を出場し、ここまでの運賃を精算。すぐに再入場した上で、撮影を開始した。

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横浜線のE233系との並び。

再入場後、横浜線ホームへ。タイミング良く、横浜線の東神奈川行きが、まもなく発車するというタイミングだったため、まずは、横浜線のE233系と、ツートンカラーの249Fとの並びを撮影した。

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国鉄色EF65 2068号機が牽引を担当。

続いて、ホームの先端へ移動し、機関車側から編成全体を撮影してみる。この日、249Fの甲種輸送を担当するのは、国鉄色を纏うEF65 2068号機。晴れれば、この時間帯、この場所からは順光で撮影が出来るのだが、前日とは対照的に、曇り気味で、時々小雨が降るような天気だったため、光線を気にする必要がなく、手短に撮影を済ますことができた。

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西武多摩川線へ向かう101系253Fの甲種輸送を撮影する

およそ1週間前、10月30日の撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。10月30日から31日にかけて、甲種輸送が実施された。今年は、1回目の甲種輸送が、降雪予報のため、途中で打ち切りとなり、仕切り直しの甲種輸送が2月27日から28日にかけて実施されているため、今回が5回目の甲種輸送となった。

今回の甲種輸送では、多摩川線からツートンカラーの249Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、赤電カラーの253Fが送り込まれることになっていた。

10月30日、多摩川線に向かう253Fの甲種輸送を撮影するため外出する。253Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。11時30分頃、所沢駅に到着した私は、所沢陸橋ではなく、池袋線の電車に乗り換え秋津へ。40157Fの甲種輸送の際に、秋津神社裏側の公道から、連絡線を行く263Fを撮影したが、今回は、ここで多摩川線の甲種輸送を撮影するつもりだった。実は、5年前に、この場所で撮影したこともあり、当時の画像を見て、何とかなりそうと判断していた。しかし、実際に現地へ行くと、影がかなり目立っており、これでは、263Fには陽が当たるものの、後ろの253Fは影が掛かってしまうことが判明。更に、先客をよけるために、やや後ろから撮ろうとすると、5年前と比べて木が成長しており、撮影にはかなり支障が出ることとなってしまった。仕方なく、この場での撮影を諦め、甲種輸送時の入替作業を観察している陸橋へ移動することにした。しかし、新秋津駅前までたどり着いた時、連絡線を通過する列車の走行音が・・・ 今年3月のダイヤ改正以降、新秋津までの送込みの時刻が10分早くなっていたのを失念していた。

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263Fに牽引されて、新秋津へやって来た253F。

仕方なく、新秋津駅前の陸橋上から、253Fを後追いで撮影してみた。相変わらず、所沢駅12時ちょうど発だと思い込んでいる私。何ともお恥ずかしい話である。

このまま、入替作業を観察するため、いつもの陸橋へ。

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EF65 2084号機が既に待機していた。

時刻は12時05分。既にJR線内の牽引を担当する、EF65 2084号機が待機していた。私は、機関車の入替を見届けようと、陸橋上でそのまま待機することにした。

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秩父鉄道の貨物列車を撮影する 2021秋

西武鉄道の2000系廃車回送を撮影した11月2日、午後の撮影記です。

秩父鉄道の魅力の一つとも言える貨物列車。Twitterの書き込みによると、デキ105が、製造時のカラーである、茶色(ぶどう色)に塗り替えられ、10月26日から、貨物列車の運用に就いているとのこと。せっかく秩父まで来ているし、久しぶりに、秩父鉄道の貨物列車を撮っておきたい。

西武秩父駅構内「祭の湯」のフードコートで昼食を食べた後、秩父鉄道の御花畑駅へ。上り列車に乗り込み、和銅黒谷へ。目的地を和銅黒谷としたのは、大野原~和銅黒谷間にある貨物専用の武州原谷駅の状況を確認するため。列車が武州原谷駅を通過する際、お目当てのデキ105の姿を確認。これは、次の上り貨物列車に充当される可能性が高い。

和銅黒谷駅で下車した私は、線路に沿って、彩甲斐街道(国道140号線)を皆野駅方向へ向かって歩き出す。目指すのは、以前訪れたことがある、警報機も遮断器もない踏切。駅前から歩くことおよそ15分。目的地である踏切に到着。接近してくる列車に充分に注意しながら、撮影を開始する。

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デキ505が牽引する武州原谷行き7205列車。

15時10分、緑色のデキ505が牽引する武州原谷行き7205列車がやって来た。デキ505が緑色になってからは、これまで撮影会の会場だったり、客車列車の先頭に立つ姿だったりで、鉱石列車を牽引する姿を撮ったのは、もしかしたら、今回が初めてかもしれない。個人的には、茶色だった頃の姿 が好きだったのだが・・・

そして、7205列車通過から、およそ8分後。

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デキ105が牽引する三ヶ尻行き7106列車。

背後から、お目当てのデキ105が牽引する上り三ヶ尻行き7106列車がやって来た。この場所で最初に撮影したデキ505も、以前、茶色を纏っていたが、デキ105は白い帯も細く、この機関車と黒い貨車の組み合わせは、とても渋い。塗装変更後、早々に撮影は出来たが、光線状態の良いときに、改めて撮影したい。

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西武2000系 2063Fと2411Fが横瀬車両基地へ廃車回送される

11月2日、西武池袋線を中心に活躍してきた2063Fと、西武新宿線を中心に活躍してきた2両編成の2411Fが、横瀬車両基地へ廃車回送された。

既に40000系の今年度最終増備車である40157Fも入線しており、玉突きで、廃車となる車両がいつ出てもおかしくない状況。今回は、2016年に廃車となった2097F以来、5年ぶりとなる新2000系からの廃車発生となった。

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横瀬車両基地へ廃車回送された2063F。(2021年9月19日撮影)

2063Fは、1990年、東急車輛で製造された車両。東急車輛で作られた新2000系では、初の8両固定編成で、新宿線に投入されたものの、池袋線の4ドア化推進に伴い、2061Fと共に池袋線へ異動。以後、約30年に亘り、池袋線系統で活躍してきた。

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快速池袋行きとして、池袋線の複々線区間を行く。(2021年5月16日撮影)

しかし、30000系等の新型車両の投入により、新宿線から一緒に転じた2061Fや、その後に池袋線へ直接投入された所沢工場製の2065F、2067F、狭山線用に配属されていた4両編成の2531F、2533Fが新宿線へ異動すると、中期型と呼ばれるドアの窓が角ばった大型窓のタイプの車両は、池袋線では2063Fのみとなってしまった。

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急行飯能行きとして複々線区間を行く。(2021年5月16日撮影)

池袋線では、5年前に廃車となった2097Fと同様、異端車としての扱いだったのか、他の2000系で見られるような、パンタグラフの削減や座席へのスタンションポールの設置が行われておらず、車内は、扉付近へのつり革増設以外は、デビュー当時の面影を色濃く残している。撮影する側から見ても、パンタグラフが8両編成で6基上昇。そして、行先表示も幕式という事で、撮りがいのある車両であったが、この度、残念ながら廃車となってしまった。

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