中央快速線を走るE231系500番台の回送列車を撮影する
E235系電車の投入により、山手線を追い出されたE231系500番台車。
6扉車両の代替車両として、10号車に連結し、E235系へ編入された車両を除き、最終的には全編成が、中央・総武線の各駅停車に転用され、同線の主力車両となった。転用当時は、早朝・深夜時間帯に限り、中央線の武蔵小金井や立川まで乗り入れる運用もあったが、中央線快速電車のグリーン車連結に向けて、早朝・深夜時間帯の三鷹以西への乗り入れが、昨年3月のダイヤ改正で廃止されている。
しかし、車両メンテナンスの関係で、豊田車両センター武蔵小金井派出(旧武蔵小金井電車区)までは、不定期ではあるが入線することがある。私自身、通勤時に、中央線快速電車の車内から、黄色い帯のE231系が、武蔵小金井の留置線にいるのを見かけることも多々ある。
11月27日、私は、三鷹車両センターを見渡すことが出来る、三鷹跨線人道橋を訪れていた。古くから親しまれている跨線橋。太宰治ゆかりの地としても知らている古い跨線橋だが、この度、撤去することが決まってしまった。撤去時期については、まだ正式に決まっていはいないが、私にとっても、まだ車両センターではなく、三鷹電車区と呼ばれていたころ、169系やパノラマエクスプレスアルプス、地下鉄乗り入れ用の103系や301系を観察するために訪れていた、思い出の場所であり、この日は、久しぶりに、跨線橋上に立って、留置中の車両たちを撮影していた。
三鷹車両センターに集う車両たち。
E231系、そして特急「あずさ」「かいじ」用のE353系。JR世代の車両が集う三鷹車両センター。ここで撮影したのは何年ぶりだろう。そう考えていたころ、一番右側、中央線の線路を黄色の帯を纏うE231系500番台車が通過していった。突然のことで驚いてしまったが、改めて、撮影した画像をよく見てみると、確かに武蔵境駅方面からE231系500番台車が近付いてくるのが写っていた。
おそらく、メンテナンスのため、武蔵小金井へ行っていた車両が戻って来たのだろう。これまで、武蔵小金井方面から三鷹へ戻って来た車両は、三鷹駅の東京方にある引上げ線へ一旦入った後、三鷹車両センターへ入庫していた。しかし、中央線快速電車の12両編成化に伴うホーム延伸工事の関係で、この引き上げ線が使用停止となっており、中野駅7番線での折り返しに変更されているというのを、鉄道雑誌か何かで見た記憶があった。という事は、今から中野方面へ移動すれば、中野から折り返してくるE231系500番台の回送列車を撮れるかもしれない。
私は、急いで三鷹駅へと戻り、中央・総武線の各駅停車で、西荻窪へ移動。ホームの東京方先端で待つことにした。下りの快速電車にカメラを向けながら、待つことおよそ30分j。14時03分頃になるが、E231系500番台車の回送列車がやって来た。
快速線を走るE231系500番台車。
三鷹車両センターへ向けて、快速線を颯爽と走るE231系500番台車。この日、快速線を走行したのは、A531編成。LEDによる行先表示が写るように、シャッター速度は400分の1で撮影。8573Mと言う列車番号の表示も、しっかり写ってくれた。
三鷹へ向けて走り去るE231系500番台A531編成。
そして後追いも撮影。この日は土曜日。あえてA531編成がホームを完全に通過した後に、誰もいない快速線のホームを入れて撮影してみた。
A531編成の回送列車撮影後は、遅めの昼食を摂るため、西荻窪駅の改札を出場。駅近くの飲食店で昼食を食べた。
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