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秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その2

引き続き、4月2日の撮影記です。

武川駅で電気機関車の撮影を終え、「SL秩父錦号」の撮影に備えて、下り列車で移動を開始する。秩父鉄道の午後の上り列車を順光で撮れる場所となると、波久礼駅ぐらいしか思い当たる場所がない。お天気も良いので、光線状態の良い場所で撮りたいと思い、波久礼駅を目指すことにした。

武川駅から普通列車で約20分。波久礼駅に到着。この時点で時刻は14時14分。「SL秩父錦号」の通過時刻まで、1時間15分ほど余裕がある。波久礼駅と言えば、これまでは、駅に隣接した駐車場付近から、駅のホームを入れて撮るだけだった。この日、下りの「SL秩父錦号」は、思ったよりも良い感じに撮れていた(あくまでも自分目線で)ので、上り列車に関しては、ちょっと冒険してみようという気分になっていた。波久礼駅から樋口駅方向に10分ほど歩いたところにあるカーブ区間が、割と有名。しかし、この場所は、車の通行量の多い国道に沿っていて、車と被る可能性がかなり高い。でも、ここは、冒険心が勝って、その場所を訪ねてみた。

早速、歩道からカメラを構えてみるが、行楽シーズンと言うこともあり、渋滞が発生。この場所では、ちょっと撮り難そう。この時、焼鳥「省松」さんのマスターに見せていただいた写真を思い出す。少々、波久礼駅寄りに戻ると、国道と線路と高低差が生じており、その場所ならば、列車は、4両程度なら入りそう。そして、大型車両さえ来なければ、車も交わせる。早速、その場所まで戻り、先行車両で試し撮りすることにした。

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7800系7802Fによる羽生行き普通列車。

14時54分、7800系による羽生行き普通列車がやって来た。東急8090系の中間車を先頭車に改造。利用客減少に合わせて、2両編成でのデビューとなった。私も何度か7800系に乗車したことがあるが、実際に乗車すると、確かに2両編成でも充分かな?と思う事も多々あるが、春の行楽シーズンと言うこともあり、この列車に関しては、立ち客も多く見られた。

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5000系5003Fによる羽生行き普通列車。

15時23分、5000系による羽生行き普通列車がやって来た。5000系は、東京都交通局、都営三田線で活躍していた6000形を譲り受けた車両。秩父鉄道には、1999年に入線しているので、入線して既に23年。都営三田線には、新型車両6500形がまもなくデビューする予定で、6000形を置き換えた6300形も、追い出される立場になる。

この5000系も、いつまで、その姿を見ることが出来るだろうか。

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秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その1

およそ3週間前、4月2日の撮影記です。

秩父鉄道は、毎年、沿線の桜の開花に合わせて、急行車両1編成に「急行さくら号」のヘッドマークを掲出して運転している。今年も、3月24日から4月10日まで、6002Fに「急行さくら号」のヘッドマークが掲出された。

また、3月30日から4月4日にかけて、熊谷の老舗百貨店、八木橋百貨店で、「鉄道ワンダーランド2022」が開催されており、このイベントに合わせて、鉄道模型の大手メーカー、KATOがイベント限定品「東武鉄道ED4022タイプ 貨物列車セット」を発売することになり、この限定品購入と合わせて、4月2日に秩父鉄道の急行列車の撮影を企んだのだが・・・

Twitterの書き込みを見ると、限定品は販売数200とのことで、私が現地に出向く4月2日まで、在庫があるか微妙な状況。まあ、仮に買えなくても、4月2日なら、KATOの新製品トークショーがあるとのことで、撮影と乗り鉄を優先し、限定品は「買えればラッキー」と言う気持ちで現地へ向かうことにした。

自宅最寄りの西武多摩湖線八坂駅から、武蔵野線・京浜東北線・高崎線と乗り継ぎ、熊谷駅に辿り着いたのは午前9時。早速、秩父鉄道改札口へと向かう。3月12日のダイヤ改正を機に、秩父鉄道も、遂にICカード対応に。一部の駅には、自動改札機も導入されているが、見慣れないせいか違和感を感じる。私は、窓口で1日乗車券を購入。ICカードは使わずに、いざホームへ。

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熊谷駅の留置線に並んでいた急行「さくら号」と、フルラッピングトレイン「才色兼備」として運行中の7507Fの並び。

ホームに隣接した留置線には、幸先良く、この日の目的の一つである、急行「さくら号」のヘッドマークを掲出した6002Fと、フルラッピングトレイン「才色兼備」として運行中の7507Fが並んでいた。そして、才色兼備のラッピング編成である7507Fには、ICカード導入に合わせて、PASMOのヘッドマークが掲出されていた。

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改めて、急行「さくら号」のみを撮影。

「さくら号」そして「才色兼備」のラッピング車を撮り終えた後、9時24分発の三峰口行きに乗車。2駅先の石原駅を目指す。

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横瀬車両基地へ廃車回送された101系259Fと2000系2521F

では、ここで時計の針を1か月ほど前に戻したいと思います。3月26日の撮影記です。

3月22日に、横瀬車両基地へ廃車回送されてしまった2000系の2521F。この編成に関しては、廃車回送当日に執筆した記事でも触れているように、あまり意識して撮っていなかったため、最後に撮影したのが、半年以上も前となる昨年の7月31日と言う、なんともお恥ずかしい結果となってしまった。せめて、搬出される前に、横瀬車両基地内に佇んでいる光景は押さえておきたい。そう思い、廃車回送から最初の土曜日となった3月26日の午後、横瀬へ向かった。

そして、横瀬車両基地には、もう1編成。この記事のタイトルにもある、101系259Fも、3月6日に廃車回送されていた。259Fは、長年、多摩湖線で運用されていた車両で、私自身、20年以上、お世話になった車両である。国分寺駅へのホームドア設置に伴い、昨年2月に多摩湖線から撤退。活躍の場を狭山線に移していた。早い段階で、列車無線のデジタル化も実施しており、狭山線で、あと数年、走ってくれるかと思っていたのだが、コロナ禍による減便などの影響か、廃車となってしまった。

飯能駅から4000系の各駅停車に乗車し、横瀬駅に到着したのは14時28分。到着後、車両基地の解体線が見渡せる場所へ移動し、早速撮影を開始した。

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横瀬車両基地の解体線に入った259F。

廃車回送から20日が経過。この時点で、一部の部品が取り外されていた。

その後、公道に戻って、車両基地の搬入口付近へ移動。解体線に入った259Fを撮影してみた。

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解体線に入った259Fと2521F。

先程の場所からは確認できなかった2521Fだが、この場所からであれば、2521Fの姿をはっきりと確認できる。そして・・・

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更に別の角度から。

259F、2521F、そして2001Fの生き残り、クハ2001。萩山駅や拝島線の線内で顔を合わせたこともあった筈。それぞれの車両が、こんな形で横瀬車両基地で再会するとは・・・

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残り1編成となった東京メトロ7000系を撮影する

東京メトロ有楽町線・副都心線で、長年に亘り活躍を続けてきた、東京メトロ7000系。2006年から登場した10000系車両と合わせて、乗り入れ先の東急・東武・西武沿線でも、その雄姿を見ることができたが、老朽化により、2021年より、後継車種となる17000系への置き換えが始まり、10両編成は、一足早く2021年10月までに全廃。以後、8両編成が残っていたものの、17000系の8両編成の増備に伴い、急速に置き替えが進み、4月4日、7133Fが廃車回送されたことにより、ラストナンバーの7134Fを残すのみとなってしまった。

まさに風前の灯火。残り1編成となって最初の土曜日となった4月9日、昼前にスマホで7134Fが動いているか調べてみると、運良く運用に就いていることが解った。出来れば、3月12日のダイヤ改正で誕生した、西武線内が準急となる石神井公園行きで撮れないものかと、充当列車を調べてみたが、充当列車の中に、準急石神井公園行きは含まれていなかった。しかし、午後の1往復が、東横線内急行となることが判明。そこで、7134Fの急行列車を撮影すべく、東急東横線沿線へ。撮影地として選んだのは、都立大学~自由が丘間、通称「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれる有名撮影ポイント。上り列車を撮影すると、亀屋万年堂総本店の看板が背景に入ることから、「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれるようになったが、総本店のリニューアルにより、今は、亀屋万年堂の看板は写らない模様。時間的に上り列車は逆光となるが、LEDの行先表示を写すには好都合と考え、向かうことにした。

渋谷から東横線の特急列車で8分。自由が丘駅にたどり着いたのは、12時17分の事であった。ここから線路に沿って渋谷方向へ歩くことおよそ10分。通称「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれる都立大学3号踏切に着いたのは、7134F通過のおよそ25分前。この時点で、都立大学3号踏切に待機していた鉄道ファンの姿はなく、7000系狙いの人は居ないのか。そう思っていたのだが、通過10分ほど前には少しずつ人が集まってきた。

12時56分、7134Fによる急行和光市行きがやって来た。

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東急東横線、都立大学~自由が丘間を行く7134F。

自由が丘を発車し、急行列車として渋谷方面へ向かう7134F。東急東横線は、東京メトロ副都心線との相互乗り入れの開始に合わせて、特急列車は10両化されたものの、急行列車には、8両編成で運転されるものが残されている。乗り入れ先も含めて、各駅停車の運用が主体となる東京メトロ7000系の8両編成。LEDの行先表示もしっかり写っており、急行列車として颯爽と走る姿を記録することが出来て良かった。

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増備が進む17000系の80番台車。この日は17192Fが営業運転に就いているのを確認。

8両編成の7000系の淘汰を目指し、増備が進む17000系の8両編成、80番台車。17181Fから17195Fまでの15編成が製造される計画だが、既に17194Fまで到着済みとのこと。この日は、17192Fが営業運転に就いているのを確認している。東急東横線は、各駅停車が8両編成での運転のため、17000系の8両編成も見かける機会が多く、ご覧いただいている17192Fのように、副都心線へ入らず、渋谷で横浜方面へ折り返す列車にも充当されている。

亀屋万年堂カーブでは、50分ほど撮影を楽しんだ後、撤収。帰りは、自由が丘駅ではなく都立大学駅へ。渋谷方面へ向かう各駅停車に乗車し、祐天寺で途中下車。約10年ぶりに、鉄道ムード満点のカレーハウス「ナイアガラ」を訪れ、カレーライスを堪能した。

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E491系 中央快速線を検測

職場の同僚が、出勤途中に怪我をしてしまい、治療のため入院してしまいました。その為、私が、入院した同僚の仕事を引き継ぐこととなり、毎日、多忙な日々を過ごしております。その為、ブログの更新頻度が大幅に下がってしまいました。仕事の方は、少し落ち着いてきましたので、少しずつ、ブログの執筆を再開していきたいと思います。

久々の更新は、本日、4月7日の撮影記です。

いつもと同じく、中央線快速電車で勤務地の西荻窪へ。乗車した快速電車が、三鷹車両センターの横に差し掛かった時、車両センター内に白地に赤帯の電車が留置されているのを発見した。この車両の正体は、JR東日本、在来線の電化区間の軌道・架線・信号関係の検測を実施する事業用車両、E491系「East i-E」。定期的に、JR東日本管内の電化された在来線各線(新幹線との直通区間を除く)を検測しており、その模様は、これまでにも何度か弊ブログで取り上げている。

朝の通勤時間帯に、E491系が三鷹車両センター内に留置されているとなると、今日の検測区間は中央線か。早速、スマホを使って、DJ鉄道楽ナビにアクセスしてみると、やはり中央快速線の検測が行われるとのことで、高尾駅を11時ちょうどに出発し、東京駅に12時22分に到着する試9942Mが、昼休みに撮影出来そう。西荻窪駅の通過時刻は、11時57分頃と予想されるが、職員が一人離脱していることで、昼休みが交代制になっていることが幸いして、この時間帯には駅に行けそう。

と言う事で、昼休みを利用して、「East i-E」を撮影することに。西荻窪駅にたどり着いたのは11時50分頃のこと。緩行線ホームの吉祥寺方先端で「East i-E」を待つことにした。

11時56分、「East i-E」が見えてきた。早速、コンデジを使って撮影を開始する。

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中央快速線を検測するE491系「East i-E」

DJ鉄道楽ナビによると、試9942Mの三鷹駅通過時刻は11時54分。その1分前には、地下鉄東西線直通の西船橋行きが三鷹駅を発車しており、この東西線直通電車の西荻窪駅発車時刻は11時58分だったことから、もしかしたら、東西線直通電車に被られる、或いは、並走も有るのではないかと覚悟していたのだが、実際には、E491系「East i-E」の通過の方が早かった。

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近付いてきたところで、もう一度撮影。

被りも並走も無かったという事で、近付いてきたところでもう一度撮影。久しぶりのコンデジでの撮影だったが、思いの外、上手く撮ることができた。

この後、改札を出て、駅近くの笠置そばで昼食を食べた後、事務所へ。昼休みに鉄分補給をすることができた。

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