秩父鉄道 急行「さくら号」と「SL秩父錦号」を撮影する その1
およそ3週間前、4月2日の撮影記です。
秩父鉄道は、毎年、沿線の桜の開花に合わせて、急行車両1編成に「急行さくら号」のヘッドマークを掲出して運転している。今年も、3月24日から4月10日まで、6002Fに「急行さくら号」のヘッドマークが掲出された。
また、3月30日から4月4日にかけて、熊谷の老舗百貨店、八木橋百貨店で、「鉄道ワンダーランド2022」が開催されており、このイベントに合わせて、鉄道模型の大手メーカー、KATOがイベント限定品「東武鉄道ED4022タイプ 貨物列車セット」を発売することになり、この限定品購入と合わせて、4月2日に秩父鉄道の急行列車の撮影を企んだのだが・・・
Twitterの書き込みを見ると、限定品は販売数200とのことで、私が現地に出向く4月2日まで、在庫があるか微妙な状況。まあ、仮に買えなくても、4月2日なら、KATOの新製品トークショーがあるとのことで、撮影と乗り鉄を優先し、限定品は「買えればラッキー」と言う気持ちで現地へ向かうことにした。
自宅最寄りの西武多摩湖線八坂駅から、武蔵野線・京浜東北線・高崎線と乗り継ぎ、熊谷駅に辿り着いたのは午前9時。早速、秩父鉄道改札口へと向かう。3月12日のダイヤ改正を機に、秩父鉄道も、遂にICカード対応に。一部の駅には、自動改札機も導入されているが、見慣れないせいか違和感を感じる。私は、窓口で1日乗車券を購入。ICカードは使わずに、いざホームへ。
熊谷駅の留置線に並んでいた急行「さくら号」と、フルラッピングトレイン「才色兼備」として運行中の7507Fの並び。
ホームに隣接した留置線には、幸先良く、この日の目的の一つである、急行「さくら号」のヘッドマークを掲出した6002Fと、フルラッピングトレイン「才色兼備」として運行中の7507Fが並んでいた。そして、才色兼備のラッピング編成である7507Fには、ICカード導入に合わせて、PASMOのヘッドマークが掲出されていた。
改めて、急行「さくら号」のみを撮影。
「さくら号」そして「才色兼備」のラッピング車を撮り終えた後、9時24分発の三峰口行きに乗車。2駅先の石原駅を目指す。
9時04分、石原駅に到着。地下通路を通り、改札口へ向かう。秩父鉄道は、3月12日からのICカード導入と引き換えに、幾つかの駅が無人化されており。石原駅も、無人化された駅の一つ。1日乗車券を駅係員に見せることなく、改札口を通過する。
石原駅からは、三峰口方向へ5分ほど歩いた線路沿いの道へ。ここで、広瀬川原車両基地からやって来る、「パレオエクスプレス」の送込み回送を撮影する。
デキ201に牽引され、熊谷駅へ向かうSLパレオエクスプレス編成。
9時47分、デキ201が牽引するSLパレオエクスプレスの送込み回送がやって来た。2020年1月に黒色に塗装変更したデキ201。SLパレオエクスプレスの補助機関車となっていることから、通常は、熊谷~広瀬川原車両基地間の送込み回送でしか見ることができない。塗装変更により、渋さが増したこともあり、個人的には、鉱石列車の先頭に立つ姿も似合うのではないかと思うのだが・・・
なお、この時、後追いの撮影はしなかったが、C58 363号機に「秩父錦」のヘッドマークが掲出されているのを確認。折り返しも、この付近で撮ることにした。それまでの間、定期列車を撮影しながら、時間を潰すことに。
7505F「秩父三社トレイン」による羽生行き。
パレオエクスプレスの送込み回送通過からおよそ8分後。秩父鉄道創立120周年を記念したフルラッピング電車の第二弾、秩父三社トレインとして運行中の7505Fによる羽生行きがやって来た。
そして、この羽生行きが、石原駅で、下りの急行列車と交換する。この列車には、熊谷駅の留置線で留置中だった6002Fが充当される。
三峰口行き急行「秩父路3号」(後追い)
「急行さくら号」のヘッドマークを掲出した6002Fによる急行「秩父路3号」。長瀞の桜並木の下で撮っておきたい編成である。
急行列車の撮影を終えた後は、SL列車の撮影に備えて、線路沿いの道を、100メートルほど移動する。
7000系7001Fによる三峰口行き。
急行列車の通過から僅か3分。7000系7001Fによる三峰口行きがやって来た。東急8500系を譲り受けた7000系は、3両編成2本の少数派である。この7001Fは、8500系の先頭車をそのまま活用しているため、東急時代の面影を色濃く残している。
そして、この列車の後が、いよいよSL列車となる。
「SL秩父錦号」(パレオエクスプレス)
10時18分、「SL秩父錦号」がやって来た。煙の量が予想以上に多く、ここで撮影して本当に良かったと思う。
この後、徒歩で八木橋百貨店へ移動する。八木橋百貨店までは約2キロの道のり。Googleナビによると、約26分とのこと。スマホのナビに従って、八木橋百貨店を目指すが、八木橋百貨店まで、あと5分ほど到達できると言うところで、KATOの限定品「東武鉄道ED4022タイプ 貨物列車セット」は完売との情報をキャッチ。これは、「SL秩父錦号」を待たなければ購入できたのか? とりあえず、八木橋百貨店のイベント会場へ。そして11時からのKATO社員さんによるトークショウで、後日、追加で販売されることが発表され一安心。(一週間後、ホビーセンターカトーで購入できました!)
イベント会場で1時間ほど過ごした後、妻沼からの朝日バスに乗車し熊谷駅へ。妻沼と言えば、1983年6月1日に廃止された東武熊谷線を思い出す。熊谷線で活躍していた気動車の保存車両を、一度見に行ってみようと思いつつ、未だ行けていない。
熊谷駅到着後は、秩父鉄道改札口前の熊谷うどん、熊たまやで、うどんを堪能。そして、秩父鉄道に乗車し、秩父方面を目指すことに。秩父鉄道と言えば、SL列車の他に、貨物列車(鉱石列車)も魅力的なのだが、生憎、セメント工場のメンテナンス時期に重なり運休中。でも、何となく電気機関車の姿が見たくなり、まずは武川駅で途中下車をすることにした。
13時21分、武川駅に到着。改札口を出場し、歩道橋を渡って北口側へ移動する。
武川駅構内に留置中のデキ502とデキ302。
まずは、留置中の機関車を熊谷方から眺めてみる。この角度から黄色のデキ502と水色のデキ302の並びを撮影する。その後、線路沿いの道路から、留置中の機関車を1両ずつ撮影してみたが、光線状態を考えると、駅のホームからの方が良いと判断。再び駅に戻ることに。
歩道橋の上からヲキ100形を眺める。
構内には、ヲキ・ヲキフ100も1編成(20両)留置されていた。歩道橋の上から、積み荷がない状態を撮影してみた。
この後、ホームへ移動し、ホーム上から見える機関車を1両ずつ撮影していく。
デキ302
デキ303
デキ103
デキ507
ホーム上からは、ご覧のように、デキ302、303、103、507の4両を撮影することができた。そして・・・
留置中のヲキ、ヲキフ100
ヲキ、ヲキフ100の20両編成を撮影し終えたところで、下り列車が到着。上りの「SL秩父錦号」の撮影に備えて、再び移動を開始した。
その2へと続きます。
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