西武2000系 2059Fが横瀬車両基地へ廃車回送される
TwitterやFacebookからの情報となりますが、本日5月24日、新宿線系統で活躍してきた、2000系の2059Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。
8両編成の新2000系の廃車は、2097F、2063Fに次いで3例目。2022年度の40000系増備車が、まだ入線する前の段階での廃車発生となりました。
横瀬車両基地へ廃車回送された2059F(前8両)(2021年8月28日撮影)
2059Fは、1989年、所沢車両工場で製造された自社製造車両。所沢工場の製造工程の都合上、同年8月にクハ2059ーモハ2159ーモハ2160ークハ2060の4両が先行して落成し、暫定4両編成として出場。そして3か月後の11月に、残りの4両が落成し、8両固定編成に。4両編成として出場した当初より、新宿線に配属され、33年間の生涯を新宿線に捧げた車両であった。4両編成時代には、6両編成の2000系と組んで、拝島・西武遊園地行きの運用にも就いたことがあり、私自身、何度か、その運用で乗車したこともある。
行先表示器は、フルカラーLED化されているものの、パンタグラフは菱形パンタグラフを維持していた。2059Fの廃車により、新宿線で運行されている8両固定編成の2000系から、菱形パンタグラフが消滅したことになる。
小平~久米川間を行く2059F(前8両)(2022年4月17日撮影)
廃車回送前、最後の土日となった5月21日と22日は、2日続けて、新宿線の快速急行の運用に入った。まさに、最後の花道だったのだろう。ちなみに、私自身、2059Fを最後に撮影したのは、4月17日の事。この後の列車の撮影に備えて、シャッター速度の設定を640分の1にしていたため、正面の行先表示器の文字が崩れてしまった。
暫定的な4両編成としてデビューしてから、まもなく33年。2059Fデビュー当時16歳だった私も、今年の誕生日が来れば49歳。新2000系の廃車報道を目にする度に、自分も年を取ったと感じるようになってしまった。
2059F、長い間、お疲れ様でした。
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