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西武2000系2513Fが小手指車両基地へ貸出 狭山線の運用に就く

4月15日から16日にかけての撮影記です。

国分寺駅へのホームドア導入により、多摩湖線から追い出された101系ワンマン車の新たな活躍の場となった狭山線。3月のダイヤ改正では、プロ野球の公式戦が開催されなければ、休日の午後にも101系が運用されるようになり、少しだけ活躍の場が広がったのだが・・・

ダイヤ改正を前に、259Fが廃車となり、小手指車両基地には、事業用車両兼任の263Fと、多摩川線共通予備2編成を合わせた3編成体制となってしまった。3編成あれば、通常は問題ないのだが、およそ3か月に一度実施されている、多摩川線の車両交換時には、前後1週間ほど、101系ワンマン車が2編成離脱してしまうため、狭山線の運用に就く4両編成が不足してしまう。1週間ぐらいならば、足りない分は、8両編成を走らせるのかと思っていたのだが、4月12日、新宿線の2511Fと2513Fが小手指車両基地へ回送されたという目撃情報をTwitterで発見。そして翌日には、2513Fが狭山線での運行を開始した。

と言うことは、多摩川線の甲種輸送が、近々実施されるのか?

実は、今回の多摩川線の甲種輸送、鉄道雑誌の原稿締切日の都合か、4月15日発売の鉄道ダイヤ情報5月号にも掲載されなかった。その為、2000系4両編成2本の小手指貸出と言うTwitterの目撃情報から、多摩川線の甲種輸送が近いことに気付くと言う状況で、翌13日の帰宅時に、白糸台車両基地へ立ち寄り、251Fが甲種輸送の準備をした状態で留置されているのをこの目で確認した。

2513Fが狭山線で走り始めたという事は、白糸台同様、小手指でも甲種輸送に向けて準備が始まった証。およそ1年ぶりとなる、4両編成4ドア車による狭山線の運用をこの目で確認したい。4月15日の帰宅時、狭山線まで足を伸ばすことにした。

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西武球場前駅1番ホームに停車中の2513F。

職場のある西荻窪から中央線で国分寺へ。そして、多摩湖線・山口線レオライナーと乗り継ぎ、西武球場前駅に辿り着いたのは19時18分。山口線のホームから改札口へ向かう通路を歩いていると、1番ホームに2513Fが入線してきた。

小手指車両基地には、2021年3月まで、狭山線用として2501F、2503F、2513Fが配属されており、今回の2513Fの貸し出しは、まさに里帰りと言える。

西武球場前駅で2513Fを撮り終えた私は、同編成に乗り込み、西所沢へ向かう。途中駅の下山口では、下りの西武球場前行きと交換するのだが、西武球場前行きよりも先に下山口駅に到着したので、ホームに降りて、交換シーンを撮影することにした。

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ツートンカラー249Fの西武球場前行きと下山口駅で交換。

下りの西武球場前行きは、ツートンカラーの249Fが充当。新101系ツートンカラーと2000系の交換シーンを撮影することができた。

撮影を終えた私は、再び2513Fの西所沢行きに乗車し、終点の西所沢へ。折り返し時間を利用して、2513Fを動画で撮影することに。


方向幕が回転する様子を動画で撮影。

2513Fは、今回の貸し出しに際して、方向幕の交換は行っていない。元々、新宿線の車両も、野球開催日には、臨時列車として、西武球場前まで入線することがあるため、「西所沢」と「西武球場前」は、方向幕に含まれているため、狭山線限定と言う事であれば、新宿線の方向幕のままでも運用に就くことが出来る。今回、西所沢駅での撮影を動画にしたのは、新宿線の方向幕のまま、狭山線の運用に就いていることを、記録するためである。

そして翌日。多摩川線へ向かう245Fの甲種輸送を撮影するために外出したが、西武線アプリで、狭山線に4両編成の2000系が走っているのを確認できたので、所沢~新秋津間の撮影ポイントへ行く前に、西所沢付近で2513Fを撮影した。

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翌日も狭山線の運用に就いていた2513F。

西所沢駅に降り立った私は、まず、狭山線の西所沢3号踏切へ。

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折り返し、西武球場前へ向かう2513F。

そして、折り返しの西武球場前行きは、狭山線の西所沢4号踏切で撮影。手短に撮影を終わらせて、多摩川線へ向かう245Fの甲種輸送の撮影に向かった。

多摩川線の甲種輸送に合わせて貸し出された2513F。甲種輸送終了後は、速やかに新宿線へ戻ってくると思っていたのだが、甲種輸送により、小手指へ戻って来た251Fが、武蔵丘検修場へ入場した為、5月に入ってからも代走は続いている。そして、2513Fと一緒に、小手指車両基地入りした2511Fは、運用に就くどころか、「使用休止中」の札を出した状態で、小手指車両基地内に留置されているとのこと。2513Fの代走はいつまで続くのか? そして2511Fは、この先どうなっていくのか。とても気になっています。

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