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西武40000系40158Fの甲種輸送を撮影する

6月19日の撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を3編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第1弾となる、40158Fが製造メーカーである川崎重工業の兵庫工場で落成し、6月16日から19日にかけて甲種輸送が実施された。

今年度最初の40000系の甲種輸送という事で、当初は、首都圏エリアに突入する6月18日から撮影を始めるつもりでいたのだが、このところの心労が重なり、西武線の線内に入って来る6月19日のみ、撮影に出掛けることにした。7時50分、自宅を出発。国分寺・武蔵境と経由して是政へ。この日、まず最初の撮影地として選んだのは、西武多摩川線是政駅からも近い、武蔵野線の多摩川橋梁である。天気は快晴。正面には日が当たらないが側面には日が当たる橋梁の東側か、思いっきり逆光になる橋梁の西側か、どちらで撮るか悩みながら現地へ。最終的に、逆光にはなるものの、障害物が少ない西側から狙うことにした。

9時13分、前方より40158Fの甲種輸送が近付いてきた。早速、撮影を開始する。

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EF65 2096号機に牽引され、多摩川橋梁を行く40158F。

この日、40158Fの甲種輸送を担当したのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2096号機。昨年度の新造車の甲種輸送の場合、3日間通しで同じ機関車が牽引するパターンになっていたが、今回は、横浜羽沢駅で1泊する際に、前日までとは違う車両が送り込まれていた。ちなみに、前日までは、同じく国鉄色のEF65 2067号機が牽引を担当している。

この後、40158Fの甲種輸送の後を追うように貨物列車がやって来る。そこで、もう暫く、この場に留まり、貨物列車を待つことにした。

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EF210-131号機が牽引する、岩国発越谷貨物ターミナル行き5082列車。

40158Fの甲種輸送通過から10分後、岡山機関区に所属するEF210-131号機が牽引する、岩国発越谷貨物ターミナル行き5082列車がやって来た。この列車、ダイヤ改正前と変わらず、岡山機関区に所属するEF210が担当しているが、始発駅が、今回のダイヤ改正で広島貨物ターミナルから岩国に変更されていた。

EF210牽引の貨物列車を撮影した後は、是政駅まで戻り、武蔵境、西国分寺を経由して新秋津へ。西国分寺駅で、武蔵野線への乗り継ぎが上手くいかず、列車1本分、丸々待たされたため、新秋津に到着したのは、10時33分。昨年度に増備された40000系の甲種輸送の場合、新秋津まで牽引してきた機関車の回送の発車時刻は、10時27分頃だったため、もう機関車は居ないと思っていたのだが、まだ受渡線に停車していた。しかし、機関車の前照灯は点いた状態だったため、5分以内には発車するものと判断し、駅前の陸橋上から、機関車の単機回送を撮ることにした。

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任務を終えて、新座貨物ターミナルへ向かうEF65 2096号機。

新秋津駅前の陸橋で待つことおよそ4分。10時39分頃になるが、任務を終えたEF65 2096号機が新秋津を後にした。

この後、西武線線内を牽引する263Fの入替作業が始まる。私は、このまま陸橋に残り、263Fの入替作業も、ここで観察することにしたのだが・・・

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一旦引き上げた後、40158Fに近付いていく263F。

EF65 2096号機が走り去ってから4分後、263Fの入替が始まった。新秋津駅手前まで引き上げてきた263Fは、この場所で3分ほど停車した後、10時47分、40158Fに向けて、ゆっくりと動き出した。

この後、側道を進んで、263Fと40158Fの連結面を確認する。

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263Fと40158Fの連結部分。

そして、更に側道をまっすぐ進む。これまでの40000系の甲種輸送と同様に、西武線線内の輸送は、1~5号車と6~10号車の2回に分けて行うため、5号車と6号車との間で切り離し作業が行われる。

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関係者が見守る中、5号車と6号車との間で切り離し作業が進む。

5号車と6号車との切り離し作業が終わるまで、この場所で観察しようと思っていたのだが、この時点で時刻は11時12分。1回目の輸送は、所沢陸橋付近で撮影しようと思っていたため、切り離し作業の観察を途中で打ち切って秋津駅へ。11時27分発の飯能行きに乗り込んで所沢へ。更に、所沢駅から徒歩で所沢陸橋へ。なんとか上り線側のコインパーキング付近へ先回りすることができたが、ギリギリの到着となったため、待機している人も多く、ライブビュー機能を使って撮ることにした。

そして、3分後、11時46分頃になるが、263F+40158Fの1~5号車が近付いてきた。早速、ライブビュー機能を使って撮影に臨んだのだが、ピントを外し撮影失敗。気を取り直して、後追いを撮ることに。

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連絡線を行く40158Fの1~5号車と40153Fの飯能行き。

輸送中の横を、既に営業運転に投入されている40000系ロングシート車による飯能行きが軽やかに通過。タイミング良く40000系が来てくれて良かったと思う。

この後、40000系の甲種輸送の撮影から一旦外れて、別の目的地へ移動。そして、そこでの目的を終えた後、再び2回目の輸送の撮影に向かう。時間的に、結構ギリギリのタイミングとなってしまったため、沿線の撮影地には向かわずに、小手指駅で待ち伏せすることにした。

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小手指駅1番ホームに入線する263F+40158Fの6~10号車。

15時36分、263Fに牽引された40158Fの6~10号車が、小手指駅1番ホームに到着した。上りホームの方が人も多かったため、人が少ない下りホームで待機していたのだが、くねくね曲がって、1番ホームに入線する光景を撮ることが出来て大満足。

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長旅を終えて、小手指車両基地へ入っていく40158Fの6~10号車。

1番ホームに到着した40158Fの6~10号車は、1番ホームで1分少々停車した後、小手指車両基地へ向けて、ゆっくりと進んでいった。

2022年度増備車第1弾、40158Fの到着により、2000系の廃車が更に加速することになるものと思われる。2000系の記録も、更に本腰を入れていかないと・・・

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コメント

ようやく、40000系のLONGシート固定車・8編成目の40158F〜40058Fが小手指車両基地にやってきました。現在は、10両組成済みと思われます。あとは所属先を決めるドアシール貼付けです。果たして池袋線所属か?新宿線所属か?

投稿: ナカジ | 2022/06/20 22:00

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