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西武多摩川線へ向かう101系251Fの甲種輸送を撮影する

9月10日の撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2022年第4回目の甲種輸送が、9月10日から11日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から赤電カラーの253Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、近江鉄道カラーの251Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る253Fは、昨年10月30日から31日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから約11か月ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう251Fは、今年4月16日から17日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ5か月ぶりに多摩川線へ向かうことになる。

まずは、本題に入る前に、今年6月4日に撮影した画像をご紹介したいと思います。

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「西武・電車フェスタin武蔵丘検修場」開催に合わせて、飯能~高麗間の臨時列車に充当された251F。(2022年6月4日撮影)

武蔵丘検修場の公開イベント、「西武・電車フェスタin武蔵丘検修場」が、今年も6月4日に開催された。コロナ禍での開催と言う事で、西武線アプリによる事前申込制で行われたが、このイベントに合わせて、飯能~高麗間に101系を使用した臨時列車が運転された。この時点で、小手指車両基地には、ツートンカラーの245F、近江鉄道カラーの251F、事業用車兼任の263Fの3編成がいたが、この臨時列車に充当されたのが、近江鉄道カラーの251Fだった。

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東飯能~高麗間を行く251F。(2022年6月4日 武蔵丘検修場職員通路より撮影)

電車フェスタの入場整理券を無事にゲットしたこともあり、この臨時列車を飯能駅付近と、電車フェスタ入場整理券を入手できた人が通行できる、武蔵丘検修場への職員通路から撮影してみた。本線側に戻って来た多摩川線の車両が、通常、営業運転で走行するのは狭山線のみ。この日は、臨時列車として、飯能~高麗間を走行。久々に池袋線の飯能以遠を走った251Fは、「梅雨の晴れ間の大冒険」と言った感じ。改めて、近江鉄道カラーが青空に生えることを実感した1日だった。

9月10日、多摩川線に向かう251Fの甲種輸送を撮影するため外出する。251Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。11時頃に所沢駅に到着した私は、所沢陸橋へ向かう。駅東口に降り立つと、ちょうど清瀬駅行きのバスが発車するところであった。気温も上昇しており、歩くのもしんどく感じてしまったので、停車していたバスに乗車し、2つ目の茨原前で下車。ここまで運賃100円と言うのは有り難い。

バス停から歩くこと約3分。所沢陸橋に到着。前回、4月16日に実施されたツートンカラーを纏う245Fの甲種輸送の時は、黄色単色+ツートンと言う事で人も多かったが、到着した時点では人も少なめで、良い位置で待機することができた。とは言え、通過時刻が近付いてくると、徐々に人が集まって来た。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう251F。

現地到着からおよそ35分。11時53分頃になるが、263F+251Fが所沢陸橋に近付いてきた。背後からは、池袋へ向かう001系ラビューが迫っている。少しタイミングがずれていれば、並走していたかもしれない。

この後、私は、撮影地から歩いて5分ほどのところにある、山田うどん食堂の本店へ。ここで昼食を食べた後、近くのバス停から、東所沢駅行きの西武バスに乗車し、和田安松バス停で下車。武蔵野線の下安松架道橋へ向かう。完全な逆光となってしまう場所であるが、人気撮影地だけあって、この日も、それなりに人が集まっていた。

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EF210-11号機が牽引する宇都宮貨物ターミナル行き4091列車。

13時40分、岡山機関区に所属するEF210-11号機が牽引する、宇都宮貨物ターミナル行き4091列車がやって来た。甲種輸送通過の約10分前にやって来る石油輸送列車。シングルアームパンタの車両を見慣れているだけに、下枠交差型パンタグラフを搭載した車両が来ると、何となく嬉しくなる。

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EF65 2092号機に牽引され、新座貨物ターミナルに向かう251F。

4091列車通過からおよそ10分後。13時50分頃になるが、新座貨物ターミナルへ向かう251Fの甲種輸送列車がやって来た。この日、251Fを八王子まで牽引するのは、EF65 2092号機だった。

撮影後、再び、和田安松バス停へと戻り、バスで所沢駅へ。

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役目を終えて、所沢駅に停車中の263F。

14時20分頃、所沢駅4・5番ホームに向かうと、役目を終えて戻って来た263Fが、ホームのない6番線に停車していた。

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所沢駅で一休み。

ホームドアもあり撮影し辛くなっていることもあり、ここでの撮影は、最小限に留めて2番ホームへ移動。新宿線の上り列車に乗り込み、東村山へ。東村山からは国分寺線を乗り通し、更に国分寺からは中央線に乗り換えて、日野へ移動。多摩川の河川敷へ向かった。お天気も良く、上り線側から撮れば順光で撮れると思い、この場所を選んだのだが・・・

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多摩川橋梁を渡るEF65 2092号機+251F。

現地到着から約10分。15時44分頃になるが、EF65 2092号機に牽引された251Fの甲種輸送列車がやって来た。日頃の行いが悪いのか、残念ながら、甲種輸送の通過の瞬間だけ陰ってしまった。

この後、日野駅へと戻り、中央線の下り電車に乗車。八王子駅へ。251Fの入替は既に終わっていて、いつもの留置線に押し込まれていた。乗車してきた中央線の下り電車の発車を待って、ホーム上から留置線に入った251Fを撮影してみる。

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HD300-34号機によって留置線に押し込まれた251F。

HD300によって留置線に押し込まれたのはいつも通りの事だが、この日は、251Fと並んで、見慣れない車両が留置されていた。この車両は、東京メトロの18000系。半蔵門線用として増備が進められている車両で、山口県の日立製作所で作られた車両である。前日の9月9日に、甲種輸送で八王子駅に到着。ここまで10両編成で運ばれてきた。ここから先、横浜線に入り長津田へ向かうのだが、長津田駅構内の有効長の関係で、ここから先は5両ずつに分割して運ばれることになっており、この日、翌日分として残された18000系の5両と、西武多摩川線に向かう251Fが、八王子で並んだ。

続いて、横浜線のホームへ移動。ここまで251Fを牽引してきたEF65 2092号機を撮影する。

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役目を終えて、新鶴見機関区へ戻るEF65 2092号機。

横浜線ホームを歩いて、EF65に近付くと、既に信号機は青になっていた。私は、急いでEF65 2092号機にカメラを向ける。そして、16時31分、EF65 2092号機は、新鶴見機関区へ向けて走り出した。

この後、私は、改札口を出場し、駅の南口へ移動する。絶対出会う事がないであろう、東京メトロ18000系と、西武101系251F。この並びは、どうしても撮っておきたい。公道を歩きながら、ようやく撮影出来そうな場所を発見。持参していた一脚にカメラを固定し、更にリモートライブビュー機能を使用して撮影してみた。

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西武101系251Fと東京メトロ18000系18110Fとの並び。(一脚とリモートライブビュー機能を使用して撮影)

20分ほど悪戦苦闘して、ようやく撮れた西武101系と東京メトロ18000系との並び。撮影をしながら、翌朝、多摩川線から戻って来る赤電カラーの253Fも、この位置で、東京メトロ18000系と並んでくれるだろうか。そんな事を考えてしまった。

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