防災の日 正午の飯能駅
本日、9月1日は、防災の日。
西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。
私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は木曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち1日を、この9月1日に充てた。
さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考えるようになった。そこで、今回は、優等列車が停車する駅にしよう。時刻表や西武線アプリ等を見て検討した結果、12時01分に特急「ちちぶ24号」が飯能駅に到着することになっており、東飯能~飯能間で正午を迎えるのではないかと予想。2022年防災の日の観察は、飯能駅で行うことにした。
防災の日企画で飯能駅を訪れたのは初めて。早めに現地入りして、観察場所をどこにするか検討することに。ホーム上の発車案内器を見ると、4番ホームには暫くの間、列車が入って来ないことが解った。そこで、4番ホームの車止め側から観察を行う事とした。
そして、時刻は正午を迎えた。12時01分、5番ホームに特急列車接近の放送が入るが、列車が見えてこない。予想通り、東飯能~飯能間の駅間で、正午を迎え停車したようである。
飯能駅5番ホームに到着した池袋行き特急「ちちぶ24号」
12時03分、2分遅れで「ちちぶ24号」が飯能駅に到着した。所定ダイヤでは、3分間停車し、その間に乗務員が交代し、池袋へ向けて走り出す。飯能駅では、列車の向きが変わるため、待機している乗務員さんは車掌さん。
乗務員さん同士で引継ぎ中。
短い停車時間を利用し、乗務員さん同士の引継ぎが行われた後・・・
1分遅れで飯能駅を発車する「ちちぶ24号」
12時05分、所定の1分遅れで飯能駅を発車。池袋へ向けて走り出した。
この後、飯能駅5番ホームには、池袋からの特急「ちちぶ13号」が到着する。この列車は、12時ちょうどに入間市駅に到着し、1分間停車した後、12時01分、入間市駅を発車。12時08分に飯能駅に到着することになっていた。入間市駅で正午を迎えているため、運転再開後、最初の停車駅が飯能駅となることから、この列車も観察することに。
飯能駅に到着する西武秩父行き特急「ちちぶ13号」
12時09分、「ちちぶ13号」が所定より1分遅れで、飯能駅に到着した。正午を迎えた場所が所定の停車駅だったこともあり、遅れも1分程度で済んだようである。
短い停車時間を利用して乗務員交代。
この列車に関しても、この場所に待機していたのは、飯能~西武秩父間を担当する車掌さんのみ。引継ぎを済ませた後・・・
西武秩父へ向けて出発。
12時10分、定刻通り、飯能駅を発車。西武秩父へ向けて走り出した。
と言う訳で、今年の防災の日の列車一斉停止訓練の観察は、「ちちぶ13号」を見送ったところで終了とした。考えてみれば、特急列車は、飯能駅で必ず乗務員が交代する。駅への伝達事項があれば、乗務を終えた乗務員が直接すれば良いという事なのだろう。昨年からの疑問は解決しないまま、来年に持ち越しとなってしまった。
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