１８５系で運転 品川発品川行き団臨を撮影する

９月１７日の撮影記です。

２０２１年３月のダイヤ改正で定期運行が終了し、臨時列車のみでの運転となってしまったＪＲ東日本の１８５系電車。この日、「緑色のストライプに熱狂　ひたすら１８５系」と称した団体臨時列車が運転された。品川駅を８時５７分に出発し、横須賀線・総武本線・成田線・常磐線・武蔵野線・中央本線・南武線・武蔵野貨物線・東海道本線などを経由し、１８時２１分に品川駅に戻ると言う、１８５系に約１０時間乗り通すという列車である。雑誌やＳＮＳ上では、品川駅の出発時刻と到着時刻ぐらいしか掲載されていないが、おそらく１３時頃には、武蔵野線の新秋津駅を通過するだろうと予想。武蔵野線と中央線の線内で撮影することにした。

台風の接近に備えて、午前中は買い物に出かけ、昼過ぎから外出。まずは新秋津駅へと向かった。１３時１３分、新秋津駅に到着する。下りホームの先端には、１８５系の到着を待つ先客が３名。先客の邪魔にならない場所で、１８５系を待つことにした。

ホームで待つことおよそ２０分。１３時３４分になるが、１８５系の団臨がやって来た。


新秋津駅に進入する１８５系Ｂ６編成の団臨。

品川発品川行き。１８５系乗り通しの団臨は、この新秋津駅の中線で２０分ほど停車するとのこと。実は、この直前に、下りの東京行きが出発しており、被られてしまうか冷や冷やしたが、中線に入線と言う事で、１８５系は速度を落として走行しており、無事撮影することができた。


新秋津駅中線に停車した１８５系Ｂ６編成。

入線シーンを撮った後、今度は停車中の１８５系Ｂ６編成を撮影する。装着していたレンズの関係で、ここではスマホを使用しての撮影となったが、停車中の１８５系の後ろに新秋津駅の駅名票を入れて撮影してみた。

手身近に撮影を済ませた私は、１８５系の団臨に先行して移動するため、武蔵野線の上り列車に乗車する。西国分寺で中央線に乗り換えて、向かったのは日野。駅から１０分ほど歩いて、多摩川の河川敷へ向かった。河川敷には、１８５系目当ての方達が３０名ほど集まっていたが、キャパが広いので、撮影場所を確保することができた。


Ｅ２３３系Ｔ７１編成による大月行き。

河川敷到着から約８分。Ｅ２３３系Ｔ７１編成による大月行きがやって来た。Ｔ７１編成は、グリーン車連結準備工事並びに４号車へのトイレ設置工事に伴う運用離脱車両の穴埋めとして、２０２０年６月、中央線快速電車用のＥ２３３系としては、１２年ぶりに新製投入された車両。各車両にラジオアンテナが設置されていなかったりと、既存車両とは微妙な違いが見られる車両である。４号車にトイレが設置された編成も増えてきたことから、トイレなしの１０両固定編成も撮っておこうとカメラを向けたら、偶然にもＴ７１編成だった。


多摩川橋梁を通過する１８５系Ｂ６編成。

そしてＴ７１編成による大月行きの通過から２分後。１４時２０分になるが、１８５系Ｂ６編成による団臨がやって来た。

１８５系Ｂ６編成の団臨は、この先、豊田駅で折り返すことになっている。Twitter上に上がっていた情報では、豊田駅は１４時２３分に到着。ここで６分間停車した後、１４時２９分には立川方面へ折り返すことになっていた。そこで、多摩川橋梁の下を潜って、上り線側の河川敷へ移動。後追いとなるが、ここで、豊田から折り返してくる１８５系Ｂ６編成を待つことにした。

豊田駅での折り返し時間は６分。途中、無停車であれば、最短で約１０分後には戻って来る。そんな思いで待っていたのだが、なかなか戻ってこない。どうやら、日野駅手前にある待避線に入った模様。


Ｅ３５３系による特急かいじ２８号。

河川敷で待つこと１５分。新宿行きの特急列車、かいじ２８号がやって来た。１８５系もそろそろか。そう思っていると・・・


多摩川橋梁を通過し、立川へ向かう１８５系Ｂ６編成。

かいじ２８号の後を追うように、１８５系Ｂ６編成の団臨がやって来た。

１８５系Ｂ６編成の団臨は、立川から南武線へ。更に府中本町から武蔵野貨物線を経由し、横須賀へ向かうとのことだが、この後のスケジュールの都合もあり、撮影は、多摩川橋梁で終了とした。そして、私は、日野駅へと戻り、駅近くのラーメン店で遅めの昼食を食べた後、上りの特別快速に乗り込み、東京方面へ向かった。