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西武池袋線 曼殊沙華輸送を観察する

9月25日、午後の撮影記です。

急ぎの電話による予定変更を余儀なくされた私。色々な場所に立ち寄りながらも、この日、小平駅から向かった先は飯能駅である。

西武線沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華。花の開花に合わせて、9月17日から10月2日まで、巾着田曼殊沙華まつりが開催されており、期間中は、飯能~高麗間への臨時列車の運転、一部の下り特急列車の高麗駅臨時停車が実施される。

新型コロナウイルスの影響により、巾着田曼殊沙華まつりは、3年ぶりの開催。そして、曼殊沙華の臨時列車観察も、国分寺駅から高麗駅までの直通列車が運転された2015年
以来行っていなかった。久しぶりに、曼殊沙華関連の臨時列車を見に行くことにした。

11時49分、飯能駅に到着した私は、ここから臨時列車で高麗へ向かうことに。次の高麗行き臨時列車は、11時52分に飯能駅を出発する。本来ならば、既に高麗行きは入線済みの筈だが、この時点でまだ入線していない。西武線アプリで確認すると、高麗からの飯能行き臨時列車が3分遅れで運転しており、東飯能付近を走行中だった。

11時52分、高麗からの飯能行き臨時列車が飯能駅に到着した。早速、乗車したいところではあるが、まずは、短い停車時間を利用して、乗車前に臨時高麗行きを撮影することにした。

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飯能駅に停車中の高麗行き臨時列車。

この日、飯能~高麗間の臨時列車に使用されていたのは、4000系4003F。4両編成での運転と言う事で、ワンマン運転だった。コロナ前、かつては、定期列車、臨時列車共に、休日は8両編成に統一していた年もあるだけに、臨時列車も4両編成ワンマン運転と言うのは、やや寂しさも感じてしまうが、3年ぶりの曼殊沙華まつり開催と言う事もあって、西武鉄道を利用して、どの程度の人が訪れるのか、まだ手探り状態と言えるかもしれない。

撮影後、高麗行きの臨時列車に乗り込む。車内は、隣の東飯能駅に停車すると、空いていた座席もほぼ埋まるほどの乗車率であった。そして、飯能駅から僅か7分で終着の高麗駅に到着。列車は、上りの2番ホームに入線し、そのまま折り返しの臨時飯能行きとなるのだが、朝から巾着田を訪れて、一通り見物を終えて帰るお客さんが、結構並んでいた。

さて、高麗駅へ来たのは、この後の特急「ちちぶ13号」の臨時停車を見ることだった。到着時刻まで、まだ10分少々余裕があった。「ちちぶ13号」撮影後は、すぐに飯能へ折り返す予定だったため、この時間を利用して、予め改札口を出場。駅前のトイレに立ち寄った後、再び改札口を入場し、ホームへ向かう。その際、改札口を入ったところで、こんな掲示物が目に入って来た。

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来年も高麗でお待ちしています!

曼殊沙華まつりは、3年ぶりの開催。普段は静かな高麗駅が、連日、これだけ賑わうのは、久々と言う事なのかもしれない。来年も高麗でお待ちしています!来年は、コロナが収束し、今年以上に多くの観光客が訪れることを、私も祈念したいと思います。

さて、ホームに上がった私は、西武秩父方の先端へ向かい、特急列車の到着を待つことに。

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特急「ちちぶ13号」高麗駅到着。

12時18分、定刻より3分遅れて、「ちちぶ13号」が高麗駅に到着。この日、「ちちぶ13号」に充当されていたのは、001系のE編成。まずは停車前に進入シーンを撮影し・・・

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高麗駅の駅名票を入れて。

続いて、ホーム上の駅名票が見える位置へ移動し、高麗駅の駅名票と開いている扉を入れて撮影してみる。この日、高麗駅に臨時停車する特急列車は、この「ちちぶ13号」が最終となるが、思っていた以上に降車する客が多く感じられた。以前は、上りの特急も臨時停車があったが、今年は下りのみ。ホームで上り列車の到着を並んで待っている乗客の姿を見ると、上り特急も臨時停車させてもいいのではないか。そう感じた。

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運転士さんも後方を確認。

そして再びホームの先端へ。ホームがカーブしている高麗駅。扉を閉める際には、運転士さんも後方を確認していた。こんなシーンも、駅に停車しているから見られること。

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高麗駅を発車。一路、西武秩父へ向かう「ちちぶ13号」

最後は、西武秩父へ向けて走り去る「ちちぶ13号」を、ホームの先端から後追い撮影してみた。

この後、私は、高麗駅12時23分発の各駅停車飯能行き5028列車に乗り込み、飯能へと向かうが、この列車も5分遅れでの運転だった。

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高麗駅に進入する各駅停車飯能行き5028列車。

この日、5028列車に充当されていたのは4023F。8月10日に武蔵丘検修場を出場。まだ出場から2か月も経過していないことから、車体や足回りの一部が再塗装されており、美しい姿を保っていた。

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西武秩父行き5025列車と交換。

私は、5028列車の高麗駅進入シーンと5025列車との並びを撮影してから乗車するが、この列車も、巾着田からの帰りのお客さんたちで、混み合っていた。2扉車だけに乗降に時間がかかっており、増発はしているものの、4000系の4両編成だけで対応するのは、ちょっときついのではと感じた。

5028列車で飯能駅まで移動した私は、飯能駅から5分ほど歩いて、元加治13号踏切へ。ここで、高麗行きの臨時列車を撮影することにした。

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飯能駅を発車する高麗行き臨時列車。

12時54分、4003Fによる高麗行き臨時列車が飯能駅を発車。この列車についても2分遅れでの運転だった。

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後追い。

この後、駅近くの飲食店で昼食を食べた後、10分ほど歩いて、東飯能~高麗間の駅間へ移動。順光で撮れる場所を見つけたので、高麗行きの臨時列車を撮影した。

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東飯能を発車。高麗へ向けて駆け抜ける4003F。

私が訪れたのは、東飯能駅に近い、東飯能2号踏切。多少、障害物はあるものの、4両編成ならば、編成もピッタリ収まり、良い踏切でした。まずは、東飯能駅13時54分発の高麗行きを撮影してみたが、急に曇ってしまい撃沈。そこで30分後の高麗行きを狙うことにしたが、ご覧のように、最高の状態で来てくれた。

この撮影を以て、曼殊沙華関連の臨時列車の撮影を終了とした。

撮影後、改めて4003Fの画像を見てみると、屋根上の列車無線アンテナが更新されていないことに気付いた。実際に乗車すると、デジタル列車無線には対応しているので、問題はない。一方、定期列車に使用されていた4023Fに関しては、列車無線アンテナも更新されている。入場時に更新されたのかもしれないが、このような状況を目にすると、4000系に関しても、そろそろ・・・そんな事を考えてしまいました。

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