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西武多摩川線 101系241Fと247Fの甲種輸送を撮影する

新年が明けてから既に10日以上が経過しておりますが、2022年の撮影記から書きたいと思います。お付き合いいただけましたら幸いです。

約3週間前、12月17日から18日にかけての撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2022年第5回目の甲種輸送が、12月17日から18日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から赤電カラーの247Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、伊豆箱根鉄道カラーの241Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る247Fは、2022年1月22日から23日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから約11か月ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう241Fは、2022年6月11日から12日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ6か月ぶりに多摩川線へ向かうことになる。

12月17日、まずは、多摩川線に向かう241Fの甲種輸送を撮影するが、この日は、西武園駅で開催されたクリスマスイベントに合わせて、西武園線で特別運行をしていた、32101F+32102Fの撮影を終えてからの撮影となった。西武園線の撮影が予想以上に手間取ってしまったため、241Fの所沢駅発車は間に合わず、JR線内、新秋津から新座貨物ターミナルへ向かうところから撮影を始めることにした。所沢駅構内の狭山そばで昼食を摂った後、所沢駅東口から西武バスに乗り込み、新秋津~東所沢間の撮影ポイントへ向かう。ところが、ここで大変なミスを犯していたことに気付く。撮影地に着くと、同業者の数が異常に少ない。しかも、現地にいた方達もなぜか撤収モード。多摩川線へ向かう101系の甲種輸送は、ここ数年、新秋津駅13時46分発が定着していた。しかし、今回のスジを確認すると、10分早まって13時36分発となっていた。その事に私は全く気づいておらず、撮影地に到着したのは、甲種輸送が通過した直後だった。結果的に、所沢駅と撮影地の間を無駄に往復してしまったことになる。

仕方なく、来た道を逆戻り。バスで所沢駅へと戻り、ここから西武新宿線に乗車。東村山駅で、32101F+32102Fの西武園行きを撮影した後、国分寺経由で立川へ。更に立川駅からバスに乗り込んで、向かった先は、多摩川の河川敷。中央本線多摩川橋梁の日野駅側ではなく、立川駅側で241Fを出迎えることにした。

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中央本線多摩川橋梁に差し掛かるEF65 2085号機+241F。

15時43分頃のこと。EF65 2085号機に牽引された241Fの甲種輸送列車がやって来た。

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多摩川橋梁を行く241F。

そして、振り向いて後追い。この場所は、後追いで多摩川橋梁を通過していくシーンが撮れるのが良い。逆に、東京方は、線路に沿って生えている木々の成長が予想以上だったことがやや誤算だったが、この日は一発目をタッチの差で撮り損ねているだけに、ここで2枚撮れたことで、少しだけ気分が晴れた。

この後、バスで立川駅へと戻り、立川駅から中央線の下り電車に乗り込んで八王子駅へ。

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HD300-17号機と連結された状態で、八王子駅の留置線に入った241F。

八王子駅に到着した時点で、既に入替は終了しており、241Fは、八王子駅構内の入替を担当する、HD300-17号機と連結された状態で、いつもの留置線に押し込まれていた。その様子を4番線から撮影した後、横浜線のホームへ。


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役目を終えたEF65 2085号機。

ホームの端から、役目を終えて、まもなく新鶴見機関区へ回送されるEF65 2085号機を撮影する。この直後、機関車の後部へ回り、今度は出発信号機も交えて撮影しようとしたところ、動き出してしまった。

そして翌日。多摩川線から戻って来る赤電カラー247Fの甲種輸送を撮影するために外出する。

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EF65との連結作業を終え、八王子駅に停車中の247F。

10時44分。八王子駅に到着。早速撮影を開始するが、この日は、横浜線ホームと247Fとの間に、貨物列車が停車しており、編成全体を綺麗に撮ろうと思ったら、中央線ホームからしか撮れない状態であった。

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中央線快速電車E233系との並び。

八王子駅では、中央線快速電車E233系との並びまでで撮影を終了とし、甲種輸送に先行するため、早くも八王子駅を離れることにした。向かった先は、日野駅から豊田駅方向へ10分ほど歩いた実践女子大学近くの陸橋。247Fの甲種輸送は、今回も八王子駅の発車時刻が11時30分発となっており、日野駅手前の待避線で25分ほど停車する。その為、待避線へも近い、実践女子大学近くの陸橋で撮影することに決めたのだが・・・

11時39分、EF65 2068号機が牽引する甲種輸送列車がやって来た。しかし、背後から下りの快速電車が来てしまい、完全に被られてしまった。どうやら、日野駅11時36分発の豊田行きが、3分ほど遅れて運転されていた模様。

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日野駅待避線に進入するEF65 2068号機+247F。

運よく、信号が青だったことから、急いで信号を渡って、待避線に進入するシーンは何とか撮影したものの、ここでの撮影は、最悪の結果となってしまった。

この後、急いで日野駅へ。

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日野駅待避線に停車中のEF65 2068号機+247F。

待避線に停車中の様子をホームから撮影しようとしたものの、まともに撮てるような状況でなかった。そこで、上りの快速電車に乗車し、隣の立川駅へ移動。下り5・6番線の高尾方先端で、甲種輸送を撮影することにした。

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立川駅に進入するEF65 2068号機+247F。

12時08分、EF65 2068号機が牽引する247Fの甲種輸送列車がやって来た。そして・・・

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青梅線のE233系を交えて・・・

タイミング良く、青梅線の上り列車が近付いてきたので、障害物が目立つのを承知の上で、青梅線のE233系との並びを撮影。線路配置も解り、立川駅らしいシーンは撮れたと思う。

この後、中央線の上り電車に乗り込み西国分寺へ。更に、西国分寺駅から武蔵野線に乗り換え、12時54分、新秋津に到着。247Fを牽引してきたEF65 2068号機は、まだ受渡線に停車していたので、EF65 2068号機の単機回送を撮るため、新秋津駅のホームで待機することにした。

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任務を終えて、新座貨物ターミナルへ向かうEF65 2068号機。

12時57分、任務を終えたEF65 2068号機が、新座貨物ターミナルに向けて走り出した。そして、更に約5分後・・・

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入替を開始した263F。

13時02分、西武線線内の牽引を担当する263Fの入替作業が始まった。この入替作業をホーム上から見守った後、午後の撮影に備え昼食を摂ることに。多摩川線甲種輸送、そして新秋津と言う事で、昼食は、新秋津駅に近い食事処魚がしで、刺身定食を頂いた。

お腹も満たされ、午後の撮影に入る。多摩川線から戻って来た101系の甲種輸送の新秋津の出発時間は、13時57分頃に発車するパターンが多く、新秋津駅のホームからだと、貨物列車と被られ撮影出来なかった。現行ダイヤで、一度検証したことがあるが、その時は貨物列車と並走することはなかったが、今回はどうだろうか。昼食後、受渡線を見渡せる陸橋へ向かい、ここから新秋津の発車を見届けることにした。

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263Fに牽引され新秋津を発車。小手指へ向かう247F。

13時57分、263Fに牽引された247Fは、ゆっくりと走り出し、小手指へ向かった。そして・・・

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背後に迫る貨物列車。

背後から、EH200が牽引する貨物列車がやって来た。このタイミングなら、新秋津駅のホームからでも、263F+247Fが走り出すシーンは撮影できたと思うが、いずれにしても、双方少しでも時間がずれていたら、被られただろうから、ホーム上からの撮影はしないほうが良さそう。

この後、徒歩で西武池袋線の秋津駅まで移動し、池袋線の下り列車で小手指方面を目指す。その際に、西武線アプリを見てみると、狭山線の線内折返し運転に、4両編成の2000系が運転されていることを知る。

2022年3月、101系ワンマン車259Fが廃車となってからは、小手指車両基地に常駐する101系は、事業用車両兼任の263Fと、多摩川線共通予備2編成を合わせた3編成体制となり、多摩川線の甲種輸送が実施されると、稼働できる101系が1編成となってしまう事から、新宿線より4両編成の2000系を借り入れて対応している。この日は、タイミング良く、借り入れた2000系が運用に就いているという事であれば、記録しておきたい。

と言う訳で、秋津駅から乗車した池袋線の下り列車を、西所沢駅で下車。狭山線で運用中の2000系を撮影することにした。目指したのは、西所沢駅から歩いて10分ほどの狭山線の西所沢4号踏切。

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狭山線の運用に就く2515F。

助っ人として、狭山線へ貸し出された2000系は2515F。9月10日から11日にかけて実施された甲種輸送の際にも、同じ2515Fが貸し出されており、甲種輸送時の代走運用としては、今回が二度目の登板となる。また、それ以前の代走も、2505F(廃車済)や2513F等、正面貫通扉の窓が小さい初期型タイプが貸し出されている。

さて、西所沢駅4号踏切で撮影を終えた後は、再び西所沢駅へ。263F+247Fを撮るべく、ホーム上からカメラを向けてみたが、影落ちが酷く、西所沢駅での撮影を諦め、小手指駅で出迎えることにした。

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小手指駅に進入する263F+247F。

15時34分、263F+247Fが小手指駅に近付いてきた。ゆっくりとした速度で、そのまま3番ホームに入線。

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小手指駅3番ホームに到着。

263F+247Fは、小手指駅3番ホームに2分ほど停車した後、小手指車両基地へ向かっていった。

11が月ぶりに本線側に戻って来た247F。甲種輸送から3日後となる12月21日には、狭山線の運用に就き、下山口駅では、もう1本の赤電編成となる253Fとの交換シーンも見られたとのことです。

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