西武2000系 前パン撮影会に参加する その2
2月12日の撮影記です。
西武新宿線の乗務員が企画・運営を担当した「2000系前パンを撮ろう!」撮影会ツアー2日目。前日は、101系ツアー列車の撮影のみだったが、この日はツアーの参加者として、撮影会を楽しむこととする。
自宅を8時20分頃に出発し、いざ久米川駅へ。まずは、ツアーの出発点となる新所沢駅へ向かうが、ツアーの参加者には、多摩川線を除く西武鉄道全線が1日乗り放題となる西武線1日フリーきっぷが送られており、早速、フリーきっぷを使って改札口を入場。久米川駅8時32分発の急行本川越行き2619列車で新所沢駅へ向かう。
8時42分、新所沢駅に到着。改札口を出場し、ツアーの受付を済ませる。ツアー列車は、9時15分、4番ホームに入線すると知らされる。ツアー参加者は、乗り遅れないように、指定された車両に乗車するよう説明を受けたので、それまでの間は、自由に行動できる。とりあえず、コンビニでお茶を購入した後、トイレを済ませて、ツアー列車に使用される253Fの入線を撮ろうと、少し早めにホームへ向かった。しかし、下りホームの本川越方は、既に人がいっぱい。そこで、上りホームの本川越方で待機していたのだが、ちょっと撮り難い。ギリギリの時刻まで悩みつつ、9時13分頃、下りホームへ移動したが、2番ホームには、本川越行き2623列車が到着。私自身が、ホームの本川越方先端へ辿り着く前に、253Fは4番ホームに入線してしまった。
気を取り直して、下りホームの西武新宿方へ移動する。実は、ツアー列車に先行する準急西武新宿行き4608列車に、6000系デビュー30周年記念ヘッドマークを掲出した6101Fが充当されており、253Fとの並びを撮ろうと思ったのだが、既に上りホームの西武新宿方は、このツーショット狙いの人が多く、下りホームから撮ろうと企んだ。
前パン撮影会ツアー列車と6101F。
9時18分、6101Fによる準急西武新宿行き4608列車が入線。
柱が・・・
下りホームからだと、正面を入れた並びを撮るのはきつく、かなり強引な撮り方となってしまった。
時刻は9時19分。急いで上りホームへと移動する。この時点で、ツアー列車の発車時刻まで5分を切っている。とは言え、もう1枚ぐらい、新所沢駅4番ホームに停車中の253Fを撮っておきたい。
乗車前に1枚。
ホームへの階段を降りたところが、ちょうど最後部車両の4号車。スマホのカメラを起動させて、手短に撮影を済ませた。
撮影後、急いで車内へ。私が乗車するのは、2号車のモハ253なのだが、時間が無いので、車掌さんより、4号車から乗車し、車内を移動するように言われたこともあり、4号車から乗車する。4両編成のうち、ツアーの参加者が乗車できるのは、2号車から4号車までの3両。各車両、10人掛けの長い座席には5人、4人掛けの短い座席は2人ずつ着席することになっており、2号車と3号車は28名ずつ、4号車は24名が乗車。3両合わせて80名が、このツアーの定員と言う事になる。
ツアー列車は、新所沢駅を発車した後、通常は、殆どの列車が停車する所沢駅を通過する反面、小平駅では5分ほど停車。そして、東伏見駅で、後続の急行列車を先に通し、9時54分、上石神井駅に到着した。ここからは、駅7番線(引上げ線)→駅1番線→上石神井車両基地と進んでいく。
入替の模様は、スマホのカメラで動画を撮影。10分以上の長い動画となりますが、宜しければ、どうぞご覧ください。
上石神井駅から上石神井車両基地へ入替を繰り返す。(10分以上の動画です)
上石神井駅から上石神井車両基地まで、10分以上掛ったが、その間も、乗務員さんは、車内放送を使用して、楽しいお話を披露していただき、参加者が退屈しないような配慮が感じられた。
到着後、スタッフの方達に誘導され、2000系の前へ。10時15分、撮影会開始。
旧2000系前パン4本並び。
撮影会開始時は、4編成とも、行先表示は「快速急行西武新宿」で統一されていた。向かって左側から2403F、2409F、2419F、2417F。
正面から4本並びを。
今回の撮影会に合わせて、左から2番目、クモハ2409号車の方向幕を、2008年4月頃まで使用されていた旧幕に交換。更に、各車両には、通過標識灯(急行灯)を再現した。快速急行は、この色が一番。
南側から2403Fの側面を入れて。
今度は南側から2403Fの側面を入れて、編成写真風に。
ここまで撮影してきたところで、各車両の行先表示が少しずつ変わり始めた。
クモハ2409の種別幕が快速に。
旧幕になっているクモハ2409の種別幕が快速になった。快速は池袋線で見られる種別で、新宿線では実績ないと思われる方も多いかもしれない。かつて、平日朝の急行で千鳥式停車を実施し、本川越発の急行は鷺ノ宮を通過。拝島・西武遊園地(現:多摩湖)発は上石神井を通過として運転されていたが、1993年のダイヤ改正時に、鷺ノ宮通過の本川越発を通勤急行に、上石神井通過の拝島・西武遊園地発を快速として、以後、2001年まで、この体制で運行された。新宿線から快速が消えて早22年。その間に拝島快速が出来たが、これも僅か4年で消滅。新宿線の快速は長続きしない。
2409F以外の車両も、少しずつ行先表示が変わっていく。
上石神井車両基地へ向かうツアー列車の車内では、行先表示の投票が行われた。これは、事前に決められていた10種類の組み合わせの中から、表示させたいものを1つ選び、QRコードを読み取って投票するもので、私は、もしも池袋線に貸し出されたらという想定で、「通勤準急 所沢」を選択した。
再び南側から2403Fの側面を入れて・・・
2403Fの方向幕が、「通勤準急 所沢」になったところで、再び側面も入れた角度で撮影。
2403F(左)と2409F(右)
続いて、現時点において、最後のグローブ型ベンチレーターを装備した2403Fと2409Fをメインに撮影。2409Fの種別幕が、再び快速急行に変わっていた。そして、クモハ2409の種別幕の下あたりに、「川越号」のマークが掲出されている。1998年3月のダイヤ改正の際に、平日の日中、西武新宿~本川越間に毎時1本の快速急行が設定された。今の快速急行とは停車駅も異なり、特急「小江戸」を補完する形で設定され、「川越号」の愛称名も付けられた。運行開始日には、本川越駅で出発式も行われ、その列車のみ、「川越号」のヘッドマークが掲出されたとのことで、今回の撮影会では、そのヘッドマークをイメージした札が作られ、掲出された。
多摩湖線関係の行先で揃えられた。
2403Fは「快速 西武遊園地」、2409Fは「普通 拝島・西武遊園地」、2419Fは「通勤急行 一橋学園」、2417Fは「快速急行 小平」と、拝島線・多摩湖線系統で行先が揃えられたところで撮影。快速急行小平行は、不定期の西武新宿発西武遊園地行き快速急行が、8両編成化された際に、八坂駅、武蔵大和駅のホームが8両対応になっていなかったため、折り返し小平行きを、八坂駅、武蔵大和駅を通過する快速急行として運転していた時期があり、2000系も充当された実績がある。拝島・西武遊園地行きの表示も懐かしい。種別幕を普通にしたため、急行灯を消す拘りも感心してしまった。
休憩時間突入前の最後の撮影。
ここまで撮影したところで、撮影会前半戦が終了。20分間の休憩時間を挟み、後半戦へ。その間に4本の2000系は、少しずつ移動するため、安全を考慮し、参加者は、いったん、撮影エリア外へ移動した。その間に、休憩車両として留置中の253Fも、しっかり撮っておこうと思い、様子を見に行ったのだが・・・
その3へと続きます。
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