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「SLレトロみなかみ号」と「EL横川ナイトパーク号」を撮影する

4月8日の撮影記です。

祖父母の墓参りで高崎へ行くことになった。鉄道ダイヤ情報5月号によると、4月8日は、高崎~水上間に「SLレトロみなかみ号」、高崎~横川間に「EL横川ナイトパーク号」「DL横川ナイトパーク号」が運転されることになっており、墓参りの前後に、これらの列車の撮影が出来そう。カメラバックに線香とチャッカマンも入れて、いざ高崎へ向かうことにした。

高崎線の普通列車で高崎に到着したのは、9時17分のこと。休日お出かけパスを使用していたため、係員がいる改札口で神保原~高崎間の運賃を精算して下車。高崎駅西口から線路に沿って北の方向へ歩くこと10分少々。撮影地として考えていた、上越線と信越本線の並走区間の線路沿いの道へと辿り着く。持参した踏み台や一脚を屈指して、フェンスを交わすが、鉄道敷地内の草が意外と伸びており、これは想定外だった。草までは交わすことが出来なかったが、この後の予定を考慮すると、他の撮影地に行くことも難しいため、ここで撮影することにした。

撮影地で待つことおよそ15分。「SLレトロみなかみ号」がやって来た。

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高崎駅を発車。一路、水上へと向かう「SLレトロみなかみ号」

白煙を上げ、一路、水上へ向けて走り出した「SLレトロみなかみ号」。牽引するD51 498号機には、ヘッドマークも掲出されている。そして、後ろに連なる6両の旧客。ぶどう色の車両が続く中、4両目の車両を見ると・・・

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スハフ42 2234

昨年9月、スハフ42 2234が、これまでのぶどう色2号から、青15号に塗装を変更した。1964年から施工された、近代化改造工事に合わせて、客車の塗装がぶどう色2号から青15号への変更が行われ、このスハフ42 2234も、1972年に青15号へ変更されている。国鉄末期、イベント列車用として、高崎へ転属してきた際に、ぶどう色2号へ塗装を変更。今回、28年ぶりに、青15号を纏うことになったとのこと。青15号塗装の旧型客車ではなかった等級表示が入っているのは、他の車両に合わせての事だろうか。出来れば、あと1両ぐらい、青色の車両があっても良いかもしれない。


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秩父鉄道 パレオエクスプレス「SLファーストラン」号を撮影する

4月1日の撮影記を続けます。

秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」の2023年度の運行が、4月1日より始まった。2023年は、「パレオエクスプレス」35周年の節目の年。4月1日は、「SLファーストラン号」として、特別ヘッドマークの掲出、日章旗を掲揚しての運転とのことで、これは、しっかり撮影しておきたい。

御花畑NO15踏切で、秩父鉄道線内を走る西武4000系の撮影を終えた私は、そのまま影森駅方向へ向けて徒歩で移動する。いくつか小さい踏切に立ち寄り、カメラを構えてみたものの、結局は、影森駅からも近い御花畑NO19踏切に落ち着き、先行列車を撮影しながら、パレオエクスプレスを待つことにした。

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6003Fによる急行「秩父路3号」

11時58分、初代急行型車両300形のリバイバルカラーを纏う、6003Fによる急行「秩父路3号」がやって来た。3月18日のダイヤ改正で、急行列車が増発され、再び三峰口まで乗り入れるようになったのは、何となく嬉しい。

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7503Fによる三峰口行き。

急行列車通過から約25分後。7503Fによる各駅停車三峰口行きがやって来た。この列車が、「パレオエクスプレス」通過前に来る最後の各駅停車で、秩父駅にて「パレオエクスプレス」を追い越すため、この列車を利用することで、列車利用でも「パレオエクスプレス」を2回撮影することが可能となる。この日、この各駅停車に充当されていたのは、7500系の7503F。ラグビーワールドカップ2019のラッピング電車となっているのだが、開催から既に4年。ラグビーワールドカップ開催をPRする目的は、既に果たしているので、今は、2019年にワールドカップを開催した証として走っているという事なのだろうか。

7503Fの三峰口行きが通過した後、いよいよパレオエクスプレスがやって来る。少しずつ近付いてくる汽笛の音。私も少しずつテンションが上がって来る。

そして・・・

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影森駅に進入する「SLパレオエクスプレス ファーストラン号」

12時30分、「SLパレオエクスプレス ファーストラン号」が近付いてきた。まずは、機関車が上り坂を上がり切ったあたりで撮影。

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近付いてきたところで、更に撮影。

更に接近してきたところで撮影。撮影時は気が付かなかったが、「FIRST RUN」のヘッドマークに、少し影が入ってしまった。良い感じの撮れたと思ったのだが・・・

撮影後、急いで影森駅へ。影森始発の上り列車に乗り込み、熊谷方面へ向かった。

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西武4000系 ダイヤ改正で誕生した秩父鉄道線内直通急行を撮影する

4月1日の撮影記です。

3月18日に実施されたダイヤ改正では、西武鉄道と秩父鉄道の直通運転に大きな動きがあった。休日の朝、飯能始発として2本運転されていた、秩父鉄道直通、長瀞・三峰口行きが、1本減らされ、その代わりに、横瀬始発の長瀞行きが1本設定された。つまり、三峰口行き直通電車は1本のみではあるが、長瀞行き直通電車は2本運転されることになり、長瀞方面と三峰口方面で直通列車の本数が異なることとなった。そして、長瀞行きに関しては、御花畑駅から先、秩父鉄道線内は秩父駅、皆野駅のみに停車する急行での運転になるとのこと。西武4000系にとっては、秩父鉄道線内限定とは言え、3年ぶりに優等列車運用が復活することになった。

4月1日、私は、西武4000系による秩父鉄道線内急行運転の様子を撮ろうと思い、秩父鉄道沿線へ向かった。まずは、急行長瀞行きを撮影することになるのだが、この列車は、後追いで撮らない限り、どこで撮影しても順光では撮れない。悩んだ末に、和銅黒谷駅で撮影することにした。私は、飯能からの直通列車に先行する形で秩父入り。御花畑駅9時44分発の羽生行きに乗り込み、和銅黒谷駅へ。約10分で和銅黒谷駅に到着するが、ここで下りの急行列車と交換するため、少々停車するという。

私は、ホームの羽生方先端で下り急行列車を待つことに。9時57分、ホームのない側線に急行列車が入って来た。

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和銅黒谷駅を通過する急行「秩父路1号」

ホームのない側線を通過する急行「秩父路1号」。この日、「秩父路1号」に充当されていたのは、6000系のトップナンバー、6001Fだった。少しでも季節感を出そうと思い、線路沿いのしだれ桜を入れて撮影してみた。

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和銅黒谷駅を発車する7002Fによる羽生行き。

急行列車の通過後、私がここまで乗車してきた羽生行きが発車。ご覧のように、この羽生行きに充当されていたのは、東急電鉄8500系を譲り受けた7000系の7002F。この編成の先頭車は、東急時代、中間車だった車両を先頭車に改造しており、独特の顔つきとなっている。長瀞トリックアートのヘッドマークを掲出しているが、予定では、3月末までの掲出となっていた筈だが、撮影日は4月1日。車両運用の都合で、掲出が続いていたのかもしれない。

この後、私はホームの中程に移動し、4000系による急行列車の通過を待つことに。

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和銅黒谷駅に進入する西武鉄道からの直通急行。

10時05分、飯能発の急行長瀞行き(西武線内は各停)がやって来た。この日、長瀞行きに充当されていたのは、4017F。Twitterの目撃情報を見てみると、種別幕は、御花畑駅から急行にするようで、4000系の優等列車を見られるのは、秩父鉄道線内に限られるようである。

ちなみに、ICカード導入キャンペーンで、急行料金が無料となっていた、秩父鉄道の急行「秩父路」は、4月1日から急行料金が復活しており、秩父鉄道線内には、急行料金が発生する急行列車と、西武4000系による急行料金不要の急行列車とが混在することとなった。

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中央本線 残堀川橋梁を訪ねる

およそ3週間前、3月21日午前中の撮影記です。

春分の日。祝日の火曜日と言う事で、この日は、米タンの運転があるのではないかと思い、朝からTwitterを検索するも、機関車の送込みの目撃情報が上がらない。自分の目で確かめようと現地へ向かい、11時頃まで、拝島駅の駅前で観察していたが、残念ながら運休だった。横田基地専用線沿いの桜も咲き始め、米タン返空列車と桜の組み合わせを撮ろうかと思ったが、その願いは叶わなかった。

桜と貨物列車の組み合わせを撮っておきたい。この時間帯で効率よく取れる貨物列車はないものかと考えていたところ、八王子発川崎貨物行き8460列車の存在を思い出した。あの列車なら、今からでも間に合う筈。向かった先は、中央本線の残堀川橋梁を見下ろすことが出来る撮影地。川沿いの桜は、この時点で四分から五部咲きと言ったところだろうか。

11時44分、背後から、こんな列車がやってきた。

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E233系ワンマン車、P518編成の回送列車。

3月18日のダイヤ改正を機に、青梅線、青梅~奥多摩間でワンマン運転が開始された。ワンマン運転開始に合わせて、青梅線で運用されているE233系青編成のうち、4両編成5本にワンマン運転対応工事が施された。そのうち、4編成には、青梅~奥多摩間、通称「東京アドベンチャーライン」の四季をイメージしたラッピングが施され、かつて、西武多摩川線で運行されていた四季の電車と同じように、それぞれ、春編成・夏編成・秋編成・冬編成として運行されている。この日、残堀川橋梁に到着してすぐに現れたのが、東京アドベンチャーラインの春をイメージしたP518編成(春編成)の回送列車で、咲き始めた桜と合わせて撮ることが出来た。

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EF210-164号機が牽引する8460列車。

E233系P518編成通過から約12分後。ここでのお目当てである、八王子発川崎貨物行き8460列車がやって来た。この日、8460列車の牽引を担当していたのは、新鶴見機関区に所属するEF210-164号機。タキ1000形が主体の列車ではあるが、機関車の次位には、黒いタキ43000形も連結されていて、貨車の色も3種類。見た目華やかに見える。

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E353系S101編成による特急かいじ19号。

8460列車通過から約1分後。背後から、特急「かいじ19号」がやって来た。今やすっかり中央本線(東線)の特急列車の顔となったE353系。撮影後に画像を拡大してみてみたら、この日、「かいじ19号」に充当されていたのは、トップナンバーのS101編成。2015年7月25日、E353系量産先行車の甲種輸送を甲府駅で撮影しているが、あの時、甲種輸送中に甲府駅で撮影したE353系12両のうちの9両。残堀川の桜とE353系の組み合わせ、撮影したのは、この日が初めてだったかもしれない。

E353系「かいじ19号」の撮影を終えた私は、この撮影地から撤収。近くのバス停から、立川駅南口行きのバスに乗り込み、移動を開始した。

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上り「拝島ライナー」を撮影する

2403Fと2511Fが帰らぬ旅に旅立った3月22日朝の撮影記です。

3月18日に実施されたダイヤ改正では、西武新宿線・拝島線の有料座席指定列車「拝島ライナー」に、待望の上り列車が2本設定された。

拝島ライナー2号 拝  島 6時48分ー西武新宿 7時20分
拝島ライナー4号 拝  島 8時00分ー西武新宿 8時52分

上り「拝島ライナー」の停車駅は、下り列車と同様、拝島~小平間の各駅に停車した後、高田馬場までノンストップとなり、高田馬場を除き、途中停車駅での降車は出来ない。

これまで、「拝島ライナー」は、夏場以外、走行写真を撮るのは難しい列車であったが、朝の通勤時間帯なら走行写真も問題なく撮影できる。3月22日、朝7時30分頃から、田無駅で撮影をしており、「拝島ライナー」もここで撮影することにした。

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田無駅を通過する「拝島ライナー4号」

この日、「拝島ライナー4号」に使用されていたのは40103F。40000系のL/C車(ロングシート・クロスシート転換車両)は、全部で6編成あるが、新宿線へは、主に40103Fから40106Fまでの4編成のうち2編成が、必要の都度、送込まれることになっており、3月22日現在、新宿線で運用に就いていたのは、40103Fと40104Fの2編成。西武時刻表第32号(2023年3月改正号)を見てみると、2号と4号では、それぞれ違う車両を使う事が判明。と言う事は・・・

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40000系による通勤急行は、ダイヤ改正で、とりあえず見納めに。(2023年1月5日撮影)

40000系による運転が多かった、新宿線の通勤急行は、新ダイヤにより、見納めとなってしまった。とは言え、池袋線に集中配置となっている40000系ロングシート車が新宿線に貸し出されたり、L/C車両が追加で貸し出されれば、40000系による通勤急行が走ることもあるかもしれない。

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