西武2000系 2513Fが横瀬車両基地へ廃車回送される
TwitterやFacebookからの情報となりますが、7月11日、新宿線系統を中心に活躍してきた、2000系の2513Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。
今年度の40000系増備車第一弾、40161F到着後、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511F、2509Fに次いで9例目。2513Fの廃車により、4両編成の2000系で、前面の貫通扉の窓が小窓タイプのものは、残り2編成となってしまいました。
萩山駅に進入する2513F(前4両)(2023年3月5日撮影)
2513Fは、2021年3月まで、小手指車両基地に配属され、狭山線の折り返し運用に使用されてきましたが、40000系投入に伴う玉突きで新宿線に復帰。多摩川線の甲種輸送実施時に小手指車両基地へ貸し出され、狭山線の運用に就くこともありましたが、新宿線復帰から2年少々で、廃車となってしまいました。
武蔵関~東伏見間を行く2513F。(2023年3月22日撮影)
私自身、2513Fを最後に撮影したのは、2023年3月22日のこと。武蔵関~東伏見間、武蔵関4号踏切で撮影したのが最後となった模様。直前まで、一つ武蔵関寄りにある、武蔵関3号踏切で撮影していたが、スケジュールの都合、武蔵関3号を切り上げ、東伏見駅へ向かう途中、武蔵関4号踏切に立ち寄り、2513Fが充当された準急列車を撮影したのだが、上りの特急列車の通過とタイミングが一致。編成を綺麗に入れて撮ることは出来なかった。優等列車充当。10両編成の先頭に立つ姿を綺麗に撮りたかったのだが、タイミングが悪すぎた。この撮影が、同編成最後の撮影とになってしまったのは、誠に残念であります。
さて、2513Fと言えば、昨年8月、ちょっと変わった列車に充当されました。この列車に関しては、速報版 のみ取り上げ、本編の執筆はしておりませんでしたが、今回、2513F惜別企画として、取り上げたいと思います。ほぼ1年前の撮影記ですが、お付き合いいただけたら幸いです。
2022年8月20日、西武ホールディングスは、西武園競輪場にて「西武グリーンサイクルフェスタ」と言うイベントを開催した。このイベントに合わせて、西武鉄道は、上石神井~西武園間に、臨時サイクルトレインを、西武トラベルによるツアー列車として1往復運転した。ツアー列車は、上石神井駅を8時30分頃出発し、西武園駅に9時20分頃到着するという。この日は、午後から既に予定が入っていたため、ツアー列車の往路のみ撮影することにした。
自宅を7時50分ごろ出発し、まずは萩山駅へ。ここから電車に乗り込み上石神井駅へと向かう。8時20分頃、上石神井駅に到着。ツアー列車を探すが、それらしき列車は全く見当たらない。サイクルトレインと言う事は、車内に自転車を積み込むこととなる。ホームも狭い上石神井駅からは乗車するだけでも大変と思っていた。もしや、隣接する車両基地から乗せるのか。そう思いながら下りホームで様子をうかがう事に。
10分後、車両基地の検修庫から4両編成の2000系が出発。
西武園行きサイクルトレインが、上石神井車両基地から出発!
この日、サイクルトレインに充当されたのは、2000系の2513F。車両基地の検修庫内で乗客と自転車を乗せ出発。ゆっくりとした速度で、上石神井駅1番線へ入線した。
上石神井駅1番線に停車中のサイクルトレイン。
この後、入線してきた急行新所沢行きに乗り込み、サイクルトレインに先行する形で移動を開始する。現在、西武園線は、東村山駅の高架化工事の影響で、東村山駅で新宿線と線路が繋がっておらず、西武園線へ直通させるには、小平駅から拝島線に入り小川駅へ。更に、小川駅から国分寺線を経由して東村山駅へと言う流れになる。小川駅で拝島線から国分寺線へ入るシーンを撮ることも考えたが、それでは西武園線へ先回りできそうにないので、小川駅での撮影を諦め、花小金井駅で撮影することにした。
花小金井駅を通過するサイクルトレイン。
8時48分頃のこと。2513Fによるサイクルトレインが、花小金井駅を通過した。撮影後、私は、後続の下り列車に乗車。更に東村山駅で西武園線に乗り換え、西武園へ先回り。ここから徒歩で、北山小学校近くの西武園線東村山7号踏切へ行きたかったのだが、思ったほど時間が無く、その手前、東村山8号踏切から撮影することに。
西武園線を行く2513Fサイクルトレイン。
9時20分、2513Fによるサイクルトレインがやって来た。季節柄、草木が勢い良く伸びており、この場所では、残念ながら、4両目までは入らない。
後追い。西武園駅まではあと少し。
東村山7号踏切では、後追いも撮影。こちらは架線柱が間に入るものの、なんとか先頭車両まで見渡すことが出来た。
この後、西武園駅に戻りながら撮影を続けることに。
2番ホームに入線する定期列車と1番ホームに入線したサイクルトレイン。
タイミング良く、東村山駅からの定期列車が西武園駅2番ホームに到着。この日、西武園線の運用に就いていたのは、2523Fだった。1番ホームには、自転車を転がしながら降りてきた参加者の姿も確認できる。
1番ホームに停車中の2513Fと2番ホームに停車中の2523Fの並び。
その後、駅に隣接した踏切より、2513Fと2523Fの並びを撮影する。正面貫通扉、小窓車の淘汰が進む中、こうして、大窓車と小窓車の並びも、いつまで撮れるだろうか。
この後、改札口を通って、西武園駅のホームへ。
パンタグラフが下ろされた2513F。
ツアー参加者の降車も終了し、1番ホームに停車中の2513Fは、夕方の折り返しまで、西武園駅に留置となるため、パンタグラフが下ろされた。
クハ2614側からも撮影。2両目のパンタグラフが下がっている。
クモハ2513側から撮影した後、クハ2614側からも撮影する。前から2両目、モハ2613のパンタグラフが下がっていることが良く解る。
そして、2番ホームに東村山からの定期列車が到着する前に、どうしても撮影しておきたいところがあった。それは・・・
つり革には自転車を固定するための固定ベルトが・・・
サイクルトレインには、自転車を固定するためのベルトが必要。という事で社内を見てみると、つり革にオレンジ色の固定ベルトが付けられているのを確認した。多摩川線のサイクルトレインのように、扉付近の手すりに固定ベルトが付けられていると思っていたので、この方法は、予想外だった。
東村山からの定期列車(2523F)が到着。
固定ベルトの撮影を終えると、2番ホームには、2523Fによる東村山からの定期列車が到着。1番ホームに停車中の2513Fとの並びを撮った後、折り返しの東村山行きに乗車。西武園駅から撤収した。
と言う訳で、2513Fの惜別企画としまして、2022年8月20日に運転されたサイクルトレインの撮影記をお伝えいたしました。2513F、長年にわたる活躍、お疲れ様でした。
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