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西武40000系 40162Fの甲種輸送を撮影する

7月22日から23日にかけての撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第2弾となる、40162Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、7月20日から7月23日にかけて甲種輸送が実施された。

早くも今年度2本目の増備車がやって来る。第1弾となった40161Fは、新秋津に土曜日朝の到着だったが、今回の40162Fは、いつも通り、日曜日朝の到着となっており、前日の土曜日と合わせて、2日間、撮影が可能となる。

7月22日早朝、6時20分頃に自宅を出発。萩山駅から国分寺・新宿・藤沢と経由し茅ケ崎へ。ここから平塚駅行きのバスに乗り込み、目指したのは、これまでに40000系の甲種輸送の撮影では何度か訪れている馬入橋。光線状態の良い撮影地に行くことも考えたが、時々曇って来ることから、いつもの場所へ向かったのだが・・・

茅ヶ崎駅からバスに乗車後、Twitterを見てみると、40162Fの甲種輸送が、まだ静岡県内にいるとの情報が・・・ 「鉄道ダイヤ情報」や「とれいん」と言った月刊誌への甲種輸送計画表が掲載されなくなった今、甲種輸送の撮影には、過去の運転実績などから時刻を推定しなくてはならない。これまでの撮影実績からすると、相模川の橋梁を通過するのは、9時40分頃なのだが、このままでは、いつ通過するか解らない。

とりあえず、馬入橋に向かい、暫く待機。しかし、40162Fの甲種輸送は、9860レのスジで運転され、西湘貨物駅で暫く停車するという情報をTwitterで確認。更に飲み物も底をついたことから、11時の時点で、馬入橋での撮影を断念。平塚駅へ向かう事にした。とは言え、平塚駅行きのバスは20分以上来ないため、先に来る茅ケ崎行きのバスで、一旦、茅ヶ崎駅へ戻り、そこから列車で平塚駅へ向かう事にした。平塚駅では、上りホームの熱海方で。甲種輸送狙いの方が待機されており、私もその後ろで待機。甲種輸送の通過を待つことにした。

平塚駅ホームで待つこと、およそ50分。12時20分頃になるが、40162Fの甲種輸送がやって来た。

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EF65 2067号機に牽引され、東海道貨物線を行く40162F。

国鉄色EF65 2067号機に牽引され貨物線を行く40162Fの甲種輸送。甲種輸送の直前に通過した貨物列車は、旅客線を走る上り普通列車に被られていたため、甲種輸送も、普通列車と被られてしまうのではないかと、冷や冷やしていたのだが、無事、撮影することが出来た。

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後追い。

この後、平塚始発の上り普通列車で横浜方面へ。昼食後、横浜羽沢駅へ向かうつもりだったのだが、当初の予定が大幅にずれ込み、更に夕方からは武蔵境での飲み会に出る予定があったため、横浜で人生初となるサンマーメンを食べた後は、横浜羽沢駅へは向かわず、湘南新宿ラインに乗車。新宿経由で武蔵境へ向かった。

翌日。いよいよ40162Fが西武線の線内に入線する。前日は、普段よりも遅いスジに変更されてしまっていたが、西武鉄道側の都合もあり、筋の変更はないと判断。弊ブログの過去ログで、時刻を確認した後、7時30分、自宅を出発。国分寺・武蔵境と経由して是政へ。この日、まず最初の撮影地として選んだのは、西武多摩川線是政駅からも近い、武蔵野線の多摩川橋梁である。天気は快晴だが、あえて逆光となる西側から狙う事に。河川敷にある野球場では、いつも通り、草野球が行われていた。

河川敷で待つことおよそ10分。9時13分頃になるが、40162Fの甲種輸送が近付いてきた。早速、撮影を開始する。

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EF65 2067号機に牽引され、多摩川橋梁を行く40162F。

この日、40162Fの甲種輸送を担当したのは、前日までと同じく新鶴見機関区に所属するEF65 2067号機。40162Fが真横を通過した頃、東側の南武線の鉄橋をE233系の立川行きの走行音が聞こえてきた。どうやら東側からだと、構えた位置によっては、南武線の立川行きに被られた可能性もあり、西側で正解だったと言えるかもしれない。

この後、もう少しだけ、この場所に留まり、後続の貨物列車を撮影する。

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EF210-319号機が牽引する5082レ。

40162F甲種輸送通過からおよそ10分。岩国発越谷貨物ターミナル行き5082列車がやって来た。この列車を牽引していたのは、吹田機関区に所属するEF210-319号機。本来は、岡山機関区に所属するEF210の運用らしいが、この日は、吹田機関区の車両が充当されていた。勾配区間後押機関車としての機能を持つ、EF210の300番台車。最近では、大阪駅の地下を通過する梅田貨物線の新ルートでも、勾配対策として、後押し運用が誕生したこともあり、300番台車の増備が更に進んだ。首都圏でも、新鶴見機関区所属車両と合わせて、見かける機会が増えている。

多摩川の河川敷からは、この5082レの撮影を以て撤収。西武多摩川線の是政駅へと向かったが、とにかく暑い。屋外での撮影はとてもつらい。この後は、西武線の線内へと撮影場所が移るが、40000系の甲種輸送は、これまでに何度も撮影しているため、新秋津での撮影は省略。西武線内1回目の輸送は、所沢駅で行うことにした。

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263Fに牽引され、小手指へ向かう40162Fの1~5号車。

11時56分頃、263Fに牽引された40162Fの1~5号車が、所沢駅を発車。小手指車両基地へ向かった。ここでは、営業運転開始後は表に出ることが無い、5号車の車端部を撮ることが狙い。2・3番ホームの飯能・西武新宿から先端から撮影したが、1番ホームから撮った方が良かったかもしれない。

この後、所沢駅で友人と待ち合わせして昼食。その後は、40162Fの6~10号車の牽引のため、新秋津へ送り込まれる263Fの回送から撮影を再開するが、あまりの暑さに、屋外へ出ることが億劫になり、小手指駅で撮影することに。

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小手指車両基地から出庫してきた001系ラビュー。

13時53分頃のこと。小手指車両基地から001系ラビューが出庫してきた。このラビューは、下りの3番ホームに入線。飯能方面へ向かう回送列車である。

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40162Fの6~10号車の輸送のため、小手指車両基地を出庫した263F。

そして、ラビューの出庫から2分後。13時55分頃になるが、263Fが小手指車両基地から出庫。小手指始発のFライナーの発車後に、2番ホームへと入線してきた。

この後、263Fは、小手指駅2番ホームに3分ほど停車した後、13時59分、新秋津に向けて小手指駅を発車した。

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小手指駅を発車した263Fの回送列車。

263Fは、2番ホームの飯能方に停車していたため、私がいた3番ホームからでは、ラビューに隠れてしまっていた。その為、まずは、走り出した263Fと、3番ホームに停車中のラビューとの並びを撮影。  

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いざ新秋津へ。

その後、ホームの池袋方先端から、走り去る263Fを撮影。後追いではあるが、263Fを順光で撮ることが出来た。

この後、小手指駅から上りの池袋行きに乗車し秋津へ移動。263F+40162Fの6~10号車の輸送は、出来るだけ涼しい場所で撮ろうと思い、まずはJRの新秋津駅へ向かい、入場券を購入してホームへ。新秋津を出発した瞬間を撮ろうと企んでいた。しかし、弊ブログの過去の撮影記事で確認すると、2回目の輸送は、所沢陸橋付近の通過時刻が15時14分頃となっていることから、新秋津駅の出発時刻は15時10分頃と予想する。しかし、この時刻だと、撮影後に秋津駅へ移動し、西武池袋線の下り列車に乗り込んでも、所沢駅で甲種輸送を追い越せないため、西所沢又は小手指での撮影が出来なくなることが判明。せっかく入場券を購入したが、光線状態の良い、西所沢で撮りたかったことから、新秋津での撮影を諦め、西所沢へ向かう事にした。

15時13分、西所沢に到着。回り道をしてしまったため、撮影場所として考えていた1番ホームの池袋方は、既に人でいっぱい。仕方なく、1番ホームの中程からカメラを構えることにした。待つこと約15分。3番ホームに甲種輸送の通過を告げる接近放送がかかる。しかし、この日はメットライフドーム(西武ドーム)で、プロ野球の公式戦(ナイター)が開催されることになっており、待機していた1番ホームには、西武球場前からの西所沢止まりが到着。私が待機していた場所からは、全く撮れない状態になってしまった。人の多いホームの先端へ行くよりは、3番ホームへ移動する方が安全と判断。急いで3番ホームへ移動し、撮影することに。

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263Fに牽引され、一路、小手指車両基地へ向かう40162Fの6~10号車。

15時30分、263Fに牽引された、40162Fの6~10号車が西所沢駅を通過。スピードが遅いため、1番ホームから急遽移動しても、ギリギリ間に合った。

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西所沢駅を通過。小手指まではあと一駅。

ホーム上を少し歩いて、走り去る40162Fにカメラを向けて後追い。こちらも、無事に撮影することが出来た。

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40161Fと入れ替わりに、新宿線へ転属してきた6104F。(2023年7月17日撮影)

2023年度増備車第二弾。40162Fの到着により、また1本、6000系が新宿線へ転属し、玉突きで2000系を廃車にするものと思われる。現時点で、白顔の6000系は、6103F、6104F、6108Fが新宿線に活躍の場を移しており、40162Fが営業運転を開始すれば、次に新宿線に転属してくるのは6105Fか?

6000系若番車両の池袋線での記録もしておかないと・・・

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