西武40000系 40161Fの甲種輸送を撮影する
では、ここで、更新順序を入れ替えまして、旬な話題を2本続けてお伝えしたいと思います。
7月1日の撮影記です。
西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第1弾となる、40161Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、6月28日から7月1日にかけて甲種輸送が実施された。
これまで、西武鉄道40000系の甲種輸送は、木曜日に5両が出場。翌日の金曜日に残り5両が出場し連結。10両編成となって東へ。土曜日に横浜羽沢、そして日曜日の朝、新秋津に到着するというパターンであったが、この40161Fは、これまでのパターンとは1日早く、水曜日に5両が出場してきた。SNSにアップされた目撃情報では、そのまま1日早いペースで東上し、金曜日には横浜羽沢に到着。土曜日に朝、新秋津へと言うパターンで間違いない模様。
7月1日、私は、40161Fの甲種輸送を撮影するため出かけることにした。「鉄道ダイヤ情報」や「とれいん」と言った月刊誌への甲種輸送計画表が掲載されなくなった今、甲種輸送の撮影には、過去の運転実績などから時刻を推定しなくてはならない。弊ブログの過去ログで、時刻を確認した後、7時30分、自宅を出発。国分寺・武蔵境と経由して是政へ。この日、まず最初の撮影地として選んだのは、西武多摩川線是政駅からも近い、武蔵野線の多摩川橋梁である。天気は曇り。という事で迷うことなく、障害物が少ない西側から狙うことにした。しかし、9時頃から、雨が降り出し、9時10分頃には、雨脚が強くなってきてしまった。40161Fの甲種輸送が通過するまでに、少しでも雨が弱くなってほしい。
9時13分、40161Fの甲種輸送が近付いてきた。早速、撮影を開始する。
EF65 2068号機に牽引され、多摩川橋梁を行く40161F。
この日、40161Fの甲種輸送を担当したのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2068号機。ほんの少しだけ、雨脚が弱まったタイミングで、ゆっくりと通過していった。ちなみに、吹田貨物ターミナル~横浜羽沢間は、同じく新鶴見機関区に所属する、EF65 2096号機が牽引を担当したそうで、2両の国鉄色EF65が、40000系の長旅を支えた。
この後は、いつものように、新秋津へ・・・と行きたいところであるが、この日は、夜に参加予定のイベントに合わせて、一旦池袋へ向かうことになっており、是政駅から武蔵境、新宿と乗り継ぎ池袋へ。ここで、野暮用を済ませた後、西武池袋線に乗り換えて秋津へ。この時点で、まだ40161Fの1~5号車は、まだ新秋津を出ていない。そこで、秋津駅から徒歩で新秋津駅へ移動。新秋津駅で入場券を購入し、ホームから、263F+40161Fを撮影することにした。弊ブログ内の40000系の甲種輸送の記事を確認すると、40000系の1~5号車の西武線内の輸送は、所沢陸橋の通過時刻が11時45分頃。と言う事は、新秋津の出発時刻は11時40分頃。そう予想したのだが・・・
新秋津駅の武蔵野線上り、府中本町行きの発車時刻を見てみると、11時40分発の府中本町行きがあり、40161Fの甲種輸送と被ってしまう可能性が高い。万事休すか・・・
とは言え、今更、場所を変える時間もなく、この場所で撮影を続けることに。
EF210-136号機が牽引する3093列車。
11時29分、新鶴見機関区のEF210-136号機が牽引する、根岸発倉賀野行き3093列車がやって来た。見慣れたEF210だが、少しずつ新塗装の車両も増えてきているので、EF210の旧塗装車両ももしっかり記録しておかなくては・・・
3093列車通過から10分後。11時40分発の府中本町行き電車が時刻通りにやって来た。乗降が終了し、列車が完全にホームを離れた後、カメラを構えてみると・・・
263Fに牽引され、小手指へと向かう40161Fの1~5号車。
走り去るE231系の府中本町行き。そして、263Fに牽引され、小手指に向けて走り出した40161Fの1~5号車を並べて撮影することが出来た。最悪の事態も考慮していただけに、このような形で撮れたことは嬉しかった。
この後、徒歩で秋津駅へ移動し、西武池袋線の下り列車で所沢方面へ向かう。タッチの差で、11時52分発の所沢行きには乗れず、後続の11時59分発の飯能行きに乗車したが、所沢に到着した時点で、40161Fの1~5号車の姿はなく、追跡を諦め、所沢駅周辺で昼食を摂ることにした。
その後、40161Fの6~10号車の牽引のため、新秋津へ送り込まれる263Fの回送を撮影するため、西所沢へ移動する。撮影地として選んだのは、西所沢1号踏切付近の側道。弊ブログの過去の記事によると、263Fの2回目の送込みは、所沢駅に14時07分頃の入線となっている。と言う事は、西所沢は14時04分頃の通過と予想。先行列車を撮りながら、263Fの通過を待つことに。
38108F他による急行池袋行き2144列車。
13時44分、30000系の10両編成による急行池袋行き2144列車がやって来た。撮影時には、ごく普通の30000系化と思ったのだが、車番を見ると、前8両は38108F。この編成は、新製配置も新宿線で、ずっと新宿線系統で運用されていた。いつ池袋線に移ったのか? Twitterを検索してみると、3月上旬に武蔵丘検修場からの出場を機に、活躍の場を池袋線へ移していたとのこと。既に4か月近くになるというのに、全く気付いていなかった。お恥ずかしい。
40161Fの6~10号車を迎えに、新秋津へ向かう263F。
2144列車通過から、約15分後。14時00分頃になるが、263Fの回送列車がやって来た。通常は、狭山線で運用されている263Fにとって、この場所での遭遇は、珍しいことではないが、連結器が甲種輸送仕様になっている姿となれば話は別。しっかり撮影出来て良かったと思う。
この後も、40161Fの甲種輸送の撮影を続けたいところではあるが、別の列車を撮影するため、40161Fの甲種輸送の撮影は、263Fの送込み回送の撮影を以て終了となった。
撮影後、私は、西所沢駅から上り列車に乗車。池袋方面へ向かった。
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