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西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ

今日は大きなニュースが飛び込んできました。

西武ホールディングスが、2022年3月期の決算補足説明資料で発表した、他社からの譲受車(サステナ車両)導入計画。多くの鉄道ファンの間で、どの車両になるのか、様々な憶測が飛び交っていましたが、本日、ついに、真相が明らかになりました。

サステナ車両として、西武鉄道に譲受されるのは、小田急電鉄の8000形と東急電鉄9000系です。

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小田急電鉄8000形。

小田急電鉄8000形は、1983年から1987年までの4年間、製造された通勤型車両で、6両編成と4両編成の2種類があり、今回、西武鉄道に譲受されるのは、6両編成とのこと。国分寺線での運用を予定しているそうですが、拝島線の小平~玉川上水間の折り返し運用にも投入される可能性がありそうです。既に製造から40年近くが経過していますが、2002年度より更新工事が行われ、2003年度以降に更新された車両は、制御装置をVVVFインバータ制御に変更。新型車両の投入により、廃車も発生していますが、現在でも、各駅停車から優等列車まで幅広く運用されています。

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東急9000系(東横線運用時の写真のため正面の帯や行先表示器が現在とは仕様が異なります)

東急電鉄9000系は、1986年から1991年までの5年間製造された通勤型車両で、主に東横線で運用されていましたが、2013年3月16日に開始された、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始後は、活躍の場を大井町線へ移しています。東急の量産車としては、初のVVVFインバーター制御車両で、後に登場した日比谷線直通用の1000系や、田園都市線用の2000系(現在は9020系に形式変更)のベースにもなるなど、昭和から平成にかけての東急の標準型車両と言っても過言ではないかもしれません。西武鉄道では、4両編成に組み直して、多摩川線・多摩湖線・狭山線・西武秩父線での運用を予定しているそうですが、多摩湖線は、2020年から2021年にかけて、101系ワンマン車から9000系への置き換えを既に実施しています。とは言え9000系は、5編成のみの少数部隊で、5編成中4編成使用と、予備車が少ないことから、置き換えと言うよりは、入場時等の予備車不足を補うための導入と言う可能性もありそうです。

大手私鉄の車両が地方私鉄へ譲渡される例はかなりありますが、大手私鉄同士の譲渡と言うのは、過去にも事例が少なく、大変珍しいことと思います。私自身、サステナ車両の導入については、賛成でも反対でもありませんが、一鉄道ファンとして、この歴史的な動きをしっかりと記録していきたいと考えております。

サステナ車両の第1編成は、2024年度から運行開始を予定しており、まずは、小田急8000形から。東急9000系は、2025年度以降の運行開始を目指しているそうです。

参考
西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります(PDF形式)

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西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する

9月7日から12日にかけての撮影記です。

前の記事で触れたように、ツートンカラーの245Fが多摩川線へ向かったが、その入れ替わりとして、多摩川線からは、近江鉄道カラーの251Fが、本線側に戻ってくることになった。

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本線側へ戻るため、甲種輸送の準備が進む251F。(2023年9月7日撮影)

9月7日夕方、京王線・南武線の分倍河原駅近くで仕事が終わった私。この日は分倍河原から直帰となるため、分倍河原駅から京王線の上り電車に乗車。武蔵野台駅で下車し、白糸台車両基地が観察できる駐車場へ。甲種輸送の準備が進む251Fを撮影した。

実は、前日の夜も帰宅途中に白糸台に立ち寄り、駅構内から251Fを撮影。その模様は、速報ブログで取り上げているが、仕事が長引き、遅い時間帯の訪問となってしまった。前日に続き、2日連続となってしまったが、分倍河原からの直帰であれば、少しでも明るい時間帯に着けることから、自然と足が向いてしまった。

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西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する

およそ10日前。9月9日の撮影記です。

約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2023年第3回目の甲種輸送が、9月9日から10日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から近江鉄道カラーの251Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、ツートンカラーの245Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る251Fは、昨年9月10日から11日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから1年ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう245Fは、今年3月4日から5日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ半年ぶりに多摩川線へ向かうことになる。

9月9日、多摩川線に向かう245Fの甲種輸送を撮影するため外出する。245Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。

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多摩川線への旅立ち前、所沢駅6番線で過ごす245F。

11時頃、所沢駅に到着した私。まずは、池袋線の下りホームへ向かい、6番線に停車中の245Fを撮影してみた。

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263Fと245Fとの連結面を撮影。

ここでの撮影は、最後部、クハ1245に反射板が付けられた様子、更に263Fと245Fの連結面だけを撮影し、手短に終わらせた。

ホームでの撮影を終えた私は、所沢陸橋方面へ向けて歩き出す。この日、朝のうちは、前日に通過した台風の影響を受けて、小雨がぱらついていた。この時点で雨は上がっていたものの、まだ曇り空。であれば、曇っていないと撮影には不向きとなる場所に行ってみよう。所沢陸橋を通り越して、陸橋から5分ほど歩いた先の撮影ポイントへ行ってみた。既に先客が一人。挨拶をして、先客の後ろからカメラを構えてみたが、季節柄、草木が伸びており、先客を回避して撮るのは不可能と判断。所沢陸橋に戻って、撮影に臨むことにした。

所沢陸橋に到着したのは、11時40分頃のこと。歩道橋の階段部分で、甲種輸送の通過を待つことに。

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263Fに牽引され、新秋津へ向かう245F。

所沢陸橋到着から約15分。11時53分頃になるが、263F+245Fが所沢陸橋に近付いてきた。黄色+ツートンと言う、101系らしい組み合わせだったが、お天気が幸いしたのか、陸橋上に集まったのは、いつもの甲種輸送の時よりも少なく、撮りやすかった。

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E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する

では、ここで順番を入れ替えまして、本日、9月12日の撮影記です。

遅めの夏休み3日目を頂き、朝から西武線沿線を中心に撮影をしていた私。昼頃に、Ⅹ(旧Twitter)を見てみると、E217系、Y-2編成の廃車回送が行われているとの情報を入手。午後からは、この廃車回送を撮ることにした。

E217系は、横須賀線・総武快速線で運用されていた113系の置き換えを目的として、1994年に登場したJR東日本の近郊型車両で、混雑緩和のために、近郊型車両としては初の4扉を採用。1999年までの5年間に亘り増備が続けられた。長年に亘り、横須賀線、総武快速線と、総武快速線、更に直通運転をしている内房線や外房線などで活躍を続けてきたが、製造から25年以上が経過。老朽化のため、2020年より、次世代車両、E235系への置き換えが始まった。今回、廃車となったY-2編成は、量産先行車最後の生き残りで、Y-2編成の廃車により、量産先行車は全滅となる。

E217系の廃車回送は、大船から東海道本線、武蔵野線、中央本線、篠ノ井線を経由し、長野総合車両センターへ向かう。平日とは言え、有名撮影地は、それなりの混雑が予想された。人が多くても撮影できる場所を考えた結果、中央本線の多摩川橋梁で撮影することを選択。日野へ向かった。

最寄りの日野駅に到着したのは、13時30分頃のこと。多摩川橋梁は、光線状態の良い上り線側か、光線状態は良くないが被りの心配のない下り線側か。撮影地へ向かって歩く際、どちらに行くか悩んだが、結局は、光線状態の良い上り線側を選択。先客の方に配慮しながら場所を決めて、廃車回送を待った。

現地到着から約15分。14時05分頃になるが、E217系Y-2編成の廃車回送が近付いてきた。

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解体先の長野総合車両センターを目指し、中央本線多摩川橋梁を渡るE217系Y-2編成。

長野総合車両センターへの帰らぬ旅。Y-2編成を長野までエスコートしたのは、電車と客車、どちらにも連結が可能な双頭連結器を装備したEF64 1031号機。長岡車両センターには、この1031号機の他、1030号機と1032号機、合わせて3両のEF64に双頭連結器が装備されており、総合車両製作所新津事業所で落成した車両を、首都圏の車両基地へ送り込んだり、新車の投入に伴い廃車となった車両を、解体先の長野総合車両センターへ送り込むと言った配給列車の牽引業務をこれまで繰り返してきたが、JR東日本では、配給列車牽引用の新型事業用電車E493系を製造し、量産先行車が本格運用開始に向けて各地で試験が繰り返されており、双頭連結器を装備した機関車に残された時間は、そう長くなないのかもしれない。それだけに、順光で撮影できて良かった。

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グリーン車を中心に撮影。

さて、ここではY-2編成の廃車回送のみを撮影する予定だったが、通過後も、少しだけ撮影を続けることにした。その理由とは・・・

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東京へ向かう209系1000番台、トタ81編成。

Y-2編成の廃車回送通過からおよそ7分後。209系1000番台、トタ81編成による快速東京行きが背後からやって来た。E233系へのグリーン車連結に向けた準備工事のため、常磐線各駅停車から転用されてきた209系1000番台車。グリーン車連結に向けた4号車へのトイレ取り付け工事も8割方終了し、助っ人として中央線にやって来たこの車両も、引退が近付いてきているのではないか。最近では、見かける度に、そんな事を考えてしまっている。後追いではあるが、順光で撮影できたことは嬉しかった。

209系トタ81編成の撮影を以て、多摩川橋梁から撤収。風が吹いているとは言え、残暑厳しい午後。河川敷も暑かった。

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ブログ開設19周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、おがげさまで、本日9月6日で、開設19周年を迎える事になりました。

19周年にちなみまして、「19」の付く車両と言う事で、今回は、この車両のお話をしたいと思います。

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KATO製ED19形電気機関車。(自宅にて)

実車ではなく、鉄道模型の画像で恐縮です。ED19形電気機関車です。ED19は、1926年にアメリカから輸入され、東海道本線で活躍した6010形(後のED53)を、貨物列車用に改造したもので、まずED53の3~6号機を改造した1~4号機が仙山線に投入。その後、ED53の1~2号機も、ED19の5~6号機となり、仙山線に投入された4両と合わせて甲府機関区に転属。身延線などで活躍をした後、豊橋機関区に転属。飯田線で使用されるようになりました。戦時中に西国立機関支区に転属していた1号機も、後に飯田線に合流。最終的には、6両全車が伊那松島機関区に集結し、長年に亘り、飯田線で活躍しましたが、後継車両となるED62の登場に伴い、1976年までに、全車廃車となりました。

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防災の日 正午のひばりヶ丘駅

9月1日は、防災の日。

西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。

私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は金曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち1日を、この9月1日に充てた。

さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考え、昨年は飯能駅を訪れたが、疑問は解決されず、中途半端な結果となってしまった。今回はどこで観察するか。慎重に検討した結果、ひばりヶ丘駅で観察することにした。ひばりヶ丘駅は、12時02分発の準急池袋行き4306列車が、一駅手前の東久留米駅で、12時07分発の快速急行元町・中華街行き1808列車が所沢駅で正午を迎える事になっている。準急列車は、石神井公園駅まで各駅に停車するが、快速急行は、所沢駅を発車し、最初の停車駅がひばりヶ丘駅である。ここ数年、優等列車については、緊急停止後、最寄りの駅ではなく、最寄りの停車駅まで走り通すように、扱いが変わったのではないか。そう考えており、準急よりも後続の快速急行の方がどうなるのか気になっていた。

防災の日企画でひばりヶ丘駅を訪れたのは初めて。観察場所は、駅の池袋方にある保谷11号踏切。通行人や車の動き注意しながら、11時55分頃より待機する。

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ひばりヶ丘駅に進入する各停小手指行き6519列車。

11時57分、40000系40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車が、背後よりやって来た。この時点で、6519列車は約1分遅れで運転中。充当された40105Fは、2018年3月10日より運行を開始した、新宿線・拝島線の座席指定制の有料列車「拝島ライナー」用として新宿線に新製配置されたが、2020年4月より小手指車両基地に転属。40000系は全編成が小手指配置となり、以降、新宿線・拝島線へは、主に、40103Fから40106Fまでの4編成から、定期的に2編成が新宿線に貸し出される形になっている。

この直後、下りの快速急行小手指行き1805列車がひばりヶ丘駅に到着し、11時59分、1分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

そして、時刻は正午を迎えた。
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ひばりヶ丘駅1番ホーム停車中に正午を迎えた40105F。

この日、ひばりヶ丘駅で正午を迎えたのは、40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車だった。この列車は、この後も2分ほど停車し、12時02分、定刻よりも2分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

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