西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する
およそ10日前。9月9日の撮影記です。
約3ヶ月に一度の割合で実施されている、西武多摩川線の車両交換に伴う甲種輸送。 2023年第3回目の甲種輸送が、9月9日から10日にかけて実施された。今回の甲種輸送では、多摩川線から近江鉄道カラーの251Fが本線側に戻ることとなり、逆に、本線側からは、ツートンカラーの245Fが送り込まれる事になっていた。多摩川線から戻って来る251Fは、昨年9月10日から11日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線入りしてから1年ぶりの帰還。そして、多摩川線に向かう245Fは、今年3月4日から5日にかけて実施された甲種輸送で本線側に戻って来ていたが、今回、およそ半年ぶりに多摩川線へ向かうことになる。
9月9日、多摩川線に向かう245Fの甲種輸送を撮影するため外出する。245Fは、前日の池袋線上り終電後に、263Fに牽引され、所沢駅へ移動。ここで朝を迎えていた。
多摩川線への旅立ち前、所沢駅6番線で過ごす245F。
11時頃、所沢駅に到着した私。まずは、池袋線の下りホームへ向かい、6番線に停車中の245Fを撮影してみた。
263Fと245Fとの連結面を撮影。
ここでの撮影は、最後部、クハ1245に反射板が付けられた様子、更に263Fと245Fの連結面だけを撮影し、手短に終わらせた。
ホームでの撮影を終えた私は、所沢陸橋方面へ向けて歩き出す。この日、朝のうちは、前日に通過した台風の影響を受けて、小雨がぱらついていた。この時点で雨は上がっていたものの、まだ曇り空。であれば、曇っていないと撮影には不向きとなる場所に行ってみよう。所沢陸橋を通り越して、陸橋から5分ほど歩いた先の撮影ポイントへ行ってみた。既に先客が一人。挨拶をして、先客の後ろからカメラを構えてみたが、季節柄、草木が伸びており、先客を回避して撮るのは不可能と判断。所沢陸橋に戻って、撮影に臨むことにした。
所沢陸橋に到着したのは、11時40分頃のこと。歩道橋の階段部分で、甲種輸送の通過を待つことに。
263Fに牽引され、新秋津へ向かう245F。
所沢陸橋到着から約15分。11時53分頃になるが、263F+245Fが所沢陸橋に近付いてきた。黄色+ツートンと言う、101系らしい組み合わせだったが、お天気が幸いしたのか、陸橋上に集まったのは、いつもの甲種輸送の時よりも少なく、撮りやすかった。
この後、私は、撮影地から歩いて5分ほどのところにある、山田うどん食堂の本店へ。ここで昼食を食べた後、近くのバス停から、清瀬駅行きの西武バスに乗車し、愛宕山と言うバス停で下車。武蔵野線の下安松架道橋へ向かう。いつも、この場所へ行くには、東所沢駅行きのバスに乗車し、和田安松バス停で下車していたため、この日も東所沢駅行きに乗り込んだとばかり思いこんでいたが、途中で清瀬駅行きだと言うことに気付き、下安松架道橋近くの愛宕山バス停で下車した。撮影地へ向けて歩いていると、EF66の100番台車が牽引する下りの貨物列車が通過していった。食事休憩をもう少し早く切り上げていれば、撮れたかもしれない。
バス停から、下安松架道橋の撮影地へは、和田安松バス停よりも近かったが、前日までの悪天候の影響を受け、撮影地へ向かう階段の踊り場は、泥濘となっており、歩きにくかった。
階段を上がって、いざ撮影地へ。この撮影地は、公道の行き止まり(歩行者は階段を使って小金井街道方面へ通り抜け可能)で、しかも会談手前は畑が広がっており、撮影し易い場所だったが、久しぶりに、この場所を訪れてみると、畑だった場所を宅地にするための区画整理が行われており、いずれは戸建て住宅が立ち並ぶ事になりそう。住宅が建ち始めると、この場所では、ちょっと撮り辛くなるかもしれない。
EF210-143号機が牽引する新座貨物ターミナル行き2099列車。
撮影地到着から約15分。13時29分頃、新鶴見機関区に所属するEF210-143号機が牽引する、新座貨物ターミナル行き2099列車がやって来た。甲種輸送のおよそ10分前に来る貨物列車。2022年12月17日に実施された241Fの甲種輸送より、新秋津発が10分早まっているため、今後、多摩川線の甲種輸送の直前に来る貨物列車として、この2099列車が弊ブログ内で登場する機会が多くなるかもしれない。
EF65 2060号機に牽引され、新座貨物ターミナルに向かう245F。
2099列車通過から11分後の13時40分、新座貨物ターミナルへ向かう245Fの甲種輸送がやって来た。この日、245Fを八王子まで牽引するのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2060号機。貨物更新色と呼ばれたこのカラーも、残り僅か。EF65が来てくれること自体、有り難いと思わなきゃいけないのだが、その中でも貨物更新色となると、自然とテンションも高くなってくる。
撮影後、徒歩で武蔵野線の東所沢駅へ移動。245Fに先行する形で中央線方面へ先回り。西国分寺から中央線の快速電車に乗り換えて日野へ。多摩川の河川敷へ向かった。この日は曇っていたこともあり、迷わず下り線側を選択。245Fの甲種輸送を待つことに。
多摩川橋梁を渡るEF65 2060号機+245F。
15時30分、EF65 2060号機に牽引された245Fの甲種輸送列車がやって来た。いつもより15分ほど早い通過でちょっとビックリ。中央線では、8月下旬ごろより、4号車と5号車にグリーン車を組み込んだE233系の試運転が、東小金井~国立間で繰り返されており、実は、ここへ来る際にも、国立駅2番線にグリーン車組み込み編成が停車していた。もしかしたら、グリーン車組み込み編成の試運転に関係した時刻変更が行われていたのかもしれない。
撮影後、日野駅へと戻り、中央線の下り電車に乗車。八王子駅へ向かう。 八王子駅に到着すると、ちょうど留置線への入替が始まるところだった。ここまで乗車してきた高尾行きの発車を待って、撮影を開始する。
HD300-8号機に牽引され、まずは高尾方の引き上げ線へ向かう。
この日、八王子駅構内の入替を担当していたのは、HD300-8号機。八王子と語呂合わせなのか、一時期、この8号機が優先的に充当されていたこともあったが、最近は、8号機を見かける機会が無く、八王子駅では、久々の再会だった。
HD300-8号機に押されて、高尾方の引き上げ線から留置線に向かう245F。
245Fは、引上げ線で5分ほど停車した後、HD300-8号機に押されて、ビックカメラ前の留置線へ向かった。
留置線に押し込まれる245F。
続いて、横浜線のホームへ移動。ここまで245Fを牽引してきたEF65 2060号機を撮影する。
八王子駅で出発を待つEF65 2060号機。
発車まで少し時間がありそうだったので、まずは横浜線ホームの先端へ。スマホのカメラでの撮影であるが、正面から撮ることが出来た。そして・・・
役目を終えて、新鶴見機関区へ戻るEF65 2060号機。
ホームの先端での撮影の後、機関車の背後へ回ると、信号機は既に青になっていた。16時31分、役目を終えたEF65 2060号機は、八王子駅を後にした。
EF65 2060号機を見送って、この日の多摩川線甲種輸送の撮影を終了とした。
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