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防災の日 正午のひばりヶ丘駅

9月1日は、防災の日。

西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。

私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は金曜日。と言う事で、夏季休暇として与えられる3日のうち1日を、この9月1日に充てた。

さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考え、昨年は飯能駅を訪れたが、疑問は解決されず、中途半端な結果となってしまった。今回はどこで観察するか。慎重に検討した結果、ひばりヶ丘駅で観察することにした。ひばりヶ丘駅は、12時02分発の準急池袋行き4306列車が、一駅手前の東久留米駅で、12時07分発の快速急行元町・中華街行き1808列車が所沢駅で正午を迎える事になっている。準急列車は、石神井公園駅まで各駅に停車するが、快速急行は、所沢駅を発車し、最初の停車駅がひばりヶ丘駅である。ここ数年、優等列車については、緊急停止後、最寄りの駅ではなく、最寄りの停車駅まで走り通すように、扱いが変わったのではないか。そう考えており、準急よりも後続の快速急行の方がどうなるのか気になっていた。

防災の日企画でひばりヶ丘駅を訪れたのは初めて。観察場所は、駅の池袋方にある保谷11号踏切。通行人や車の動き注意しながら、11時55分頃より待機する。

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ひばりヶ丘駅に進入する各停小手指行き6519列車。

11時57分、40000系40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車が、背後よりやって来た。この時点で、6519列車は約1分遅れで運転中。充当された40105Fは、2018年3月10日より運行を開始した、新宿線・拝島線の座席指定制の有料列車「拝島ライナー」用として新宿線に新製配置されたが、2020年4月より小手指車両基地に転属。40000系は全編成が小手指配置となり、以降、新宿線・拝島線へは、主に、40103Fから40106Fまでの4編成から、定期的に2編成が新宿線に貸し出される形になっている。

この直後、下りの快速急行小手指行き1805列車がひばりヶ丘駅に到着し、11時59分、1分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

そして、時刻は正午を迎えた。
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ひばりヶ丘駅1番ホーム停車中に正午を迎えた40105F。

この日、ひばりヶ丘駅で正午を迎えたのは、40105Fによる各駅停車小手指行き6519列車だった。この列車は、この後も2分ほど停車し、12時02分、定刻よりも2分遅れでひばりヶ丘駅を発車していった。

さて、上り列車はどうだろうか。列車の行方を気にしながら、上りホームを観察していると・・・

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上りホームをよく見ると、駅員さんの姿が・・・

準急池袋行きを待つ乗客の後ろを歩く駅員さんの姿を確認。ホームを巡回していた。そして、1分後・・・

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準急池袋行き4308列車が到着。

12時03分、準急池袋行き4308列車が、定刻より1分遅れで、ひばりヶ丘駅に到着。この日、4308列車に充当されていたのは、30000系の32102F+38109F(編成の組成は飯能方基準で表記)だった。

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池袋へ向けてひばりヶ丘駅を発車。

1分ほど停車した後、池袋へ向けて走り出した。担当の運転士さんと駅員さんとのやり取りを確認することは出来なかったが、この後の快速急行はどうだろうか。引き続き、保谷11号踏切から様子をうかがう事に。

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ひばりヶ丘駅に到着した急行飯能行き2135列車。

12時06分、40000系40154Fによる、下りの急行飯能行き2135列車が、定刻より2分遅れで、ひばりヶ丘駅に到着した。この列車は、石神井公園駅を11時59分に発車しており、正午を過ぎて最初の停車駅が、このひばりヶ丘駅である。よく見ると、下りホームの池袋方には、ホーム巡回中の駅員さんの姿が見える。もしかすると、列車の乗務員から駅員への伝達は、運転士さんから車掌さんに変わったのかもしれない。そう言えば、2020年の防災の日に訪れた西武柳沢駅でも、下り各駅停車到着直前に、巡回中の駅員さんが、下りホームの最後部付近で待機していたのを確認している。

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快速急行元町・中華街行き1808列車が到着。

12時09分、東京メトロ10000系10121Fによる、快速急行元町・中華街行き1808列車がひばりヶ丘駅に到着。先行の準急池袋行きと同様、この列車についても、担当の運転士さんと駅員さんとのやり取りを確認することは出来なかった。この場所からは観察できないが、下り列車の状況から察すると。最後部車両では、ホーム巡回中の駅員さんと車掌さんとのやり取りがあったかもしれない。

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元町・中華街へ向けてひばりヶ丘駅を発車。

12時10分、快速急行元町・中華街行き1808列車は、定刻より3分遅れで、ひばりヶ丘駅を発車していった。

と言う訳で、今年の防災の日の列車一斉停止訓練の観察は、1808列車の発車を見届けたところで終了とした。来年の観察は、最後部車両が見える場所で観察しないと・・・

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