西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する
9月7日から12日にかけての撮影記です。
前の記事で触れたように、ツートンカラーの245Fが多摩川線へ向かったが、その入れ替わりとして、多摩川線からは、近江鉄道カラーの251Fが、本線側に戻ってくることになった。
本線側へ戻るため、甲種輸送の準備が進む251F。(2023年9月7日撮影)
9月7日夕方、京王線・南武線の分倍河原駅近くで仕事が終わった私。この日は分倍河原から直帰となるため、分倍河原駅から京王線の上り電車に乗車。武蔵野台駅で下車し、白糸台車両基地が観察できる駐車場へ。甲種輸送の準備が進む251Fを撮影した。
実は、前日の夜も帰宅途中に白糸台に立ち寄り、駅構内から251Fを撮影。その模様は、速報ブログで取り上げているが、仕事が長引き、遅い時間帯の訪問となってしまった。前日に続き、2日連続となってしまったが、分倍河原からの直帰であれば、少しでも明るい時間帯に着けることから、自然と足が向いてしまった。
そして3日後の9月10日。多摩川線から戻ってくる近江鉄道カラー251Fの甲種輸送を撮影する。未明に八王子駅に到着した251Fは、ここで朝を迎える。10時46分、八王子駅に到着すると、新秋津までの牽引を担当する機関車との連結作業は終了していた。まずは、横浜線のホームへ向かい、停車中の甲種輸送を撮影する。
貨物更新色EF65 2060号機が牽引を担当。
この日、八王子から新秋津までの牽引を担当するのは、EF65 2060号機。前日と同じ機関車の登板。貨物更新色のEF65と近江鉄道色101系との組み合わせ、なかなか似合っている。
EF65 2060号機のみを撮影。
横浜線が発着する5番線がちょうど空いている時間帯だったのと、光線状態が良かったので、編成写真の他、機関車のみも撮影。残り少なくなった貨物更新カラーを順光で撮れたことは嬉しかった。
この後、立川方面へ折り返すために、一旦改札を出場。そして、再入場の後、中央線下り列車が発着する4番線へ。
八王子駅に進入するE353系と251Fの並び。
タイミング良く、甲府行きの特急「かいじ15号」が八王子駅に到着。近江鉄道色の251FとE353系の並びを撮影した。
この後、対面の3番線に停車中の八王子駅を11時08分に発車する、八王子駅始発の快速東京行きに乗り込み立川へ。そして、更に、立川駅南口から、西武バスに乗り込み、多摩川橋梁へ向かう。
「鉄道ダイヤ情報」や「とれいん」と言った月刊誌への甲種輸送計画表が掲載されなくなった今、甲種輸送の撮影には、過去の運転実績などから時刻を推定しなくてはならない。これまでの撮影実績からすると、多摩川線の甲種輸送は、八王子駅を11時30分に発車。11時39分頃から約20分、日野駅の待避線に停車する。その記憶を基に撮影地へ移動。立川駅でバスを1本乗り遅れてしまったものの、時間的には余裕がある。そう思い込んでいたのだが・・・
EF65 2060号機に牽引され、多摩川橋梁を通過する251F。
11時48分、EF65 2060号機が牽引する、251Fの甲種輸送が多摩川橋梁を通過した。この場所に到着してから、僅か5分ほどでやって来た甲種輸送。そう言えば、前日も中央本線内がいつもよりやや早めの運転だったが、この日も以前より早めの運転となっており、渋滞などによりバスの到着が少しでも遅れていたら、間に合わなかった可能性もあり、次回の多摩川線甲種輸送撮影の際には、早目の行動を心掛けなくては・・・
この後、再び、西武バスで立川駅へ。更に立川駅から中央線の快速電車で国分寺へ。駅周辺で昼食を食べた後、西武国分寺線、西武新宿線と乗り継ぎ所沢へ。263Fに牽引され、小手指へと向かう251Fを、まずは所沢陸橋下で撮影することに。多摩川線から戻って来た101系の甲種輸送の新秋津の出発時間は、13時57分頃に発車するパターンが多く、今回もこの時刻に出てきてくれれば、14時02分頃には、所沢陸橋付近を通過するだろうと予想していた。ところが、14時を5分以上過ぎても263F+251Fは現れない。そのまま待機していると・・・
38105Fによる準急所沢行きと並走する263F+251F。
14時16分、263Fに牽引された251Fが近付いてきたが、ご覧の通り、30000系38105Fによる準急所沢行き4307列車と並走する形での接近となった。もちろん、4307列車の方がスピードも速く、甲種輸送を軽く追い越したのだが、私の立ち位置からは、263F先頭で撮影できたのは、この並走シーンのみ。気を取り直して振り向いて後追いを狙う。
振り向いて後追い。
この後、所沢駅へ戻り、甲種輸送に先行する形で、西武池袋線の下り列車に乗車する。西所沢か小手指、どちらで撮るか悩んだが、この日は、ベルーナドーム(西武ドーム)でケツメイシのコンサートがあるため、狭山線は特別ダイヤでの運転。甲種輸送の撮影に最も適している西所沢駅の1番ホームには、甲種輸送通過直前に上り列車が到着する筈。車内から眺めてみると、既に人が多く集まっており、西所沢での撮影は諦め、そのまま小手指へ向かう事にした。小手指駅3・4番ホームの池袋方先端で待つことにした。
小手指駅3番ホームに入線する263F+251F。
ホームで待つことおよそ15分。15時35分頃になるが、263F+251Fが、小手指駅3番ホームに入線した。進入シーンを撮り終えた後、車両基地へ入庫していくシーンを撮影すためホーム上を歩いて移動する。
到着後、小手指車両基地へ進んでいく263F+251F。
263F+251Fは、小手指駅3番ホームに2分ほど停車した後、小手指車両基地へ向かっていった。車両基地へ向かってゆっくりと進んでいく263F+251Fを見届けて、甲種輸送の撮影を終了とした。
さて、多摩川線の甲種輸送により、101系ワンマン車が手薄となった狭山線用として、新宿線から2000系4両編成の2527Fが貸し出され、狭山線の運用に入りました。今回の甲種輸送の撮影に合わせて、2527Fも撮影しようとしたところ、甲種輸送が実施された9月9日と10日の2日間は、ベルーナドーム(西武ドーム)でのコンサート開催に伴う特別ダイヤのため、4両編成の線内運用は午前中で終了と言う状況でした。
そこで、甲種輸送2日目となる9月10日の早朝、西所沢に向かい、狭山線で運用中の2527Fを撮影しました。
早朝の狭山線を走る2527F。(6106列車)
自宅を6時前に出発し、西所沢駅から3分ほど歩いた狭山線の西所沢3号踏切へ。ここで、西所沢行き6106列車を撮影。
折り返し、西武球場前へ向かう2527F。(6107列車)
西所沢3号踏切から西所沢駅へ戻る際、狭山線の西所沢1号踏切で、西武球場前行き6107列車を撮影し、次の目的地へと向かいました。
そして、2日後の9月12日の午前中。西武線アプリを見ると、2527Fが走っている事が確認できたので、再び西所沢へ。
西所沢駅2番ホームに進入する2527F。(6142列車)
この日の2527Fは、西所沢駅10時13分着の6142列車で運用は終了。2527Fは、一旦、池袋方の引き上げ線へ入線した後、小手指車両基地へ回送となった。
小手指駅3番ホームに入線する2527F。
10時24分、狭山線での運用を終えた2527Fの回送列車が、小手指駅3番ホームに入線。
小手指車両基地へ向けて進んでいく2527F。
2527Fは、小手指駅3番ホームに1分ほど停車した後、小手指車両基地へ向かっていった。2527Fによる狭山線の代走は、6142列車を以て終了したようで、その後、新宿線へ返却されました。
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