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EOS6D MarkⅡ試運転 その2 秩父鉄道「パレオエクスプレス」と鉱石列車を撮影する

11月18日の撮影記です。

新所沢駅を撤収した私は、所沢駅構内の狭山そばで昼食を済ませ、所沢駅から池袋線の下り列車で飯能へ。更に飯能から、特急「ちちぶ15号」に乗り換えて、向かった先は秩父。

11月18日と19日の2日間、秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」は、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」の公開を記念し、ヘッドマークと記念旗を掲出して運転されることになっていた。カメラの試運転を兼ねて、特別仕様の「パレオエクスプレス」を撮影しておこうというのが狙い。

西武秩父駅から徒歩で秩父鉄道の御花畑駅へ移動。ここから和銅黒谷まで秩父鉄道に乗車する。土曜日の午後、長瀞の紅葉が見頃と言う事で、人も多く、乗車する上り列車まで時間があるにも関わらず、改札口からホームへ入場してしまった。混雑するホーム。暫くすると、上りの鉱石列車が通過。土曜日なのに、三輪鉱業所からの鉱石列車が運転されている事を、すっかり忘れていた。しかも、時間的に、最終の7006列車の筈。御花畑NO2踏切で撮影するべきだった。

気を取り直して、後続の上り列車に乗車し、和銅黒谷駅へと向かう。14時24分、和銅黒谷駅に到着。ヘッドマークと記念旗が移らないと意味がないため、ホーム上で狙う事にした。

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和銅黒谷駅に進入する「パレオエクスプレス」

和銅黒谷駅のホームで待つこと約25分、14時49分になるが、「パレオエクスプレス」がやって来た。この日は風が強く、向かって右側の旗は、前照灯にかかってしまった。

この後、鉱石列車を撮るため、和銅黒谷駅を出場し、皆野方面に向かって歩き出す。「パレオエクスプレス」の後、急行列車が来るのだが、これを駅で撮ってから移動すると、想定していた撮影地に到着する前に、鉱石列車が来てしまうため、急行列車の撮影は諦めて、撮影地へ移動する。実際に歩いて移動すると、撮影地まであと少しと言うところで、急行列車に追い越されてしまった。

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デキ503が牽引する武州原谷行き7205列車。

15時18分、デキ503が牽引する武州原谷行き7205列車がやって来た。この秋は、つい先日まで、季節外れの暑さを感じるような日もあったため、まだまだ冬は先と思っていたが、秩父鉄道の電気機関車は、早くも冬仕様。パンタグラフを2基上昇させて走らせており、厳しい冬が、すぐそこまで迫っている事を実感した。

この後、上りの鉱石列車が来る筈。そこで、和銅黒谷駅方向へ100メートルほど戻ったところにある踏切へ移動し、鉱石列車の通過を待つことに。
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デキ102が牽引する三ヶ尻行き7106列車。

15時37分、デキ102が牽引する上り三ヶ尻行き7106列車がやって来た。このデキ102には、ご覧のように武州原谷駅鉱石輸送30周年の記念ヘッドマークが掲出されている。和銅黒谷駅と大野原駅の駅間にある、貨物専用の武州原谷駅は、群馬県神流町で採掘され、ベルトコンベアで運ばれた鉱石の輸送を、1993年から開始しており、今年が30周年の節目の年。このヘッドマークは、10月7日から12月31日まで掲出しているとのこと。当初は、デキ103に掲出されていたが、途中からデキ102に変更。光線状態が良好な下り列車ではなく、上り列車での遭遇であったが、撮影することが出来た。

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EOS6D MarkⅡ試運転 その1 新所沢駅で2000系を撮影する

11月18日の撮影記です。

2019年よりメインで使用していた、キャノンのEOS6Dの調子が悪くなってきた。まだ使えるうちに、メインのカメラを更新しておこうと思い、11月14日、研修で新宿へ行った際に、中古カメラ店で、EOS6D MarkⅡを購入した。

購入後初の週末を迎え、この日は朝から6D MarkⅡの設定をして、11時頃、自宅を出発。6D MarkⅡの試運転に出かけた。試運転として選んだ場所は、西武新宿線新所沢駅。ここで、暫くの間、2000系を中心に撮影をすることにした。

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新所沢駅を発車。本川越へと向かう2095F。(5623列車)

6D MarkⅡの記念すべきファーストショットは、新所沢駅まで乗車してきた2095F。下りホームの本川越方より、走り去る同編成を撮影してみた。2095Fは、2021年11月に、廃車となった2063Fの代替として、池袋線に転属したものの、今年2月に新宿線に復帰。元々、2021年までは新宿線一筋で活躍してきた車両なので、やはり、この車両は新宿線と言うイメージが強い。

そして、5623列車が発車して1分後、上りホームの3番ホームは、背後からこんな列車が、ゆっくり近づいてきた。

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新所沢駅3番ホームに入線するレストラン列車「52席の至福」

5623列車の後を追うように、新所沢駅にやって来たのは、レストラン列車「52席の至福」。2022年3月13日のダイヤ改正より、所沢駅の西武新宿方に設置されていた、新宿線から所沢駅4番ホーム(池袋線下り)への渡り線が、所沢駅ふれあい通り線道路新設工事に伴い、使用停止となっているため、新所沢駅で折り返すことになっており、新所沢駅には、航空公園駅方にある渡り線を使い、直接、上りホームの3番ホームに入線することになっている。いつかは乗りたいと思いつつ、未だ乗車が出来ていない「52席の至福」。4000系そのものの置き換えが発表されてしまっているので、この車両に関しても、残された時間は、そう長くないのかもしれない。

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西武2000系 2529Fが横瀬車両基地へ廃車回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、本日、11月21日、新宿線系統で活躍してきた、2000系の2529Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。

今年度の40000系増備車第三弾、40163F到着後、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511F、2509F、2513Fに次いで10例目となります。

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横瀬車両基地へ廃車回送された2529F(前4両)(2023年3月23日撮影)

前面の貫通扉の窓が大窓で、扉の窓が小窓のタイプの4両編成は、元々、2521Fから2529Fまでの5編成しかなく、2022年3月22日に、2521Fが廃車回送され、このタイプは4編成となってしまっていたものの、8月24日に2525Fが、11月9日には2523Fが、それぞれ武蔵丘検修場で検査を受けて出場しており、このタイプは、もう少し活躍するのかと思っていた矢先、2529Fが廃車回送されてしまいました。

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10両編成の先頭に立ち、急行列車として西武新宿へ向かう2529F(前4両)(2023年4月2日撮影)

とは言え、2000系の廃車は今年度も進んでおり、今年3月のダイヤ改正からは、優等列車の運用も激減していることから、見かけたら積極的に撮るという思いでカメラを向けています。2529Fの撮影記録を見ていくと、今年4月2日には、2529F+2465F+2543Fと言う4+2+4の組み合わせを撮影。2529Fの急行列車は、この時が最後の撮影となってしまいました。

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国分寺線の運用に就く2529F(前4両)(2023年5月13日撮影)

5月13日には、国分寺線で運用中の2529Fを撮影。この時、2529Fとペアを組んでいたのは、旧2000系2両編成の2417F。2000系は新旧問わず、撮っておかなくてはいけない存在になってきているのですが、この時も、自然と旧2000系の方を優先的に撮ってしまっていました。

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2545Fとコンビを組み、西武新宿を目指す2529F。(2023年11月3日撮影)

私自身、2529Fが運用中の姿を最後に撮影したのは、11月3日のこと。久々の遭遇で、この日は、4両編成のラストナンバー、2545Fとコンビを組んでいました。

2529F、長年にわたる活躍、お疲れ様でした。

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八高線 「DLレトロ八高号」を撮影する

11月11日の撮影記です。

この日、八高線では、「DLレトロ八高号」と称した団体臨時列車が、高崎~小川町間で運転されることになっていた。この列車は、旧型客車3両の前後に、DD51を連結したプッシュプル方式で運転される。DD51も旧型客車も久々の八高線入線。これはどうしても撮影しておきたい。とは言え、どの撮影地も人でいっぱいだろう。さて、どこへ行くべきか・・・

当日、私は6時50分ごろに自宅を出発。西武新宿線久米川駅から本川越駅へと向かい、そこから東武東上線川越市駅まで徒歩で移動。川越市駅から東武東上線に乗り込み小川町駅へ。更に小川町駅からJR八高線に乗り換え、辿り着いたのは松久駅。ここから高崎方面へ10分ほど歩いた辺りで撮影できればと考えていた。松久駅から、いざ撮影地へ向けて歩いていると、Facebookのフォロワーさんと出会った。ご家族全員で、この列車の撮影に来ており、5時前に自宅を出て、この先の踏切で待機しているという。そこで、私も、その場所にお邪魔して、ご一家の後ろから撮らせていただくことにした。

撮影地到着後、早速、準備に取り掛かるが、とにかく風が強い。列車本数が少ない八高線。「DLレトロ八高号」が来るまでに、練習用の列車は、上り列車、下り列車とも1本ずつしかない。数少ない練習用の列車のうち、先に来た下り列車に関しては、列車接近時の風圧が予想以上に強く、撮影に失敗。更に、上り列車に関しても、カメラの誤操作により撮影失敗と、嫌なムードのまま、本番を迎える事になった。

11時11分、お目当ての「DLレトロ八高号」がやって来た。早速撮影を開始することに。

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DD51 842号機が先頭でやって来た「DLレトロ八高号」

事前の告知通り、小川町方の先頭に立っていたのは、これまでに何度もお召列車の牽引を担当してきたことがあるDD51 842号機であった。相変わらず美しく整備されている。

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近付いてきたところでもう一度。

本番では、カメラの調子も良く、接近してきたところで、もう一度撮影してみた。

この後、折り返しの「レトロ八高号」も撮ることになるのだが、次の撮影までは、まだ4時間ほどある。さて、どこで時間を潰すか・・・

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さらばカラシ EF65 2127号機 運用離脱

X(旧Twitter)やFacebookからの情報となりますが、11月7日、新鶴見機関区に所属するEF65 2127号機が運用を離脱。大宮車両所へ回送されてしまったとのことです。

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西武多摩川線へ向かう101系を牽引するEF65 2127号機。(2019年4月13日撮影)

EF65 2127号機は、2008年の春に、岡山機関区から新鶴見機関区に転属してきた車両で、岡山機関区時代に広島車両所にて更新工事を受けており、貫通扉が黄色く塗られた独特の更新カラーとなっている事から、鉄道ファンの間では「カラシ」と言う愛称で親しまれてきました。

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大宮駅を通過するEF65 1127号機(2010年12月26日撮影)

転属当初は、1127号機でしたが、2012年より、新たな保安装置設置に伴い、元番号に1000を加算した車号となり、2127号機と名乗るようになりました。新鶴見機関区転属後、大宮車両所に入場する機会があり、広島更新色が消滅するのではと心配されましたが、独特のカラーは残り、広島更新色のイメージを残してくれましたが、この度、運用を離脱したことにより、この特徴ある姿も見納めとなってしまいました。

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西武40000系 40163Fの甲種輸送を撮影する

11月4日から5日にかけての撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第3弾となる、40163Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、11月1日に6~10号車が、11月2日に1~5号車が出場した。

これまで、西武鉄道40000系の甲種輸送は、木曜日に5両が出場。翌日の金曜日に残り5両が出場し連結。10両編成となって東へ。土曜日に横浜羽沢、そして日曜日の朝、新秋津に到着するというパターンであったが、この40163Fは、いつものパターンとは1日早く、水曜日に5両が出場してきた。実は、今年度の40000系増備車第1弾である40161Fも、1日早いペースで出場しており、40163Fに関しても、40161Fと同じパターンで、土曜日の朝に新秋津へ到着と判断した。

11月4日早朝、私は、40163Fの甲種輸送を撮影するため外出する。40000系の甲種輸送最終日は、横浜羽沢駅から新秋津を目指すこととなるが、これまで、武蔵野線の多摩川橋梁など、どうしても府中本町駅周辺での撮影に限られてしまっていた。そこで、この日は早起きして鶴見へ向かう事に。X(旧Twitter)を検索してみると、前回、40162Fの甲種輸送が、8時6分頃、京急の花月総持寺駅付近を通過していることが解り、8時までに鶴見駅に着くようにして移動を開始した。実際に到着したのは、7時50分頃のこと。撮影後、すぐに折り返すことを考慮し、まずは、ここまでの運賃を精算するべく改札口を出場。すぐに再入場をして、準備万端。ホームの横浜方で、甲種輸送の通過を待つことにしたのだが・・・

通過予定時刻を過ぎても、40163Fの甲種輸送は現れない。ホーム上には、甲種輸送目当ての同業者も数名居たが、8時30分を過ぎると、あきらめたのか、少しずつ少なくなっていった。今日に限り、時刻を変更して、もう新鶴見へ行ってしまったのだろう。そう考えることにして、X(旧Twitter)に掲載されていた、新鶴見信号場の発車時刻の3分前である8時45分まで待機したが撤収することにした。

鶴見始発の京浜東北線大宮行きに乗車し、川崎駅へ向かい、駅構内のうどん店で朝飯を食う事に。その際、Ⅹ(旧Twitter)で情報収集していると、新鶴見信号所から先、40163Fの甲種輸送が運転されていないことを知る。急遽、この先の予定を変えて、40163Fが前日到着している筈の横浜羽沢駅へ向かう事にした。川崎駅から南武線で武蔵小杉へ。そこから、JR・相鉄直通線に乗車し、羽沢横浜国大駅へ。改札口を出て、横浜羽沢駅を横断する陸橋へ向かうと、構内に40163Fが留置されているのを確認。早速撮影することにした。

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横浜羽沢駅構内に留置中の40163F。

40163Fは、ご覧のように、かつて、荷物列車が発着していたホームではなく、屋外の留置線に留められていた。機関車も連結されておらず、また、西武の263Fも小手指車両基地内でパンタグラフを下ろした状態で留置されているという情報もあり、どうやら、翌朝まで動きはなさそう。冷静になって考えてみれば、いつものように、木曜日と金曜日、2回に分けて川崎車両を出場すると、2回目が11月3日の祝日となる事から、今回は、川崎車両側の都合で、1日早く出場。一方の西武側は、日曜日じゃないと受け入れられない(推定)ことから。この横浜羽沢駅でもう一泊と言う事になった模様。

陸橋上で撮影していると、同じく40163Fにカメラを向けている方が3名いらっしゃった。撮影がてらお話した後、名刺交換してみる。そのうちのお一人は、TS日本鉄道旅行企画株式会社という会社の代表取締役社長、ターナー・スティーブンさん。海外からの観光客を相手に、日本での鉄道旅行に特化した企画を提案する会社だそうで、ご自身も、東急線沿線在住の鉄道ファン。更に同行していた方は、小田急線沿線在住の鉄道ファンと言う事で、話はサステナ車両の話題に。まさか、こんなところで、東急線・小田急線沿線にお住いの鉄道ファンと交流が出来るとは、予想外の展開でした。

結局、この日の甲種輸送の撮影は、横浜羽沢駅での撮影のみで終了。せっかく横浜方面まで来たので、春ごろからの宿題を少しずつ片付けた後、横浜で名物のサンマーメンを食べて東京へと戻りました。

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