八高線 「DLレトロ八高号」を撮影する
11月11日の撮影記です。
この日、八高線では、「DLレトロ八高号」と称した団体臨時列車が、高崎~小川町間で運転されることになっていた。この列車は、旧型客車3両の前後に、DD51を連結したプッシュプル方式で運転される。DD51も旧型客車も久々の八高線入線。これはどうしても撮影しておきたい。とは言え、どの撮影地も人でいっぱいだろう。さて、どこへ行くべきか・・・
当日、私は6時50分ごろに自宅を出発。西武新宿線久米川駅から本川越駅へと向かい、そこから東武東上線川越市駅まで徒歩で移動。川越市駅から東武東上線に乗り込み小川町駅へ。更に小川町駅からJR八高線に乗り換え、辿り着いたのは松久駅。ここから高崎方面へ10分ほど歩いた辺りで撮影できればと考えていた。松久駅から、いざ撮影地へ向けて歩いていると、Facebookのフォロワーさんと出会った。ご家族全員で、この列車の撮影に来ており、5時前に自宅を出て、この先の踏切で待機しているという。そこで、私も、その場所にお邪魔して、ご一家の後ろから撮らせていただくことにした。
撮影地到着後、早速、準備に取り掛かるが、とにかく風が強い。列車本数が少ない八高線。「DLレトロ八高号」が来るまでに、練習用の列車は、上り列車、下り列車とも1本ずつしかない。数少ない練習用の列車のうち、先に来た下り列車に関しては、列車接近時の風圧が予想以上に強く、撮影に失敗。更に、上り列車に関しても、カメラの誤操作により撮影失敗と、嫌なムードのまま、本番を迎える事になった。
11時11分、お目当ての「DLレトロ八高号」がやって来た。早速撮影を開始することに。
DD51 842号機が先頭でやって来た「DLレトロ八高号」
事前の告知通り、小川町方の先頭に立っていたのは、これまでに何度もお召列車の牽引を担当してきたことがあるDD51 842号機であった。相変わらず美しく整備されている。
近付いてきたところでもう一度。
本番では、カメラの調子も良く、接近してきたところで、もう一度撮影してみた。
この後、折り返しの「レトロ八高号」も撮ることになるのだが、次の撮影までは、まだ4時間ほどある。さて、どこで時間を潰すか・・・
まずは昼飯。せっかく松久まで来たので、この近くの飲食店を探すことにした。スマホで「松久駅 ランチ」と検索した結果、駅から徒歩7分ほどの居酒屋、ひょうたん島に辿り着く。
松久駅から徒歩7分。居酒屋「ひょうたん島」で昼食を摂ることに。
ランチタイムはうどんを提供しているとのことで、肉汁うどんを頂くことにした。
肉汁うどん 大盛。
脱サラでお店を始めたというご主人は、とても人柄も良く、肉汁うどんも美味しかった。
お腹も満たされて、松久駅へ。夕方の「DLレトロ八高号」まで、まだまだ時間があるので、列車で、寄居まで往復することにした。次の上り列車は、松久駅12時34分発の高麗川行き230D。児玉~高麗川間は列車本数が少なく、この230Dは、約2時間ぶりの列車となるのだが・・・
松久駅に進入する高麗川行き230D。
2時間ぶりの上り列車は、ご覧のように、キハ110系の単行(1両)。八高線は、2022年3月12日に実施されたダイヤ改正より、日中の列車で1往復、単行による列車が運転されていることは知っていたのだが、まさか自分が乘る列車がそれだったとは・・・ 車内は、沿線で「DLレトロ八高号」を撮影していた鉄道ファンと、一般の乗客で超満員。普段は、単行でも充分なのかもしれないが、この日は・・・
超満員の列車でおよそ10分。寄居駅に到着。私は、予定通り、ここで下車。暫くの間、ホームのベンチで休息する。次の下り列車までの間に、秩父鉄道の貨物列車も通過したのだが、運悪く、その瞬間はトイレに行っており見られなかった。一旦、改札口を出た後、再び入場し、寄居駅13時39分発の高崎行き237Dで松久へ戻る。237Dは、2両での運転で、車内から撮影地を眺める余裕もあった。狙っていた撮影地は、人もそれほど多くなく、駅からも近そう。松久駅から、用土方向へ歩くこと15分ほど。辿り着いた撮影地は、先客が10名ほどだったが、まだまだ余裕があった。
撮影地到着から約20分。下りの高崎行き239Dがやって来た。
単行でやって来た高崎行き239D。
239Dは、先程、寄居まで乗車した230Dの折り返しのため、ご覧のように、キハ110ー219による単行。この列車に関しては、前の列車と30分ほどしか勧角が開いていないため、それほど混雑しているようには感じられなかった。
そして、239D通過から約15分後・・・
キハ111・112の2両固定編成による高麗川行き234D。
単行の239Dと児玉駅で交換してきた上りの高麗川行き234Dが背後からやって来た。この列車には、ご覧のようにキハ111・112の2両固定編成による運転だった。
この239Dと234Dの2本が、「DLレトロ八高号」通過前の最後の列車となる。松久駅で両列車から降りてきた鉄道ファンの方が数名、この撮影地にもやって来た。それでも、午前中に訪れた撮影地よりは人も少なく、落ち着いて撮影出来そう。
そして、234D通過から約1時間後、「DLレトロ八高号」がやって来た。
DD51 895号機を先頭に高崎へ向かう「DLレトロ八高号」
事前の告知通り、高崎方の先頭を務めたのは、DD51 895号機。小川町方の先頭を務めた842号機が、お召列車を牽引する際に、お召予備機に指定されることが多いことから、842号機と同様に、美しく整備されている。895号機の次位に連結され、青15号に塗装変更された、スハフ42 2234号車が良いアクセントとなって良い感じだ。
「DLレトロ八高号」の撮影は、これにて終了。私は、徒歩で松久駅へと戻り、上りの高麗川行きに乗車し寄居へ。そのまま東武東上線経由で帰っても良かったが、気分良く撮影が終わったので、一杯飲みたい気分になり、秩父鉄道で御花畑へ。焼鳥「省松」さんで一人打ち上げ会をしてから帰宅の途に就いた。
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