さらばカラシ ＥＦ６５ ２１２７号機 運用離脱

X（旧Twitter）やFacebookからの情報となりますが、１１月７日、新鶴見機関区に所属するＥＦ６５　２１２７号機が運用を離脱。大宮車両所へ回送されてしまったとのことです。


西武多摩川線へ向かう１０１系を牽引するＥＦ６５　２１２７号機。（２０１９年４月１３日撮影）

ＥＦ６５　２１２７号機は、２００８年の春に、岡山機関区から新鶴見機関区に転属してきた車両で、岡山機関区時代に広島車両所にて更新工事を受けており、貫通扉が黄色く塗られた独特の更新カラーとなっている事から、鉄道ファンの間では「カラシ」と言う愛称で親しまれてきました。


大宮駅を通過するＥＦ６５　１１２７号機（２０１０年１２月２６日撮影）

転属当初は、１１２７号機でしたが、２０１２年より、新たな保安装置設置に伴い、元番号に１０００を加算した車号となり、２１２７号機と名乗るようになりました。新鶴見機関区転属後、大宮車両所に入場する機会があり、広島更新色が消滅するのではと心配されましたが、独特のカラーは残り、広島更新色のイメージを残してくれましたが、この度、運用を離脱したことにより、この特徴ある姿も見納めとなってしまいました。

ネタガマとして、我々鉄道ファンの目を楽しませてくれたＥＦ６５　２１２７号機。活躍の場を首都圏に移してからは、１１２７号機時代を含めて、西武鉄道の甲種輸送にも何度か入ってくれました。この記事では、２１２７号機の惜別企画として、これまでに撮影した甲種輸送の模様を振り返ってみたいと思います。


多摩川線から戻って来た１０１系２４７Ｆ「春」を牽引するＥＦ６５　１１２７号機。（２０１２年４月８日撮影）


４００００系４０１０２Fの甲種輸送を牽引するＥＦ６５　２１２７号機。（２０１６年１１月１３日撮影）


４００００系は、４０１５３Ｆの甲種輸送も担当。（２０２０年８月２３日撮影）

ネタガマなので、もっと撮っているかと思いきや、意外と撮影した回数は少なかった。西武鉄道の甲種輸送では、００１系ラビューのＥ編成の甲種輸送も牽引しているのだが、当日朝、ぎっくり腰で起き上がることも出来ず撮影を断念した。ラビューとの組み合わせが撮れなかったことは、今でも悔いが残ります。逆に、当記事のトップ画像として使用した、西武多摩川線へ向かう１０１系赤電カラー２４７Ｆの甲種輸送の画像は、ＮＨＫ　ＢＳプレミアムで放送された「鉄オタ選手権　西武鉄道の陣」の番組内で使用していただいたことは、良い思い出です。

なお、１１月７日に大宮車両所へ回送されたのは、ＥＦ６５　２１２７号機だけでなく、こちらの車両も一緒に回送されています。


ＥＦ６５　２１２７号機と共に大宮車両所に回送されたＤＥ１１　２００２号機。（２０２０年９月２２日撮影）

新鶴見機関区に所属していたＤＥ１１　２００２号機も、ＥＦ６５　２１２７号機と共に、大宮車両所へ帰らぬ旅に出てしまいました。２０２２年３月のダイヤ改正から、米タンの入替にも、後継車両であるＤＤ２００形が進出。ＤＥ１０やＤＥ１１の出番は無くなってしまいました。調べてみると、ＤＥ１１の２０００番台車は、既に２００３号機も廃車になっているそうで、残りは２００１号機と２００４号機の２両のみとのこと。最後の２両の旅立ちも近いかもしれません。