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秩父鉄道の貨物列車を撮影する 2023師走

秩父鉄道の魅力の一つとも言える貨物列車。特に冬場は、電気機関車のパンタグラフが2基上昇しており、迫力も増す。

今年は、秋になっても暑い日が多く、冬の訪れは、まだまだ先だろうと言う感覚に陥っていたものの、例年よりも冬仕様になるのが早く、11月18日、導入したばかりの
EOS6D MarkⅡの試運転で、秩父を訪れた際には、既にパンタグラフを2基上昇させて運転していた。そして、現役最若番機関車であるデキ102には、武州原谷駅鉱石輸送30周年の記念ヘッドマークが掲出されており、一応撮影はしたものの、順光では撮れていない。ヘッドマークの掲出期間は12月31日までと告知されており、出来れば、デキ102を順光で撮っておきたい。

およそ2週間前となる12月9日、秩父鉄道の鉱石列車を撮影しようと思い、秩父へ向かった。一番の目的は、ヘッドマーク付きのデキ102だが、久しぶりに、三輪線も見ておきたい。所沢から特急「ちちぶ9号」で西武秩父に到着した私は、秩父鉄道の御花畑駅から下り列車に乗り込み影森へ。駅近くの踏切で、三輪鉱業所から出て来る鉱石列車を撮影することにした。

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影森駅に進入する7304列車。

11時21分、三輪鉱業所からの列車がやって来た。この列車を牽引していたのは、緑色のデキ504。秩父鉄道の機関車でも、最近は正面窓のHゴムの黒色化が進んでいるが、このデキ504は、まだグレーのHゴムのまま。逆光ではあるが、幸先良く良い車両を撮ることが出来た。

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影森駅に到着。ここで約10分ほど停車する。

この後、25分ほどすれば、下りの7403列車がやって来る。踏切を渡って、三輪鉱業所方面へ向けて歩き出す。三輪線の上り勾配を上がりきったところにある踏切付近へ先回り。跨線橋から撮影しようとカメラを構えるが、影がかなり出ているため、踏切手前の公道上から、上り勾配を上がって来る7403列車を正面気味に撮ることにした。

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三輪鉱業所へ向かう7403列車。

11時46分、鉱業所へ向かう7403列車が勾配を上って来た。この日、7403列車を牽引していたのは、デキ503。

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後追い。入替のため、この付近で一旦停止する。

デキ503に引かれた7403列車は、この付近で一旦停止。ここから先は、鉱業所内に入るため、入替が始まる。私も、側道を歩いて、三輪鉱業所の入口まで移動。構内の入替を担当するD502号機関車の雄姿を確認。しかし、工場内が写ってしまうため、撮影はしても公開はNGと聞いているため、今回も掲載はしません。

暫くの間、鉱業所の入口付近に滞在した後、再び跨線橋付近まで戻って来た。

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影森~浦山口間を行く7506F。

12時13分、三峰口方面から列車の接近音が聞こえてきたため、跨線橋の上からカメラを構えると、影森行き普通列車がやって来た。この列車には、秩父鉄道の主力車両、7500系の7506Fが充当されており、ご覧のようにクリスマス仕様のヘッドマークを掲出している。

この後、鉱業所からの7404列車を、この跨線橋付近で撮影するつもりだったが、この先のスケジュールを考慮すると、影森駅のホーム上で撮影した方が良いと判断。駅へ向かう事に。jtrain付録の「2023首都圏貨物列車詳細時刻表」によると、7404列車の影森駅の出発時刻は12時47分。影森駅の入線は、12時35分から40分頃ではないかと予想し、駅で撮影すれば、40分発の影森始発羽生行きに乗車できる。そう思って駅へ向かったのだが、予想よりも早く、ホームに入場したと同時に入線してきてしまい、撮影は出来なかった。

気を取り直して、影森始発の羽生行き普通列車に乗車し、御花畑駅へ移動。昼食を食べる前に、続行でやって来る7404列車を撮影するため、御花畑NO2踏切へ。

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デキ503が牽引する7404列車。

12時51分、デキ503が牽引する三ヶ尻行き7404列車がやって来た。そして、この列車は、この先、秩父駅で、下りの鉱石列車と交換する。そこで、撮影後は、御花畑駅の駅前を通って、秩父No7踏切へ。ここは、警報機と遮断機が無い、第4種踏切なので、安全を考慮して、線路からやや離れて待機する。

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デキ301が牽引する7005列車。

12時55分、デキ301が牽引する7005列車がやって来た。ここは、背景にマンションが入るため、「街中を走る貨物列車」と言うテーマで撮影してみた。

この後、御花畑駅へ戻り、駅構内のそば店で昼食を摂る。そして、13時25分発の羽生行き普通列車で和銅黒谷駅へ移動。午後は、11月18日にも訪れた、皆野~和銅黒谷間の撮影ポイントで鉱石列車を撮影する予定だった。和銅黒谷駅到着後、皆野駅方向へ向けて歩き出したが、ここで私の勘違いが発覚する。11月18日に和銅黒谷駅を訪れた際、駅に隣接した踏切には、貨物列車が踏切をふさぐ時間が張り出されており、14時17分から30分までの13分間、踏切が閉まりっぱなしであることを確認していた。実は、この時間帯に、下りの鉱石列車も来るものと勘違いしていたのだ。実際には、この時間帯、踏切をふさぐのは上りの鉱石列車であり、下りはもっと前に通過する。13時45分、撮影地を目前にして、下りの7105列車が来てしまった。この日、私は、19時までに阿佐ヶ谷へ行かなくてはならなかったため、当初の計画では、この7105列車と、上りの7006列車で撮影して撤収する予定だったが、計画が狂ってしまった。

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5000系5002Fによる三峰口行き普通列車。

14時20分、5000系5002Fによる、下りの三峰口行き普通列車がやって来た。東京都交通局、都営三田線で活躍していた6000系を譲り受けた5000系。秩父鉄道の一員となってから既に20年以上が経過し、後継車両についても気になるところ。最近は、積極的に撮影するようにしている。

この後、上りの鉱石列車が来る筈。そこで、和銅黒谷駅方向へ100メートルほど戻ったところにある踏切へ移動し、鉱石列車の通過を待つことに。

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デキ301が牽引する7006列車。

14時31分、デキ301が牽引する三ヶ尻行き7006列車がやって来た。この日最初に撮影したデキ504と同様、このデキ301もグレーのHゴムが維持されていて良い感じである。

7006列車通過後、下り列車、上り列車とも、暫く時間が開くため、近くのファミリーマートへ移動しお茶を購入。そして、再び、撮影地へ。

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6000系6003Fによる上り急行列車。

15時02分、背後から上りの急行「秩父路4号」がやって来た。この列車には、初代急行型車両300形のリバイバルカラーを纏う、6003Fが充当されていた。

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7000系7001Fによる影森行き普通列車。

急行「秩父路4号」通過からおよそ10分後。7000系7001Fによる影森行き普通列車がやって来た。東急8500系を譲り受けた7000系は、3両編成2本の少数派。この7001Fは、8500系の先頭車をそのまま活用しているため、東急時代の面影を色濃く残している。

そして、この後、いよいよ下りの鉱石列車がやって来る。この後のスケジュールを考慮すると、この場所で撮影できるのは、この列車までとなる。果たして、どの機関車が先頭に立っているか。

7001Fの影森行き通過から7分後、下りの鉱石列車が近付いてきた。

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デキ102が牽引する7205列車。

思わず「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と叫んでしまった!武州原谷行き7205列車の先頭に立っていたのは、武州原谷駅鉱石輸送30周年記念ヘッドマークを掲出したデキ102。この車両は、どうしても順光で撮りたかっただけに、この列車まで粘って、本当に良かった。

7205列車の撮影を以て、撮影地から撤収。和銅黒谷駅への足取りも軽い。駅へ向かう途中、和銅黒谷駅手前の踏切で、上りの鉱石列車を撮影することに。

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和銅黒谷駅を通過する7106列車。

15時35分、デキ502が牽引する7106列車を無事撮影出来た。この後、私は和銅黒谷駅へ向かい、同駅15時54分発の三峰口行きに乗車し、御花畑へ。

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武州原谷駅構内に停車中のデキ102。

三峰口行きの先頭車両に乗り込み、車内から武州原谷駅構内に停車中のデキ102を撮影してみた。

乗車した三峰口行きを御花畑駅で下車。西武秩父駅から乗車する列車までの約35分を利用して、焼鳥「省松」さん に立ち寄った後、西武秩父駅から飯能、池袋、新宿と乗り継いで、阿佐ヶ谷へ向かった。

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