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静岡駅で2079列車を撮影する

211系とサステナ車両甲種輸送を撮影した5月19日の撮影記です。

熱海駅でのサステナ車両甲種輸送を撮り終えた私は、再び東海道本線の下り列車に乗り込み西へ向かう。途中、御殿場線の大岡駅に立ち寄った後、沼津駅の立ち食いそば屋で昼食を摂った後、東海道本線の下り列車に乗り込み静岡へと向かった。

この日、静岡駅周辺では、JR東海の静岡車両区やJR貨物の静岡貨物駅が見学できる、JR東海主催のウォーキングイベント、さわやかウォーキングが開催されており、静岡車両区では、6月1日より静岡地区でも運用が始まる315系電車が、静岡貨物駅では、愛知機関区所属のEF64やDF200が展示。更に、東海道本線と並行して走る静岡鉄道では、長沼駅構内の車庫を公開する等、鉄道関連のイベントが盛り沢山。私が乗車した普通列車が、静岡貨物駅付近を通過した際には、多くの鉄道ファンが構内で貨物列車を撮影している姿が見えた。

14時28分、静岡駅に到着。ここでは、20分後にやって来る普通列車を撮ることが目的だった。早速、目的の列車を撮るために、到着したホームの東京方先端に向かうと、多くの鉄道ファンがカメラを持って待機していた。どうやら、この後やって来る2079列車を狙っているようで、この列車には、静岡貨物駅で展示されていた、愛地機関区に所属するDF200が連結されているという。これはしっかり撮っておきたい。待機していた人と人との間からカメラを向けて2079列車を待つことにした。

14時45分、2079列車が近付いてきた。早速撮影を開始する。

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静岡駅に進入する2079列車。

この日、2079列車の牽引を担当したのは、岡山機関区に所属するEF210-1号機。桃太郎の量産トップナンバーの車両である。そして、このEF210-1号機の次に連結されていたのが、愛知機関区所属のDF200。

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静岡貨物駅での展示を終えて、2079列車に連結し愛知機関区へ向かうDF200-207号機。

普段は関西本線の貨物列車に使用されているDF200の200番台車。この日、静岡貨物駅で展示された207号機は、今年4月1日より、愛知機関区がある愛知県稲沢市にある豊田合成記念体育館をホームアリーナとしている、プロバレーボールチーム「ウルフドッグス名古屋」のラッピングが施され、同チームのマスコットキャラクター「ウルドくん」にちなみ、「ウルド号」と呼ばれているとのこと。私、全く知りませんでした。(反省)

この後、お目当ての列車を撮影した後、静岡駅から上り列車に乗り込み、東静岡駅へ。駅に隣接する施設、グランシップで開催中の「グランシップ鉄道フェスタ2024」会場へ行こうとしたところ、この日のイベントは15時30分までとのこと。もう5分ほどしか時間が無いため、東静岡駅へと引き返し、上り列車に乗車。興津へ。駅から20分ほど歩いて、有名撮影ポイントである興津川橋梁を訪れ、ここで、211系を中心に1時間半ほど撮影。

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EF210-112号機が牽引する1097列車。

興津川橋梁滞在中、撮影できた下りの貨物列車は1本だけ。貨物時刻表によると、どうやら、この列車は、札幌貨物ターミナル発名古屋貨物ターミナル行き1097列車(東海道本線内の列車番号を表記)の模様。札幌から名古屋とは、長距離ですねえ。

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西武 サステナ車両第一弾 小田急8000形8261Fの甲種輸送を撮影する その2

5月20日の撮影記です。

西武鉄道のサステナ車両、小田急8000形8261Fが、いよいよ西武線に入線する。歴史的な1日。しかし、お天気は朝から生憎の雨模様。40000系の甲種輸送のスジに合わせて、武蔵野線多摩川橋梁へと向かう。この日は月曜日。しかも雨と言う状況ではあるが、多摩川の河川敷には、多くの鉄道ファンが集まった。

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EF65 2074号機に牽引され、多摩川橋梁を行く小田急8261F。

河川敷で待つこと約20分。9時33分、小田急8261Fの甲種輸送がやって来た。牽引機は、前日に引き続きEF65 2074号機。

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更に近付いたところでもう一度。

到着時には降っていた雨は、甲種輸送の通過に合わせたかのように止んでくれたのは有り難かった。

ちなみに・・・

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武蔵野線多摩川橋梁を通過するDD200-4号機。

甲種輸送通過の約20分前、9時15分には、DD200-4号機の単機回送がやって来た。このスジは、米タン(横田基地燃料輸送列車)の送込み。この日は月曜日だが、米タンの運転があった模様。そう言えば、今年に入ってから、まだ米タン撮っていなかったなあ・・・

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西武 サステナ車両第一弾 小田急8000形8261Fの甲種輸送を撮影する その1

では、ここで更新順序を入れ替えまして、旬な話題からお送りしたいと思います。5月19日の撮影記です。

西武鉄道が昨年度より導入準備を進めてきたサステナ車両。第一弾となる小田急電鉄8000形の8261Fが、甲種輸送により、新天地へ向かう事になった。

小田急8261Fは、同僚の8257Fに牽引され、海老名検車区を出発。新松田駅まで回送された後、JR貨物の機関車により、松田駅への連絡線を通って御殿場線へ。早朝、沼津まで輸送されていた。私は、早朝、自宅を出発。東京駅から東海道新幹線「こだま705号」に乗り込み三島へ向かった。三島駅で、東海道本線の熱海~豊橋間などが乗り降り自由となる、休日乗り放題きっぷを購入し、東海道本線の下り列車に乗車。まずは沼津へと向かう。この日、私は、静岡地区に残り、最後の活躍を続けているJR東海の211系5000、6000番台を撮影するのが主目的で、最初の撮影地として予定していた東田子の浦へ向かうために乗車した普通列車が、沼津駅で10分間停車するため、この10分間を利用し、御殿場線が発着する5・6番線まで行けば、小田急8261Fを撮ることが出来るだろうと、軽い気持ちで降りたのだが・・・

実際には、タイミング悪く入替の最中で、駅のホームからは望遠レンズを使っても撮り辛いという状況。仕方なく、再び東海道本線の下り列車に乗り込み、発車後、最前部車両の車内から撮影することにした。

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機回しのため入替中の8261F。(沼津駅発車後の東海道本線下り普通列車の車内から撮影)

新天地の西武鉄道へ向かうため、まずは沼津にやって来た小田急8261F。この後、機関車を反対側に付け替えて、いよいよ東京方面へ向かう事になる。この時点で、牽引機がEF65 2074号機であることは確認できた。

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西武鉄道2024年度鉄道事業設備計画

5月9日、西武鉄道は、2024年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。昨年は、5月11日に発表されていたので、昨年より2日早い発表となった。

例年同様、車両面や設備面等で気になったものを取り上げてまいります。

車両関係
・40000系通勤車両を3編成(24両)増備
・サステナ車両導入。

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3編成(24両)が増備される40000系。

昨年度に引き続き、車両の新製は、通勤車両のみ。40000系が3編成増備されるが、今回増備されるのは8両編成。これまで10両編成のみが製造されてきた40000系だが、今年度から8両編成が加わることになった。座席がロングシートとなるのか、それとも、クロスシートとロングシートに転換可能なデュアルシート仕様になるのかも気になるところ。

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西武国分寺線への導入が予定されている小田急8000形。

昨年度より導入の準備が進められていたサステナ車両。小田急から8000形、東急から9000系・9020系がサステナ車両として導入されることになるが、今年度は、サステナ車両第一弾として、小田急8000形を1編成6両譲り受け、整備・改修の後、国分寺線での営業運転を開始する予定。

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秩父鉄道 貨車入替訓練を観察する

4月11日に運転された、旧型客車の回送列車撮影後の撮影記です。

大麻生~明戸間の陸橋で、旧型客車の回送列車を撮影した後は、徒歩で広瀬川原車両基地へ。到着したばかりの旧型客車の入替シーンでも撮れればいいなあと思って向かったのだが、到着した時点では、既に旧型客車の入替は終了していた。

車両基地に隣接した踏切付近で暫く観察していると、車両基地の奥の方から、構内入替用のディーゼル機関車が、貨車6両を牽引して近付いてきた。

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D15形機関車が貨車6両を牽引。

突然現れたD15形機関車と6両の貨車。青い車体のD15形機関車は、かつて、西武鉄道の小川駅から分岐していた、ブリヂストン東京工場の専用線で使用された後、東横瀬の三菱マテリアル専用線で使用されたが、1996年、西武鉄道の定期貨物列車の廃止に伴い、秩父鉄道へ譲渡された。現在、西武鉄道の横瀬車両基地で入替業務に就くD16号機関車 は元同僚と言う関係になる。以前は、青一色だったが、しばらく見ない間に、黄色い帯が入っていた。

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救援車 スム4047

D15形機関車の次位に連結されていたのは、救援車 スム4047。1963年に50両製造されたスム4000形は、袋詰めセメントや一般貨物の輸送に使用され、秩父鉄道線内の他、国鉄にも乗り入れた実績がある。現在では、救援車として、スム4044とスム4047の2両が残されているが、スム4044は、もう何年も同じ場所に留置されたままとなっており、年に一度、広瀬川原車両基地のイベント開催時に見ることが出来るが、状態は良いとは言えない状態。状態が良さそうなスム4047が見られたことは、嬉しい誤算であった。

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秩父鉄道 旧型客車特別運行の「パレオエクスプレス」を撮影する

「都心から一番近い蒸気機関車」として、1988年から運行している、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」は、 C58 363号機が、今年2月19日に製造から80年を迎えた。傘寿を祝う特別企画として、4月13・14・20・21日に運転される「パレオエクスプレス」を、JR東日本ぐんま車両センターに所属する旧型客車で運転されることになった。

秩父鉄道の「パレオエクスプレス」は、1988年の運行開始から1999年までは、旧型客車を使用しており、C58 363号機と旧型客車のコンビは、約25年ぶり。これは是非とも撮っておきたい。

運転に先立ち、4月11日の朝、旧型客車の送込み回送が運転された。

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デキ105と連結し、寄居駅で出発を待つ旧型客車の回送列車。

秩父鉄道に貸し出された旧型客車は、4月11日の未明、DD51 842号機に牽引され八高線を南下。寄居駅から秩父鉄道へ入線する。広瀬川原車両基地までの牽引担当として現れたのは、2021年10月、製造時のカラーに塗り替えられたデキ105。茶色の旧型客車を茶色の電気機関車が牽引するという、回送列車とは言え、最高の演出となった。

私は、寄居駅での撮影を手短に済ませた後、上りの各駅停車に乗り込み先回り。大麻生~明戸間の陸橋で待機することに。

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デキ105に牽引され、大麻生~明戸間を行く旧型客車の回送列車。

9時14分、デキ105に牽引された旧型客車の回送列車が近付いてきた。茶色い電気機関車が茶色い旧型客車を牽引する。最高の組み合わせである。

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近付いてきたところで、更にもう一度。

更に近付いてきたところで、機関車次位のスハフ32をしっかり撮りたいと思い、架線柱を交わしてもう一度撮影してみた。

この回送列車を撮るために、陸橋上には、多くの鉄道ファンが集まった。撮影後、余韻に浸りながら撤収作業をしていくが、気が付けば、周りの皆さんは速やかに撤収。自分は最後から二番目といった状況だった。そんな私も、撤収後は、徒歩で広瀬川原車両基地へ向かったが、私が到着した時には、旧型客車の入替は終了していた。それでも、広瀬川原車両基地では、予想もしていなかったものが撮れたので大満足。この日は、この後、大麻生駅近くで桜と7800系さくら号の組み合わせ等を撮って、秩父鉄道沿線から撤収した。

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