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西武 サステナ車両第一弾 小田急8000形8261Fの甲種輸送を撮影する その1

では、ここで更新順序を入れ替えまして、旬な話題からお送りしたいと思います。5月19日の撮影記です。

西武鉄道が昨年度より導入準備を進めてきたサステナ車両。第一弾となる小田急電鉄8000形の8261Fが、甲種輸送により、新天地へ向かう事になった。

小田急8261Fは、同僚の8257Fに牽引され、海老名検車区を出発。新松田駅まで回送された後、JR貨物の機関車により、松田駅への連絡線を通って御殿場線へ。早朝、沼津まで輸送されていた。私は、早朝、自宅を出発。東京駅から東海道新幹線「こだま705号」に乗り込み三島へ向かった。三島駅で、東海道本線の熱海~豊橋間などが乗り降り自由となる、休日乗り放題きっぷを購入し、東海道本線の下り列車に乗車。まずは沼津へと向かう。この日、私は、静岡地区に残り、最後の活躍を続けているJR東海の211系5000、6000番台を撮影するのが主目的で、最初の撮影地として予定していた東田子の浦へ向かうために乗車した普通列車が、沼津駅で10分間停車するため、この10分間を利用し、御殿場線が発着する5・6番線まで行けば、小田急8261Fを撮ることが出来るだろうと、軽い気持ちで降りたのだが・・・

実際には、タイミング悪く入替の最中で、駅のホームからは望遠レンズを使っても撮り辛いという状況。仕方なく、再び東海道本線の下り列車に乗り込み、発車後、最前部車両の車内から撮影することにした。

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機回しのため入替中の8261F。(沼津駅発車後の東海道本線下り普通列車の車内から撮影)

新天地の西武鉄道へ向かうため、まずは沼津にやって来た小田急8261F。この後、機関車を反対側に付け替えて、いよいよ東京方面へ向かう事になる。この時点で、牽引機がEF65 2074号機であることは確認できた。

この後、東田子の浦駅近くの踏切で50分ほど撮影した後、東田子の浦駅10時09分発の熱海行きに乗車し沼津へ向かう。10時20分、沼津駅に到着。8261Fの甲種輸送は、機回しを終了して、主に御殿場線の列車が発着する5・6番線からも撮りやすい場所に移動していた。

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沼津駅に停車中のEF65 2074号機+小田急8261F。

3月のダイヤ改正以後、首都圏の運用が大幅に減少してしまったEF65。甲種輸送とは言え、日中の撮影し易い時間帯にEF65が走ってくれることは有り難い。

既に前照灯が点いているので、発車時間が迫っているのかもしれない。急いで、最後尾車両へ移動する。

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最後尾8561号車側からも撮影。

赤い反射板を付けた、最後尾車両を撮り終えて、再び機関車側へ。すると、出発信号機が青になっているのを確認。急いで、ホームの東京方に移動し、発車直後の甲種輸送を撮影することにした。

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沼津駅を発車!

10時31分、小田急8261Fの甲種輸送が沼津駅を発車した。

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後追い。くねくねと曲がりながら東海道本線上り本線へと進んでいく。

この後、私は、後続の東海道本線上り列車に乗り込み、甲種輸送を追跡する。当初は、沼津駅で停車中の様子を撮影した後、函南駅で撮影する予定だった。日中でも高速のコンテナ列車が多数走っている東海道本線。旅客線と貨物線が分離される小田原までの間で、列車の追い越しが出来る駅は限られるため、函南駅で停車時間が有ると予想していた。

10時50分、函南駅に到着。8261Fの甲種輸送は、駅の東京方、丹那トンネルの手前に停車していた。急いでホームの先端へ移動。撮影を開始する。

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函南駅構内に停車中の甲種輸送。

まずは函南駅まで乗車してきた普通列車との並びを撮影する。レンズ交換する暇もなく標準レンズでの撮影となってしまったため、かなりトリミングをしているが、引退が迫っているJR東海の211系5000番台との並びを撮ることが出来た。ちなみに、この列車、熱海方の3両は、2022年3月から、静岡車両区に転属してきた、元セントラルライナー用の313系8000番台。転属当初は、朝晩の運用が中心だったが、今年3月のダイヤ改正から、日中の運用が増えたようで、この日、何度も遭遇し乗車する箏も出来た。

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改めて甲種輸送のみを撮影。

レンズを望遠に変えて、撮影再開。改めて、停車中の小田急8261Fを撮影する。前方、丹那トンネル内には、下り列車が接近しているのが解る。前照灯からして313系のようだが・・・

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313系N9編成による浜松行きとの並び。

丹那トンネルから出てきたのは、313系2600番台、N9編成による浜松行き。私が、東田子の浦から沼津まで乗車した熱海行きの折り返し列車だった。この313系2600番台は、閑散線区での運用を考慮し、回生ブレーキの失効対策が施された車両で、身延線や御殿場線での運用が多いが、東海道本線でも運用される機会も多い。

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コンテナ列車を先に通す。

ちょうどコンテナ列車が多い時間帯なのか、私が函南駅に滞在している時間帯、コンテナ列車が2本通過していった。

この後、函南駅11時16分発の熱海行きに乗り込み、熱海駅へ。3番線の函南方先端で甲種輸送が通過するのを待つことに。

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熱海駅を通過する甲種輸送。

熱海駅3番線で待つこと約20分。11時48分、小田急8261Fの甲種輸送は、熱海駅を通過した。この日、小田急8261Fの甲種輸送は、この後、川崎貨物駅まで運転され、ここで一夜を過ごした。この日の甲種輸送の撮影は熱海駅で終了。この後は、211系5000・6000番台の撮影のため、静岡方面へと折り返した。

その2へと続きます。

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