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西武 サステナ車両第一弾 小田急8000形8261Fの甲種輸送を撮影する その2

5月20日の撮影記です。

西武鉄道のサステナ車両、小田急8000形8261Fが、いよいよ西武線に入線する。歴史的な1日。しかし、お天気は朝から生憎の雨模様。40000系の甲種輸送のスジに合わせて、武蔵野線多摩川橋梁へと向かう。この日は月曜日。しかも雨と言う状況ではあるが、多摩川の河川敷には、多くの鉄道ファンが集まった。

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EF65 2074号機に牽引され、多摩川橋梁を行く小田急8261F。

河川敷で待つこと約20分。9時33分、小田急8261Fの甲種輸送がやって来た。牽引機は、前日に引き続きEF65 2074号機。

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更に近付いたところでもう一度。

到着時には降っていた雨は、甲種輸送の通過に合わせたかのように止んでくれたのは有り難かった。

ちなみに・・・

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武蔵野線多摩川橋梁を通過するDD200-4号機。

甲種輸送通過の約20分前、9時15分には、DD200-4号機の単機回送がやって来た。このスジは、米タン(横田基地燃料輸送列車)の送込み。この日は月曜日だが、米タンの運転があった模様。そう言えば、今年に入ってから、まだ米タン撮っていなかったなあ・・・

さて、多摩川河川敷での撮影後は、新秋津へと向かう。雨も上がったので、府中本町駅まで歩くことも考えたが、101系に乗りたくて、是政駅から西武多摩川線に乗車。中央線、武蔵野線と乗り継いで新秋津へ向かう事にした。武蔵境までは順調だったが、中央線が遅れており、更に西国分寺での接続も悪く、新秋津駅に到着したのは10時43分。駅到着前に、武蔵野線の電車内から眺めてみると、既に、新秋津から小手指までの牽引を担当する263Fとの連結作業は終了していた。

とりあえず、いつもの甲種輸送撮影時と同じように、車両を見下ろすことが出来るポイントへ移動する。

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小田急8261Fと連結した263F。

新車や多摩川線の101系、更には他社への譲渡車両など、様々な車両を牽引してきた263F。まさか西武鉄道が他社から譲り受けた車両を牽引する日が来るとは・・・ 

この後、線路沿いの道を進み、最後尾車両、クハ8261側へ。

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クハ8261側から編成全体を見渡す。

前日、川崎貨物駅まで進んだ小田急8261F。川崎貨物駅を経由したことで、編成の向きが変わっている。この事により、1号車のクハ8556号車が飯能・西武新宿方先頭車となり、2号車と4号車にパンタグラフ搭載車両が入るため、西武国分寺線の主力車両、6両編成の2000系と、パンタグラフを搭載した車両の位置が揃う事になる。

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武蔵野線のE231系と並べて・・・

小田急8261Fと武蔵野線のE231系。この組み合わせも、今まででは考えられない並びである。

そして、武蔵野線のE231系との並びを撮影してから、再び、263Fとの連結位置へ。すると・・・

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役目を終えて、新鶴見機関区へ向かうEF65 2074号機。

11時06分頃のこと。新秋津までの牽引を担当したEF65 2074号機が、新座貨物ターミナルから折り返して戻って来た。通過の際、担当の機関士さんが、甲種輸送に携わった職員さんたちに向けて、汽笛を短めに鳴らしていた。小田急線、新松田からのサポート、お疲れ様でした。

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八王子総合訓練センターの209系も稼働中。

月曜日と言う事もあって、JR東日本、八王子総合訓練センターの209系訓練車も動いていた。

陸橋付近で20分ほど撮影を続けてきたが、40000系の甲種輸送のスジと同じだとすれば、そろそろ出発の時間。このタイミングで他の撮影地に行くのは無理なので、いつ動き出しても良いように、陸橋の上で待機する。そして・・・

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263Fに牽引され、新秋津を発車する小田急8261F。

11時40分、多くの鉄道ファンに見守られながら、小田急8261Fは、263Fに牽引された新秋津を後にした。

陸橋上で8261Fを見送った私は、撮影後、徒歩で秋津駅へ。タイミング良く、所沢行きの下り列車に乗車することが出来た。

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所沢駅6番線に停車中の8261F。

小手指へ向かう小田急8261Fは、所沢駅6番線に停車していた。到着後、早速、池袋方の乗り換え専用跨線橋の踊り場から、停車中の8261Fを撮影してみた。

ちなみに・・・

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秋津駅から所沢駅までは2069Fに乗車。

秋津駅から乗車した所沢行きは、西武鉄道創立110周年記念トレインとして運行中の2069F。停車位置やホームドアの関係で、6番線に停車中の小田急8261Fとの並びをしっかり撮ることはできないが、西武鉄道では見慣れない分散クーラーがはっきり見えるので、2069Fと小田急8261Fが、同じ時間帯に所沢駅にいることは、お分かりいただけるかと思います。

この後、下り列車に乗車し、お隣の西所沢駅へ移動。ここで、263F+小田急8261Fの通過を待つことに。

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西所沢駅に進入する263F+小田急8261F。

12時29分、263F+小田急8261Fの甲種輸送が、西所沢駅にやって来た。私は、同駅3番ホームより撮影していたのだが、タイミング悪く、4番ホームには、上りの各駅停車池袋行きが到着しており、263F+小田急8261Fが撮影に適した場所に到達したタイミングで、池袋行きが発車してしまい、完全に被られてしまった。私は、ホームの点字ブロックよりも、かなり内側で撮影していたため、上り列車とすれ違う前、ギリギリのところで撮影。トリミングでどうにか救われた。しかし、後追いは失敗。

気を取り直して、後続の下り列車で小手指へ移動。

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263Fに牽引され、小手指車両基地へ入っていく小田急8261F。

小田急8261Fは、私が小手指駅に到着した時点で、既にホームを離れ、車両基地へ向けて動き出していたが、ホームからでも、その様子を撮影できる状態だった。

この後、改札を出て、小手指車両基地を見下ろすことが出来る陸橋まで行ってみたが、8261Fは既に建屋の中。8261Fの追跡は、ここまでで終了とした。

大手私鉄同士の車両譲渡は、これまでに数例しかなく、SNS上では賛否両論、様々な意見が見られる西武鉄道のサステナ車両。導入に関して、私は賛成でも反対でもありません。サステナ車両第一弾となった小田急8261Fは、この後、国分寺線での運行開始を目指して、西武鉄道仕様とするための改造が行わることになります。どのような姿になって西武鉄道の線路を走るようになるのか。今後の動きについても注目していきたいと思います。

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