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上信電鉄 西武イエローになった500形501Fを撮影する

引き続き5月11日の撮影記です。

上越線井野駅での撮影を終えた私は、両毛線桐生からの高崎行き普通列車に乗り込み高崎へ戻る。この日の本来の目的は、入線20年を迎え、西武鉄道時代の西武イエローに復刻した、上信電鉄500形501Fの撮影である。高崎へ向かう道中、大宮駅での乗り換えの合間に上信電鉄へ問い合わせると、高崎駅9時55分発の上州富岡行きから営業運転に入るとのこと。時間的に、この列車の前の列車に乗るのは不可能だったことから、まずは撮影より乗車を優先。上州富岡まで乗車することにした。

上信電鉄高崎駅で、1日乗車券を購入。改札を入場し0番線に向かうと、既に501Fは入線していた。

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高崎駅0番線に停車中の500形501F。

停車中の501Fを一目見て、やはりこの車両には西武イエローが良く似合うと言う事を改めて実感する。

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クモハ501側からも撮影。前パン姿が勇ましい。

ホームを歩き、先頭のクモハ501側からも撮影をする。最後まで残っていた2両編成の281Fや285Fを彷彿させる姿である。

一通り撮影を終え、いざ乗車。西武101系のモーター音は、大きく分けると2通り。低音タイプと高音タイプがあり、現在、西武鉄道で現役車両として走っている車両は、全て高音タイプ(4000系と10000系も含む)となっているが、この車両は低音タイプ。心地よいモーター音を上州富岡まで堪能した。

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上州富岡に到着した501F。

高崎駅から走る事約40分。上州富岡駅に到着した501Fは、折り返し高崎行きとなるが、折り返し時間が35分ほどある。

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クモハ501側からも撮影する。

停車時間を利用し、まずは、上州富岡駅でも501Fを撮影する。一通り撮影を終えると、先行する下仁田発の高崎行きが到着した。

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上州富岡駅に入線する700形703F。

下仁田からの高崎行きは、元JR東日本の107系を譲受けた700形の703F。この編成は、群馬サファリパークのラッピング電車となっている。この列車に乗車し、思い付いた駅で途中下車。後続の501Fを駅間で撮ることにした。色々と悩んだ末に下りたのは馬庭駅。ここから次の西山名駅の方向へ向かって歩き、適当な場所で撮影することにしたのだが、撮影地として想定していた踏切は、自分が頭の中に描いていたイメージとは大きく異なっており、仕方なく次の踏切へ向かって歩くと言うのを繰り返していたら、時間が無くなってしまった。

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西山名~馬庭間を走行する501F。

結局、通過2分前と言うギリギリのタイミングで辿り着いた踏切にて501Fの高崎行きを撮影。何とか撮れたが、このままでは納得いかない。午後の運用に賭けることにしよう。

この後、一旦高崎へ戻って昼食を摂ることに。馬庭駅へ戻るよりも西山名駅の方が近い場所まで来ていたため、そのまま線路に沿って西山名駅へ向けて歩くことに。15分ほど歩いて西山名駅に到着。

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西山名駅に到着した700形705Fによる高崎行き。

西山名駅11時53分発の高崎行きは、700形705Fでの運転。この車両は、かつて200形などで見られた旧上信電鉄標準色となっている。700形は全部で5編成あり、今や上信電鉄の主力車両と言っても過言ではない。

705Fの高崎行きに終点まで乗り通し、高崎到着後は、501Fの午後の運用を確認した後、駅ビルの登利平で昼食。お腹も満たされた後、501Fの撮影のため、再び、上信電鉄線に乗り込み、西山名駅へ。今度は、山名~西山名間の駅間で撮影することにした。

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デハ252+クハ1301による下仁田行き。

14時12分、デハ252+クハ1301による下仁田行きがやって来た。この2両は、2019年からこのカラーになっているのだが、この2両を見ると、どうしても阪神電車のジェットカーを彷彿してしまうのは私だけかしら?

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700形701Fによる高崎行き。

14時20分、デハ252+クハ1301とは入れ替わりに、700形701Fによる高崎行きが背後からやって来た。この編成は、アイボリーと緑のツートン塗装でデビューしたが、2022年夏より桃源堂のラッピング電車となっている。

そして、この後は、いよいよ西武イエローとなった501Fの下り列車がやって来る。この撮影地にも徐々に人が集まって来た。

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500形501Fによる下仁田行き。

14時41分、501Fによる下仁田行きがやって来た。この時間だと、床下機器の一部は、まだ光線が当たっていないが、車体は充分に当たっているので大満足である。

この後、もう暫くこの場所に留まり、撮影を続けることに。

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700形702Fによる高崎行き。

14時58分、背後から上り高崎行きがやって来た。この列車には、700形の702Fが充当。この編成は、下仁田ジオパークのラッピング電車となっている。

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700形703Fによる下仁田行き。

15時20分、703Fの下仁田行きがやって来た。群馬サファリパークのラッピング電車となっている703Fは、この日、二度目の遭遇である。

703Fによる下仁田行きの撮影を以て、山名~西山名間の撮影地での撮影を終了。西山名駅へ向かい、次の撮影地に向かうため、上りの高崎行きに乗車する。次に目指すのは、根小屋~高崎商科大学前間の撮影地。車内から見たところ、それほど人が集まっていないようだったので、向かう事にした。根小屋駅から歩く事10分少々。久しぶりに訪れた撮影地は、木や雑草が生い茂っており、雑草をかき分けながら辿り着くと、木々の隙間から数名の方がカメラを向けており、思ったよりも多くの人が集まっていた。

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デハ252+クハ1301による高崎行き。

16時03分、デハ252+クハ1301による高崎行きがやって来た。この時点で、少しずつ影が伸びてきており、501Fが下仁田から戻ってくるまで、このアングルでは持ちそうにない。

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700形704Fによる下仁田行き。

16時12分、背後から下りの下仁田行きがやって来た。この列車は、JR107系リバイバルカラーとなっている704Fが充当されており、この日はこの時点で、700形在籍全編成を撮ることが出来た。

そして、待つこと約40分。501Fが下仁田から戻って来た。

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501Fによる高崎行き。

もう少し手前に引き寄せて撮りたかったが、影が伸びてきており、このアングルでの撮影となった。

この撮影を以て、撮影地より撤収。根小屋駅へと向かう。

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根小屋駅に停車中の501F。

17時10分、501Fによる下仁田行きがやって来た。ちょうど、ホームで待っていた高校生が、下仁田行きに乗り込んで行った。

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根小屋駅を発車。下仁田へ向かう501F。

高校生の乗車シーンを撮り終えた後は、ホームの先端から走り去る501Fを撮影。光線状態も良好だ。

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根小屋駅に進入する702F。

501Fが走り去ってから10分後。702Fによる高崎行きが根小屋駅に到着。この列車に終点高崎まで乗車。高崎到着後は、駅売店で土産物や缶ビール、つまみ等を購入。上に東京ラインの普通列車のグリーン車に乗車し、帰宅の途に就いた。

入線20年を記念して、西武イエローに復刻した500形501F。この日は、西武イエローに復刻してから2日目と言う事で、パンタグラフも2基上昇して運転していたが、SNSの投稿を見ると、その後はパンタグラフを1基のみ上昇して運転している模様。上信電鉄は、これまでも、パンタグラフが2基搭載されている編成に関しては、春から秋ごろまでパンタグラフ1基のみを上昇させて運転しており、501Fがパンタグラフを2期上昇させて運転されるのは、イベントなどを除けば、冬までお預けと言う事になるかもしれない。

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コメント

いつも興味深くブログを拝見しております。TOMO鉄NOWも見させて頂いております。今回は、ひとつお伺いしたいことがありますので、コメントさせていただきます。
かなり以前ですが、TOMOさんにどのようなコンデジを使っているかを伺って、それと同じ物を購入して長年使用してきました。鉄道写真に向いた、シャッタースピードを決められる型でした。ですが、最近さすがに古くなり、使いにくくなってきました。そこで、新しいものを買おうと思っているのですが、TOMOさんは、今どのようなコンデジを使っておられますか?是非、参考にさせて頂きたいと思います。
スマートフォンのカメラが良くなったとは言え、鉄道写真には不向きですので、コンデジの利用価値はまだまだあると思います。御教示の程をよろしくお願い致します。

投稿: バイシ | 2024/08/07 13:19

バイシさん、コメントありがとうございます。

そう言えば、以前、コンデジについてコメントさせていただいたことがありましたねえ。 

今は、キャノンのPower Shot SX700 HSを使用しておりますが、最近は経年劣化により、夜間の撮影には不向きとなってしまいまして、現在では、仕事の外出時のみコンデジを持参。使用するのは昼間のみです。

では、鉄活動時にはどうしているかと言いますと、結局はスマホのカメラをコンデジの代わりにしています。今年3月にスマホを買い替えまして、カメラの性能が上がりましたので、コンデジの代わりには充分かと思っています。その他、メイン機種が6D MarkⅡになりましたが、初代6Dもまだまだ使えますので、カメラバックには、初代6Dも入れて、状況に応じて、一眼レフ2台体制で撮影に臨むこともあり、初代6Dとスマホのカメラが、コンデジの代わりとなっています。

本来は、新しいコンデジを購入したいところではありますが、キャノンはコンデジそのものが、ほぼ生産終了となっており、他のメーカーで探したほうが良さそうな感じです。スマホのカメラの性能が上がっているため、コンデジの売り上げが下がっており、他のメーカーでも、これはと言う機種がなかなか見つけられない状態でいます。

投稿: TOMO | 2024/08/12 22:14

お返事ありがとうございます。TOMOさんのような方でもスマホカメラを使っておられるのですか。確かに、停車している編成を撮影するのだったらスマホでもそんなに不自由しないですね。ただ、私は撮影にわざわざ出かけるほどではないので、メインの一眼レフを持っているのではなく、出先で面白い編成が来たときに、手軽に撮影できるようなカメラを探していたところです。スマホカメラではやや不安なので、コンデジを探していました。スマホの普及で、カメラ業界も様変わりしたようですね。御意見を参考にして、自分なりの鉄道趣味に合ったカメラを探したいと思います。どうもありがとうございました。
追記 最近、三重県に引っ越したので、近鉄の奥深さに開眼して、世界が広がった気がしております。三重だと、新型投入などはありましたが、JR東海はわりと影が薄いのが実情です。

投稿: バイシ | 2024/08/14 15:57

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