防災週間 9月2日正午の都立家政駅と鷺ノ宮駅
8月30日から9月5日までの1週間は防災週間。
西武鉄道は、毎年、防災の日の正午に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、ダイヤ上、正午には、駅を通過している場合もあるが、状況によっては、優等列車が通過する駅に、優等列車が停車するかもしれない。
私は、毎年、この模様を記録している。平日に重なった場合は、休暇を取って観察をしている。今年の9月1日は日曜日。と言う事で、夏季休暇を充当しなくても観察できる。
さて、今年はどこへ行くか。実は、ここ数年、優等列車に対する扱いが変わったのではないかと考え、昨年は、ひばりヶ丘駅を訪れたが、疑問はある程度解決できた。今回はどこで観察するか。慎重に検討した結果、都立家政駅で観察することにした。防災の日企画で都立家政駅を訪れるのは、2014年以来10年ぶり。観察場所は、駅の下り方に隣接する都立家政1号踏切と線路沿いの側道。この側道からは、営業キロにして0.5キロしか離れていない鷺ノ宮駅の様子も確認できるため、今年は史上初、2駅観察を狙っていたのだが・・・
前の記事で触れたように、なんと今年の訓練は9月1日ではなく、翌日の9月2日の実施であることが判明。職場の同僚や上司に相談の上、9月2日、お昼休みを挟んだ前後、30分から1時間程度を、私用で外出する許可をもらい、都立家政駅へ向かう事にした。毎年、9月1日に休暇を取って、こんなことをやっている事は、職場の皆さんもにも知られたことなので、こう言う時は有り難い。
西荻窪から関東バスで井荻へ。更に井荻駅から西武新宿線に乗り換え、都立家政駅に辿り着いたのは11時40分のこと。まずは、都立家政1号踏切に立ち、カメラを構えてみる。
鷺ノ宮駅を発車。西武新宿へ向かう6107F。
現地到着からおよそ5分。6000系6107Fによる、急行西武新宿行き2640列車がやって来た。昨年から今年にかけて、40000系の増備に伴い、池袋線から6000系地下鉄乗り入れ対応車の転用が進み、6103Fから6108Fまでの6編成が、新宿線へ転用された。この6107Fは、一度、新宿線へ異動したものの、再び池袋線に復帰していた。最近になって、再び新宿線に異動し、本格的に新宿線で運用されるようになった。
2083Fによる各駅停車西武新宿行き。
2640列車通過からおよそ3分後。2083Fによる各駅停車西武新宿行き5620列車がやって来た。数を減らしている2000系。記録出来るときは、積極的に記録しておきたい。
2055Fによる各駅停車本川越行き。
11時59分、2000系2055Fによる各駅停車本川越行き5635列車がやって来た。この列車が、都立家政駅を正午前に発着する最後の列車である。列車は、そのまま都立家政駅を何事もなったかのように発車。鷺ノ宮へと向かっていった。
そして、時刻は正午を迎えた。
11時59分に都立家政駅を発車した各駅停車本川越行きは、そのまま鷺ノ宮駅まで運転。ここで正午を迎えたようだ。一方、上り列車は・・・
鷺ノ宮駅に停車する各駅停車西武新宿行き5812列車。
鷺ノ宮駅には、同駅11時59分発の各駅停車西武新宿行き5812列車が停車中。この列車が、鷺ノ宮駅発車直後に停車し、下りの5635列車と駅間で並んでくれたら・・・なんて思っていたのだが、どうやら5812列車の方が若干遅れていたらしく、鷺ノ宮駅で正午を迎えたようである。
この時点で、都立家政1号踏切は踏切が閉まっており、踏切には多くの通行人が踏切待ちの状態で集まってしまっていた。日当たりのよい踏切。カメラを構えながら待つのも暑い。
鷺ノ宮駅を発車し、都立家政駅へ進入する5812列車。
20000系20155Fによる5812列車は、鷺ノ宮駅で1分少々停車した後、運転再開。都立家政駅には2分遅れで到着した。
踏切が開き、目的地へ急ぐ通行人の皆様。
都立家政1号踏切で撮影を終えた後は、急いで側道へ移動。振り向いて都立家政駅に停車中の5812列車へカメラを向けてみた。目的地へ向けて急ぐ通行人の皆様の姿をご覧いただくことで、踏切が、通常よりも長く閉まっていたことが、何となくお分かりいただけるかと思います。ただ、撮影場所が悪かったのか、担当の車掌と駅係員との伝達が行われていたかどうかは、この場所では確認できず。
鷺ノ宮駅下りホームには、駅係員の姿が・・・
一方、カメラを鷺ノ宮駅側に向けてみると、下りホーム最後部付近には、黄色い帽子(ヘルメットか)を被った駅係員の姿が確認できる。到着済の5635列車の車掌と、何らかのやり取りが行われていたかもしれない。そして、手前に写っている6000系は、鷺ノ宮駅12時02分着の急行本川越行き2635列車。
鷺ノ宮駅に進入する2635列車。
6108Fによる急行本川越行き2635列車も、この時点で2分遅れでの運転。沼袋駅付近で正午を迎え、一旦停止を行っていたのだろうか。
鷺ノ宮駅で並んだ5635列車と2635列車。
線路沿いの草が風に揺れて、ピントが合いにくく、ややピンボケの写真となってしまったが、2635列車は、正午を過ぎて最初の停車駅が鷺ノ宮駅となるため、担当車掌から駅係員への伝達が行われているものと思われる。
下りホームを巡回する駅係員。
その後、都立家政駅では、駅係員がホーム上を巡回。異常もなく、訓練は無事終了した模様。私の列車一斉停止訓練の観察もこれにて終了となるのだが、観察終了後も、少しだけ都立家政1号踏切に留まることに。
2047F+2419Fによる各駅停車西武新宿行き5622列車。
12時12分、前日も撮影した2047F+2419Fのペアによる、各駅停車西武新宿行き5622列車がやって来た。この時点で、この列車は1分少々の遅れで運転。
振り向いて2419F側も撮影。
前日と同じペアなので、ここでは、振り向いて走り去る2419Fもしっかり撮影。5622列車を見送って、都立家政駅から撤収。帰りも、下りの各駅停車で井荻へ。そして井荻駅前から関東バスの西荻窪行きに乗車。西荻窪には12時45分頃には戻ることが出来、駅構内の「いろり庵きらく」で素早く昼食を済ませてから職場へ戻った。
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