西武多摩湖線 20000系の直通急行と9000系の入庫回送を撮影する
10月26日の撮影記です。
2461F+2055Fの急行新所沢行き2801列車を撮影した後は、いったん自宅へ戻り、再び外出。まずは、萩山駅方面へ向かう。多摩湖自転車道を歩いていると、萩山駅八坂方の留置線に、9103Fが「回送」幕を表示した状態で停車しているのを確認した。この時点で、時刻は9時50分となっており、不定期急行運転に伴う小平乗り入れの回送ではなく、玉川上水車両基地への入庫のための待機と考えられる。
この日、西武新宿から直通する2本の多摩湖行き急行は、1本目が30000系、2本目が20000系での運転となる事は、西武線アプリで確認済み。しかし、1本目は既に多摩湖へ向かってしまっているため、2本目を撮影するつもりでいた。どこで撮るか悩んだ末、曇っている事から、萩山駅手前のカーブで撮影することにした。
小平~萩山間を行く急行多摩湖行き2553列車。
10時02分、この日2本目となる多摩湖線直通の急行列車がやって来た。この列車に充当されていたのは20157F。30000系と比較すると地味な存在となっている20000系。不定期列車の急行多摩湖行きでは、どうしても30000系の出番が多く、2000系や20000系が充当されていると、カメラを向けたくなってしまう。
この後、萩山駅へ向かい、1・2番ホームの小平・国分寺方で撮影を続けることに。
9108Fによる多摩湖行き。
10時12分、国分寺からの多摩湖行き6035列車が萩山駅に到着。レジェンドブルーの9108Fでの運転である。
そして、この後の多摩湖行きは、萩山駅始発の不定期列車となる。この列車は、9時41分に萩山駅に到着した6411列車が、萩山駅到着後、一旦引き上げ線へ引き上げた後、小平へ回送。小平駅の西武新宿方にある引き上げ線で折り返して、10時21分頃、萩山駅まで回送されてくる。
小平駅から回送されてきた9102F。
10時21分、萩山始発の多摩湖行き不定期列車に充当される車両が回送されてきた。この日、この列車に充当されるのは9102F。回送列車ではあるが、車掌が乗務しているため、行先方向幕を回転させながら入線してきた。
ここで、一つの疑問が生まれる。前日、多摩湖線では、9103F、9104F、9105F、9108Fの4編成が運用に就いていた。このうち、9104Fは、朝の運用が終わると、玉川上水車両基地へ入庫となる運用となっていた。しかし、夕方の出庫で再び9104Fが出庫となり、この日の終電、国分寺0時21分発の萩山行き最終列車に充当され、私は、この列車で帰宅していた。
そして、冒頭でも触れているように、9時50分頃、萩山駅の引き上げ線には、9103Fが「回送」幕を表示して留置されていた。と言う事は、6411列車として萩山駅に到着したのは9103Fであり、萩山駅到着後、小平へ回送されず、小平へ向かったのは、玉川上水車両基地から出庫してきた9102Fだったのではないか。改めて時刻表を見てみると、今の土曜・休日ダイヤでは、不定期列車が運転していると、車両交換のタイミングは、この小平乗り入れのタイミングしかなさそう。今年は、9108Fを皮切りに、9000系の入場が続いていて、予備車なしの状態が続いていることが多く、土曜・休日ダイヤの車両交換を観察していなかったため、全く気付いていなかった。
9102Fと9105Fとの並び。
9102Fの入線シーンを撮った後、ホームの小川・八坂方へ移動。タイミング良く1番ホームに到着した9105Fとの並びを撮影する。9102Fは、登場時から2000系と同じスカートを装着しており、連結器周りの開口部が広くなっており、1番ホームに停車中の9105Fと比較すると、その違いが良くお分かりいただけるかと思う。
留置線で待機する9103Fと八坂駅へ向かう9102F。
各駅の停車時間が短い多摩湖線。9102Fの回送列車も、発車時刻の2分前の入線と言う事で、9105Fとの並びを撮影している時には、既に2番ホームの発車メロディは鳴り終わっている。走り去る9102Fをホームの端から撮影。かなり強引ではあるが、留置線にいる9103Fとの並びを撮影してみた。
ここで気になるのが、9103Fがどのタイミングで玉川上水車両基地へ向かうかと言う事。暫くの間、2番ホームで待機していると、10時41分発の玉川上水行きの後に「回送」の表示が現れた。そこで、41分発の玉川上水行きに乗車。お隣の小川駅へ移動して、9103Fの回送列車を撮ることにした。
小川駅を発車。玉川上水へ向かう20108F。
萩山駅から乗車した玉川上水行きは、西武新宿からの準急だった。充当されていたのは、20000系10両固定編成のラストナンバーである20108F。新宿線は準急が少なく、しかも玉川上水行きと言う事で、小川駅で下車した後、ホームの先端から走り去る20108Fにカメラを向けた。
この後、9103Fの回送列車がやって来る筈なのだが、ホームの発車案内表示器では、回送列車の表示が無い。と言う事は・・・
小川駅5番線に入線する9103Fの回送列車。
10時49分、ホームの無い5番線に、9103Fの回送列車がやって来た。この小川駅で、暫く停車し、国分寺線と拝島線の定期列車を先に通すことになる。
国分寺線の2081Fとの並び。
まずは、国分寺線。タイミング良くやって来た国分寺行きは、今年2月に6連化されて再デビューを果たした2081Fだった。
改めて停車中の9103Fを撮影。
国分寺行きが発車した直後、改めて、停車中の9103Fを撮影するが、この直後、すぐに後続の拝島行きがやって来る。
拝島行き20102Fとの並び。
10時54分、拝島行き2309列車が小川駅に到着。20102Fでの運転であった。いつの日か、こんな感じで、9108Fと20105Fの新旧L-TRAINの並びを撮ってみたい。
小川駅を発車。玉川上水車両基地へ向かう9103Fの回送列車。
国分寺行き、拝島行きを先に通した9103Fの回送列車は、10時57分、小川駅を発車。玉川上水車両基地へ向かった。
X(旧Twitter)の投稿によると、9103Fは、翌日、上石神井経由で南入曽車両基地へ回送。週明けの10月28日に、武蔵丘検修場へ入場したとのことで、多摩湖線は再び予備車なしの状態となりました。
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