西武２０００系 終末トレイン特別列車を撮影する

３週間前、９月１５日の撮影記です。

西武池袋線が舞台となったＴＶアニメ「終末トレインどこへ行く？」。劇中に２０００系の２両編成、２４６３Ｆが登場し、同編成は一躍人気者に。残念ながら、池袋線から２０００系の２両編成が全て撤退し、活躍の場は新宿線や拝島線に移ってしまっているが、アニメ放映中には、西武線アプリの列車位置情報でも、２４６３Ｆの走行位置が解るように設定されていた。

この日、南入曽車両基地では、「『終末トレインどこへ行く？』撮りに行く？乗りに行く？」と称したイベントが開催されていた。また、ベルーナドームで開催されるプロ野球公式戦、埼玉西武ライオンズＶＳ千葉ロッテマリーンズ戦でも、「終末トレインどこへ行く？」とのコラボレーションイベントが開催されることとなっており、試合開始前に、２４６３Ｆの特別列車が、南入曽車両基地～西武球場前間で運転されることになっていた。

多摩川線から戻って来た２４５Ｆの甲種輸送の撮影を終えた私は、所沢駅へ。ここで、南入曽車両基地からやって来る２４６３Ｆを撮影することに。撮影場所として選んだのは、池袋線下りホームである４・５番ホームの池袋方。新宿線との連絡線を伝って、池袋線下りホームに進入する２４６３Ｆを撮るのが狙い。考えることは皆一緒。この場所も既に先客がいたが、２両編成ならなんとかなるだろうと思っていた。

１５時４１分、２４６３Ｆによる特別列車が近付いてきた。早速カメラを構えたのだが・・・


新宿線から池袋線へ。所沢駅４番ホームに進入する「終末トレイン」特別列車。

２両編成での運転と思っていた特別列車は、２４６３Ｆ＋２４６５Ｆの４両編成。システム上の都合など、諸説色々あるが、どうも２両編成単独での営業運転は近年行っていないようで、この日も２４６５Ｆを繋げた４両編成での運転となった。

この直後、５番ホームに停車していた飯能行きに乗り込み、西所沢へ先回り。


西所沢駅を発車する２０７１Ｆ。

所沢駅から乗車したのは、ご覧のように、清瀬駅開業１００周年記念電車となっている２０７１Ｆ。ラッピング車両になってから、これまでに何度も撮影しているにも拘らず、ブログに反映できていないので、後日改めて執筆したいと思っています。

そして、西所沢駅到着から２分後のこと。２４６３Ｆ＋２４６５Ｆによる特別列車が１番ホームに入線した。


西所沢駅１番ホームに入線する２４６３Ｆ＋２４６５Ｆの特別列車。

狭山線は単線。西所沢駅では、上り列車との交換のため暫く停車する。私は、停車時間を利用し、クハ２４６６側へと移動する。



上り列車と交換。

交換の上り列車は、２００００系８両編成のラストナンバー、２０１５８Ｆ。スタジオツアー東京のラッピング電車である。西所沢止まりの到着と入れ替わりに、終末トレイン特別列車は、西所沢駅を発車。西武球場前へ向けて走り出した。

この後、私も後続の西武球場前行きに乗り込み、西武球場前駅へ移動する。


西武球場前駅ではイベント参加者向けミニ撮影会が開催された。

２４６３Ｆ＋２４６５Ｆは、西武球場前駅６番ホームに入線。イベント参加者向けのミニ撮影会が開催されていた。この日は公式戦も有るので、この後、このホームにも池袋からの臨時特急がやって来る筈。となれば、撮影会終了後、２４６３Ｆ＋２４６５Ｆは回送列車となって、速やかに南入曽車両基地へ戻る筈。

急いで改札を出場。再入場後、所沢方面へ移動する。当初は所沢駅での撮影を予定していたが、そのまま所沢駅から新宿線の下り列車に乗り換え新所沢へ。下りホームの西武新宿方でカメラを構えることにした。


新所沢駅１番ホームに入線する２４６３Ｆ＋２４６５Ｆの回送列車。

１７時００分、役目を終えた２４６３Ｆ＋２４６５Ｆの回送列車が新所沢駅１番ホームに入線。


後追い。

回送列車の筈だが、方向幕はご覧のように「臨時」を表示していた。


新所沢駅１番ホームで暫く停車。

２４６３Ｆ＋２４６５Ｆの回送列車は、新所沢駅１番ホームで８分ほど停車した後、南入曽車両基地へ向けて走り出した。


走り去る２４６３Ｆ＋２４６５Ｆ。

久しぶりに２０００系の２＋２が撮れて大満足。菱形パンタの前パンは勇ましい。前パンの魅力を改めて感じた列車であった。