西武２０００系 ２０８３Ｆが横瀬車両基地へ廃車回送される

X（旧Twitter）やFacebookからの情報となりますが、２月１７日、新宿線系統で運用されていた２０００系の２０８３Ｆが、横瀬車両基地へ廃車回送されました。


横瀬車両基地へ廃車回送された２０８３Ｆ。（２０２４年１１月２４日撮影）

２０８３Ｆは、１９９１年に東急車輛で製造されました。新製配置は池袋線で、長年、池袋線で活躍を続けてきましたが、２０１４年、３００００系の増備に伴う玉突きで新宿線へ転属し、３ドア車の淘汰に貢献。


多摩湖線に入線した２０８３Ｆ（２０２４年１２月１日撮影）

以後、廃車となるまでの間、新宿線や拝島線、多摩湖線で活躍してきました。

さて、２０８３Ｆですが、今年に入ってから、一部車両のクーラーを交換。特に、本川越・拝島方の先頭車であるクハ２０８４は、パンタグラフから飛び散る煤で汚れたようなクーラーが載せられました。これまでにも、廃車予定の車両のクーラーを、廃棄予定のクーラーに交換したケースは多々あり、廃車が近いのではと実感しました。


新所沢駅２番ホームに入線する２０８３Ｆ。（２０２５年２月９日撮影）

この撮影から４日後の２月１３日、２０８３Ｆが小手指車両基地へ回送され、一部車両のクーラーが交換されました。廃車回送前日の２月１６日、私は午後から小手指車両基地へ。


６１０１Ｆや４８１５２Ｆ等と並んで小手指車両基地に留置中の２０８３Ｆ。

２０８３Ｆは、小手指車両基地の末端、ファンの間では３軍と呼ばれる位置に留置されていた。近くには、２月９日に到着したばかりの４８１５２Ｆや武蔵丘検修場を出場し、２月３日未明に小手指車両基地へ回送されてきた６１０１Ｆの姿も。


クハ２０８３側からも撮影。

今度は場所を変えて車止め側から２０８３Ｆを撮影してみる。先頭のクハ２０８３のクーラー、この記事の１枚目及び２枚目の写真と比較していただくと、かなり汚れたクーラーに交換されているのがお判りいただけるかと思います。


３２１０６Ｆと２０８３Ｆの並び。

２０８３Ｆの左隣には、２月１２日に武蔵丘検修場を出場したばかりの３２１０６Ｆが停車中。ピカピカの３２１０６Ｆとの並びは対照的。

 
３２１０６Ｆと２０８３Ｆ、更に６１１４Ｆとの並び。

なお、２０８３Ｆの代替として、池袋線から新宿線へ２０８９Ｆが転属。同編成の転属により、池袋線の２０００系は残り３編成（２０６９Ｆ、２０７１Ｆ、２０７５Ｆ）この時点で戸袋窓の有る２０００系は、池袋線から消滅。


飯能～西武秩父間の運用に就く２０８９Ｆ。（２０２５年２月１日撮影）

２０８３Ｆ、長年にわたる活躍、お疲れ様でした。