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西武8000系・小田急8000形乗り比べツアー列車を撮影する その1

5月24日の撮影記です。

西武鉄道のサステナ車両、8000系のデビューが5月31日と決まり、デビューを記念して、西武鉄道8000系と小田急電鉄8000形を乗り比べるツアーが、5月24日と25日の両日、開催されることになった。このツアー、5月24日が、小田急トラベル主催で、海老名駅集合、小田急電鉄8000形から西武鉄道8000系に乗り継いで、新所沢駅で解散。5月25日が、西武トラベル主催で、新所沢駅集合。西武8000系から小田急8000形を乗り継いで、海老名駅で解散。デビュー後は、国分寺線での運用が主体となる西武8000系にとって、西武新宿駅入線は是非記録しておきたい。両日ともに撮影に出掛けることにした。

5月24日、まずは小田急8000形のツアー列車から撮影を開始する。流石に、海老名駅まで行く気力はなく、都心側での撮影となるが、問題は、小田急線内で撮影してから、西武新宿駅で8000系を出迎えることが出来るかと言う事。ツアー参加者は、新宿駅到着後、各自、西武新宿駅へ移動となっており、昼食時間を含め、移動時間は約1時間確保しているのではないかと予想。あとは、どこで撮影するかと言う事になるのだが、普段、小田急線は殆ど撮影していない。弊ブログの過去の少ない撮影記録の中から、まず最初に候補として選んだのは、2007年7月7日に、ロマンスカーLSEの旧塗装を撮影した経堂駅。この駅は急行も停車するため、撮影後、新宿まで速やかに移動が出来る。撮影目的としては、18年ぶりに経堂駅を訪れてみた。到着後、まずは撮影後の追跡を考慮し、一旦改札口を出場。再入場した後、18年前と同じ、上りホームの小田原方先端へ。早速カメラを構えてみたが・・・

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経堂駅に進入する8000形の急行。

タイミング良く、8000形による急行列車がやって来た。18年前は気付かなかったが、この駅のホーム下には花壇があり、植えられている植物が成長しており、ご覧のように写り込んでしまう。信号機を避けての撮影のため、どうしても花壇が入ってしまう事から、ここでの撮影は断念。上りの各駅停車に乗り込んで、隣の豪徳寺駅へ移動。急行線を行く列車を撮影しながら、ツアー列車を待つことにした。

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1000形の急行。

小田急電鉄初のステンレス車両となった1000形。1987年にデビュー。本格的にVVVFインバータ制御を採用した車両でもある。1993年までに196両が製造され、2015年からは機器更新を兼ねたリニューアル工事も始まったが、リニューアル工事の際に、10両固定編成化など、時間とコストがかかることから、方針を変更。新型車両へ置き換わる事となり、未更新車は、8000形の更新車よりも先に廃車となってしまった。

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8000形の急行。

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5000形5063Fの快速急行。

小田急電鉄の最新型通勤車両5000形。実は新宿駅から経堂駅まで、この5000形による各駅停車に乗車した。現在でも増備が進む5000形。この5063Fの、6号車には線路設備のモニタリング装置が、3号車と9号車には架線検測装置が設置されている。更によく見ると、先頭車両、クハ5063の乗務員室内にも、投光器らしきものやカメラらしきものが見える。

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5058Fの快速急行。

5063Fの快速急行通過から5分後。5058Fの快速急行が通過。5058Fを撮影した事で、5063Fとの違いを確認することが出来た。

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60000形MSEによるメトロはこね号。

御殿場線や地下鉄線にも直通する60000形MSE。ツアー列車と同じ6両編成でやって来たので、御殿場からの「ふじさん」かと思ったら、地下鉄千代田線へ直通する北千住行きの「メトロはこね」だった。

Xの目撃情報からして、そろそろ8000形のツアー列車がやって来るだろうと思っていたところ・・・

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緩行線を通過する8253Fツアー列車。

12時18分、ツアー列車がやって来たが、走行してきたのは、なんと緩行線。実は、この場所に来た時に、準急が緩行線を通過するのを見て、もしかしたら、ツアー列車は緩行線通過も有りか?と思ったのだが、予感は的中してしまった。せっかく、電気連結器付き車両が先頭に立ち、6両編成で複々線区間を走る姿を撮りたいと思っていたのに、これでは・・・

この後、豪徳寺駅から各駅停車で新宿方面へ。終点新宿を目前にした南新宿駅で下車。ツアー列車の折り返し回送を撮ることにした。

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役目を終えて回送される8253F。

12時41分、ツアー列車に使用された8253Fの回送列車が南新宿駅を通過。とりあえず、6両編成で新宿まで入線したことは解るように撮れた。

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後追い。

ちなみに、この8253Fは、行先表示が3色LEDとなっているが、この編成の他、8257Fと8258Fの計3編成が3色LEDとのこと。3色LEDの車両は、譲渡されないのではないかとの説もあるが、果たして真相は・・・(参考:odapediaさん)

この後、各駅停車で新宿駅へ。更に、新宿駅から西武新宿駅へ移動するが、道中、数か所で、小田急トラベルのスタッフの方が待機されているのを確認。ツアー参加者が西武新宿駅へ時間内に移動するためのものと思われ、逆に、小田急トラベルの方が待機しているのであれば、8103Fは、まだ西武新宿駅に到着していないと判断。13時05分頃、西武新宿駅の改札口を入場すると、2番ホームの車止め付近には、大勢の鉄道ファンが待機しており、予想通り、8000系はまだ入線していなかった。1番ホーム側へ向かう一部通路は、ロープで仕切られており、ここで何らかのセレモニーが行われるようだ。

とりあえず、1番ホームの高田馬場方へ移動し、8103Fの入線を待つことに。よく見ると、2・3番ホームの発車案内器には、13時31分発の急行本川越行きの後に「臨時」表示があり、8103Fは、13時30分発の特急「小江戸15号」発車後に入線することが解った。

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西武新宿駅2番ホームに入線する8103F。

13時32分、8103Fの回送列車が、西武新宿駅2番ホームに入線した。最初は人が少なかったこの場所も、入線直前に人が増えて、カメラのライブビュー機能を活用して撮影に臨んだ。

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振り向いて、川越鉄道開業130周年記念ヘッドマーク付き2085Fとの並びを撮影。

この時、1番ホームには、13時33分発の各駅停車田無行きが停車していた。この列車には、川越鉄道開業130周年記念、東村山市公募デザインヘッドマークを掲出した2085Fが充当されており、8103Fが停車する前に、2085Fとの並びを撮影した。

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西武新宿駅2番ホームに停車中の8103F。

2085Fによる田無行きの発車を待って、停車中の8103Fを撮影する。とは言え、2分後には、次の各停が入線するため、慌ただしい撮影となった。

そして、13時40分、8103Fのツアー列車が西武新宿駅を発車する。

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西武新宿駅を発車!

1番ホームには、各駅停車本川越行きが停車中。この列車も2000系が充当。出発前、ロープで仕切られていた通路上では、小田急乗務員から西武乗務員への車両引継ぎ式が実施されており、8000系と並んだ各停が2000系だったのは、好都合だったのかもしれない。

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走り去る8103F。

そして、走り去る8103Fを後追い。タイミング良く、背後には山手線のE235系が入り、西武新宿駅らしさを出すことが出来た。

この後、急いで3番ホームへ移動。停車中の急行拝島行きに乗車。8103Fのツアー列車を追跡する。この急行拝島行きは、中井駅でツアー列車を追い越すと予想していた。列車が中井駅に差し掛かると、予想通りツアー列車を追い越した。列車が上石神井駅に到着した際、ホームの発車案内器を見ると、急行拝島行きの後は、鷺ノ宮で追い越してきた各駅停車となっていたため、ここで下車。上りホームの西武新宿方へ移動し、8103Fのツアー列車を撮影することにした。

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上石神井駅に進入する8103F。

14時03分、8103Fのツアー列車がやってきた。先行の各駅停車に続く形でやって来たので、速度は遅め。やや強引ではあるが、上石神井車両基地内に留置されていた旧2000系を絡めて撮影。そして・・・

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30000系の上り各停との出会い。

中のホームには、38117Fによる各駅停車西武新宿行きが停車中。8103Fと38117Fの並びを撮影した。

時刻は14時を過ぎていたが、まだ昼食を食べていなかったため空腹に耐えられなくなってきた。また、この日は前の記事で触れたように、2507F+2051Fが優等列車の運用に就いていたため、8103Fの追跡を、ここでいったん終了。昼食休憩後は、2507F+2051Fの撮影を優先した。この時、私は、8103Fの撮影会を、南入曽車両基地で行っていると勝手に思い込んでいた。その為、2507F+2051Fによる拝島行きに花小金井駅から乗車し、西武立川駅へ向かう際、玉川上水車両基地に8103Fがいるのを見逃していた。西武立川駅での撮影を終えて、Ⅹ(旧Twitter)に上がっていた、8103Fが萩山駅を通過している画像を見て、撮影会場が玉川上水車両基地だったことを確認。あそこで追跡をやめていなければ、地元、萩山駅の通過シーンが撮れたのかと後悔した。

とりあえず、気を取り直して、ツアーの終着駅である新所沢へ。8103Fのツアー列車は、玉川上水車両基地での撮影会を終えてから、小平を経由して、本川越まで入線していた。

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乗り比べツアーの終着駅、新所沢駅へ入線する8103F。

17時10分、8103Fのツアー列車が新所沢駅に近付いてきた。下り列車の通過を待ち、渡り線を通って、下り2番ホームへ入線する。

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渡り線を通過し2番ホームへ。

ここも待機していた鉄道ファンが多く、ライブビュー機能を活用しての撮影となった。

この後、撮影場所を上り3番ホームに変更し、撮影を続けることに。

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新所沢駅2番ホームに停車中の8103F。

既に行先表示も「回送」となり、数分後には、南入曽車両基地へ回送されるだろう。いつ動いても良いように、ホームの先端で待機していると、背後から上りの特急「小江戸74号」が近付いてきた。

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10112Fによる「小江戸74号」との一瞬の出会い。

この日、「小江戸74号」に使用されていたのは、10000系唯一のVVVF制御車、10112Fだった。走行音で10112Fであることに気付いたので、急いでカメラのシャッター速度を125分の1まで下げて、8103Fとの並びを撮影。10112F正面の表示器の「特急  小江戸」が読めるように写ってくれたのは有り難かった。

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南入曽車両基地へ向けて新所沢駅を発車。

「小江戸74号」通過から3分後、8103Fの回送列車が新所沢駅を発車。

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走り去る8103F。また明日!

ここでも振り向いて後追い。走り去る8103Fを見送った。

この撮影を以て、西武8000系・小田急8000形乗り比べツアー、1日目の撮影を終了とした。私は、直後に入線してきた上りの急行列車で新所沢駅を後にした。

2日目は、どこでどのように撮ろうか。この日、なかなか寝付くことが出来なかった。

その2へ続きます。

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