西武多摩湖線 9000系9104Fにホーム監視用カメラ・監視モニター取付 営業運転に復帰
X(旧Twitter)やFacebookからの情報によると、3月12日に武蔵丘検修場に入場して以来、運用を離脱していた、9000系9104Fが、6月4日に武蔵丘検修場を出場しました。
通常の検査入場の倍以上の期間入場していた9104F。今回の入場では、車体にホーム監視用カメラが、運転席上に監視モニターが取り付けられた。ホーム監視用カメラは、JR東日本など、複数の鉄道会社のワンマン運転用車両に取り付けが進んでいるが、西武鉄道の営業用車両への取り付けは、同編成が初となる。
9104Fの入場により、多摩湖線は予備車なしの状態。4月末から5月にかけて、多摩湖線は車両運用の都合上、何度か2000系による代走が行われていたのは、弊ブログでもお伝えした通り。それだけに、9104Fの出場は、待ちに待った出場と言える。あとは、いつから運用復帰するか。そんな事を考えていたところ、本日、6月5日の夕方より、9104Fが運用に復帰。早速、帰宅時に、9104Fを撮影してみた。
運用に復帰した9104F。
国分寺から乗車した列車の1本前が9104F充当と言う事で、とりあえず、後続の列車で萩山駅へ移動。多摩湖から折り返してきた9104Fを撮影してみた。
撮影後、急いで3番ホームへ移動。停車中の9104Fに乗り込み、国分寺まで1往復することにした。まずは、モーター音を確認する。X(旧twitter)には、他の編成とモーター音が若干違うような投稿も有ったが、私自身は、違いを感じることが出来なかった。その後、最後部車両まで移動。注目の運転席周りを観察してみる。
車内から9004号車の乗務員室内をチェック。
まずは、運転席付近を広角気味に撮影してみる。従来なかった機器が加わっているのが解る。
運転席上部に設けられた監視モニターが目立つ。
狭い運転席付近。今回の入場で加わった機器が多数あるが、やはり、乗務員室内で一番目立つのは、運転席上部の監視モニター。
扉の開閉スイッチも運転席に設けられた。
そして、運転席には扉の開閉スイッチも設置された。これまで、運転士は、駅到着時に立ち上がってドア操作をしていたが、今後は、運転席上部に設置されたモニターに表示される、ホーム監視カメラからの映像を見ながらドアの開閉が可能となる。
車体側面に設置されたホーム監視用カメラ。
国分寺到着後、車体側面に設置されたホーム監視用カメラなどを改めて撮影。現時点では、ホーム監視用カメラも、運転台に設置されたドアスイッチも使用していないが、東急電鉄から譲渡されるサステナ車両も含め、カメラ設置編成がある程度増えた時点で、ホーム監視用カメラの使用を開始することになるものと思われる。
軽く撮影を済ませてから、停車中の9104Fに乗車。自宅最寄り駅である八坂に向かった。
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コメント
おそらく、この装備は9000系の全編成に行われるでしょうね。
ここまでするということは、9000系を東急9000系の「サステナ車両」で置き換えることなく、「自社製サステナ車両」的に位置づけ末長く使い続けるという意思表示ですね。鋼製車体の8000系を「サステナ車両」として扱うなら、9000系もそう扱って当然ということなんでしょう。東急9000系の導入予定数は当初予定より減ることになりますね。
投稿: 元大泉学園駅利用者 | 2025/06/21 07:13
元大泉学園駅利用者さん、コメントありがとうございます。
東急電鉄からのサステナ車両、東急9000系の頭数を考えますと、西武鉄道の9000系まで置き替えるだけの本数はありませんので、潰すことは無いだろうとは思っていましたが、それは数字上の話でしたので、これまで確証は持てませんでしたが、9104Fがここまで手を加えたという事で、当然、他の編成にも及ぶ事と思いますから、9000系が暫く残る事は間違いないと思います。ただ、その事が、東急9000系の導入本数を減らすことに繋がるかどうかは、まだ何とも言えません。小田急からのサステナ車両と合わせて約100両導入となっていたかと思います。
小田急が7編成42両らしいという事なので、東急からは4両編成15本、合計60両ではないかと思いますが、果たしてどうなりますでしょうか。
投稿: TOMO | 2025/06/22 21:56