27日のスケジュールは強行軍。前記事でお解かりのとおり、夕方からはTXの体験乗車の続編である。今回は、つくばを目指した。
秋葉原の混雑を考慮して、TX入りを南千住とした。これは大正解。南千住駅はとにかく空いていた。最初にやって来たのは、各駅停車守谷行き。直流車1000系であるが、開業記念マーク付だった。そこで、この編成の撮影をしようと思い、北千住で下車した。とりあえずホームつくば方へ移動。人が多かったが、合間を縫うようにして撮影してみた。
次に乗る快速電車までは、まだ少し時間があった。そこで、上り電車も撮影してみることにする。すぐやってきた秋葉原行きにも開業記念マークが付いていた。ただし、こちらは交直流対応の2000系。
効率よく撮影が出来たので、これだけで満足。次の快速に乗って、今度は守谷を目指した。夕方とは言っても土曜日だけあって、まだ体験乗車風の客が多く、車内は立ち客も多かった。北千住を出ると一気に南流山まで通過となる。初日は夜だったので景色は解らなかったが、今回は夕方とは言え、まだ日があるので沿線の景色は良く見えた。南流山・流山おおたかの森と停車していくと、だんだんと景色はローカルムードに。水田地帯の高架区間を猛スピードで通過する景色は、まるで東北新幹線のようだ。
秋葉原から僅か35分となった守谷駅では、色々と撮影してみた。
改札を出てみると、駅前広場ではTX開業まつりを開催していた。東口・西口に分かれて同時開催。
守屋では関東鉄道常総線と接続。こちらも撮影してみた。この車両は元国鉄キハ35である。↓
こちらは新型気動車。今やこのタイプの車両が主力のようだ。
この関東鉄道常総線も、TX開業で大きく乗客が変動するであろう。いずれ改めて乗車してみるつもりだ。30分ほどの撮影の後、再びTXへと戻る。いよいよ交流区間へと突入するのである。
守屋から乗車したつくば行きは快速電車。つくばまでノンストップである。守屋を出るとすぐに交直切替があるはずだが、最近の新型車両はデットセクションでも車内照明が消えないので、じっくり見ていないと解らない。遠くに筑波山も見えてきて、終点が近付いたことが解る。守屋より10分ほどで終点つくばに到着した。ホームに下りて改札へと向かうと、改札口前は人でいっぱい。係員が中央付近よりロープを張って、左側通行を守るようにしていた。
とりあえず、人を掻き分け地上へと向かってみた。すると、ここでも開業記念まつりを開催中。もう沿線はお祭り騒ぎだ。
お祭りのムードだけを味わいながら、つくば駅へと戻った。帰りは、まず万博記念公園駅に立ち寄ってみることにした。ここに行くには快速電車では通過してしまうので、区間快速を待つことにする。発車直前で立ち客も出て、これはなかなか盛況だなと思ったら、なんと一駅目の研究学園で大勢が下車。この光景を見て最初「えっ?」と思ってしまったが、それは次の万博記念公園駅で理由がわかった。両駅とも、駅前に車がたくさん止まっており、どうやら、地元の人がこの両駅まで車で来て、つくばまで体験乗車、あるいは開業まつりにでも行っていたようだ。
万博記念公園駅は、駅を降りると、岡本太郎氏デザインのモニュメントが目の前にあった。夜もしっかりライトアップされている。私がここへ来た目的は、このモニュメントを見ることであった。
目的があっけなく終わってしまい、再び駅へと戻る。あとは帰りの秋葉原行きを待つのみだ。さすがに20分以上列車が来ないと、待ち時間が長く感じる。待ち時間の間、ホームはガランとしていた。人の少ない駅で下り快速が猛スピードで通過していく姿は妙に寂しく感じた。やっと時間が来て乗車した区間快速は空いており、2両あるボックス席車に乗車。座ってみると、この車両は小さな収納テーブル付きの車両だった。このまま終点秋葉原まで乗車。朝から動いていたこともあり疲れが出てきたので、車内でぐっすりと眠ってしまった。
秋葉原で下車する際、ドア上の案内表示の表現が気になった。
御覧のように「ここのドアが・・・」と言う表現なのである。東京メトロや西武では「このドアが開きます」と言う表現なので、そのパターンが見慣れていた。それだけに「ここのドアが開きます」と言う表現は新鮮に見えた。秋葉原駅に戻ってきたのは20時ちょっとすぎ。さすがに、この時間になるとだいぶ空いてきていたが、相変わらず自動券売機は人が並んでいた。この光景はあと1週間ぐらいは続くことだろう。
今回は人込みを避けるために、夕方からTXに乗車したのだが、どの列車もスピードが速いので、つくばまでの距離が凄く短く感じた。まだまだ沿線は開発の余地が十分に残っている。TXが沿線をどう変えていくのか。これから注目していくことにしよう。
最近のコメント