八王子駅構内に留置中の205系富士山麓電気鉄道向け譲渡車両
春分の日、3月20日の撮影記です。
野暮用で八王子へ。拝島駅から八高線の電車で八王子駅に到着すると、駅構内に205系の富士山麓電気鉄道向け譲渡車両が留置されているのを姿発見。改札を出場後、南口へ向かい、富士山麓電気鉄道向け譲渡車両を見に行ってみた。
八王子駅構内に留置中の205系富士山麓電気鉄道向け譲渡車両。
富士山麓電気鉄道(富士急行)は、2012年より、1000形・1200形(旧京王電鉄5000系)等の老朽化した車両の置き換え用として、旧JR東日本205系を譲受けた6000系の導入を進めており、今や同鉄道の主力車両に成長した。この度、鶴見線で活躍していた205系1200番台車を譲り受け、大宮総合車両センターで改造を進めていたが、改造工事が終了し、3月18日、現地へ向け甲種輸送が実施されたが、山梨県内の降雪により、八王子駅で打ち切りとなり、この場所に留置されている。
旧T15編成(左)と旧T17編成(右)
今回、富士山麓電気鉄道に譲渡されたのは、鶴見線で活躍していた205系のうち、T15編成とT17編成の2編成で、旧T15編成は帯も剥がされ、半自動扉のドアスイッチが取り付けられるなど、転用改造が施されているが、一方の旧T17編成の方は、鶴見線時代の帯もそのままであり、改造された様子はない。
旧T17編成は鶴見線時代そのまま。
この状況から判断すると、実際に富士山麓電気鉄道で運用されるのは、旧T15編成のみで、旧T17編成に関しては、部品取り用車両となる可能性が高そう。旧T15編成は、現地到着後、ラッピングが施されることになるのだろう。
鶴見線で運用に就いていた頃のT15編成。(2024年1月6日撮影)
新天地への旅立ちが雪のために足止めとなってしまった、富士山麓電気鉄道向け譲渡車両。この場所での足止めが、いつまで続くことになるのだろうか・・・
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