カテゴリー「鉄道:JR北海道」の16件の記事

伊豆急・京成 武蔵野線多摩川橋梁で甲種輸送を撮影する

およそ1か月前、7月15日の撮影記です。

この日、武蔵野線で、伊豆急と京成、甲種輸送が2本運転されるという情報をキャッチしていた。甲種輸送は、鉄道雑誌への掲載が無くなってしまったため、運転時刻については、SNSへの目撃情報から過去の実績などで推理して行動しなくてはならない。とは言え、中にはスジ公開と称して、運転時刻が書かれた書き込みもアップされているが、それが真実とは限らない。2本の甲種輸送のうち、伊豆急は、観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の北海道での出張運転に伴うもので、どうやら午前中に武蔵野線を通過する模様。北海道での運転に備えて、JR東日本から購入した電源車両、マニ50も連結されるという事で、これは撮っておきたい。

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伊豆急の豪華観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」(2019年4月8日撮影)

とりあえず、人が多くても対応できそうな武蔵野線多摩川橋梁を目指すことに。いつものように、武蔵境から西武多摩川線に乗車し是政へ。是政駅から、徒歩で武蔵野線の多摩川橋梁を目指す。9時30分頃、河川敷に着くと、「ザ・ロイヤルエクスプレス」の甲種輸送狙いの鉄道ファンが多数集まっていた。早速、撮影準備に取り掛かる。

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EH200-22号機が牽引する83列車。

9時39分、現地に到着して最初にやって来た貨物列車は、EH200-22号機が牽引する根岸発竜王行き83列車。この列車は、コンテナ車とタンク車が混結となる列車であるが、貨物時刻表上の編成内容は「石油」と表記されている。日によって、コンテナ車のみだったり、タンク車のみと言う事もあり、変化の多い列車である。

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EH500ー31号機が牽引する伊豆急「ザ・ロイヤルエクスプレス」の甲種輸送。

83列車通過から4分後、伊豆急「ザ・ロイヤルエクスプレス」の甲種輸送がやって来た。牽引機は、新鶴見で交代して、EH500-31号機が担当。

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更に接近してきたところでもう一度。

赤い機関車と青い電車の間に入る白い電源車、マニ50がアクセントとなって良い感じ。北海道での運行に合わせて、「ザ・ロイヤルエクスプレス」は、8両編成から5両編成に組み替えられている。

この日は、京成の甲種輸送も有る筈だが、どうやら通過は午後のようなので、武蔵野線多摩川橋梁からは、「ザ・ロイヤルエクスプレス」の甲種輸送の撮影を以て、一旦撤収。新宿まで往復することにした。

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大宮駅で見かけた253系1000番台車と新カシガマ牽引「北斗星」

1月15日のお話。

この日、以前お世話になった方からオフ会をやろうと企画を打診された。急きょ、開催を決めた為、私の知人達から数名、御誘いをしてみたのだが、なかなか人が集まらなかった。結果的に集まったのは、私を含め中年の男性3名と、大学生の女の子2名と言う、何やら怪しげ(?)な組み合わせ。まあ、たまにはこんな組み合わせも良いかもしれない。

オフ会当日、待ち合わせ場所となったのは大宮駅構内、エキュート大宮の中にある「かえるポスト」。ここで集合した後、ある列車を撮影する事からスタートとなる。オフネタの話は、次の記事以降に触れるとして、ここでは、まずオフネタの一つとなったある列車の撮影前と撮影後に撮影したものを先に触れておこう。

この日、私は、むさしの号で大宮に向かった。むさしの号は、大宮駅11番線に到着するが、その際に、総合車両センター内から見慣れない車両が顔を出しているのが見えた。待ち合わせ場所で集合してから撮ればいいかと思って、いったんはその場を離れる。そして、メンバーが集合してから、再び11番線へ。すると、先程の見慣れない車両は見えるのだが、何と手前に入場中の211系が・・・こんな事なら先に撮っておけば良かった。仕方なく、ホームの中程から望遠レンズで引っ張って撮影開始。その車両とは・・・

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211系の左隣にいる赤い車両。その正体は・・・

既にご存知の方も多いかと思うが、211系の左隣にいる赤い車両は、253系1000番台車。昨年の6月まで、「成田エクスプレス」で活躍していた253系のうち、2002年のワールドカップ開催時に投入された200番台車2編成を除き、全編成が廃車となったが、この200番台車を、現在、485系改造車で運転されている東武線直通特急に転用する為に誕生した車両である。現時点で1編成が東急車輛での改造工事を終了し、各地域で試運転が繰り返されているが、ここ、大宮総合車両センターでも、残り1編成の転用改造が実施されている。しかし、撮影した画像を拡大して確認してみると、編成番号はOM-N2編成と読める事から、どうやら、東急車輛で改造を担当し、先に出場している編成のようだ。このOM-N2編成は、前日まで、総武快速線でハンドル訓練が実施されている。

それにしても派手なカラーだ。赤と朱は、日光のシンボルである二社一寺や神橋を現すそうで、東武鉄道に直通運転を開始する前までの189系「彩野」が、やはり、朱色をベースにしていたと思うが、もう少し落ち着いたカラーディングに出来なかったのかなと、個人的には思う。

この後は、オフ会の行程の一つとなっている列車を撮影するのだが、その列車が大宮駅を出発した後に、こんな列車がやって来た。

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EF510-509号機が牽引する「北斗星」

この日、雪の影響で40分ほど遅れて到着した「北斗星」。新カシガマ、EF510-509号機が牽引を担当した。シルバーのカラーが特徴のEF510カシガマ。509号機と510号機の2両のみの存在で、私自身は、以前510号機牽引の「カシオペア」を撮って以来2度目の撮影である。この塗装、私自身は結構気にっていて、カッコいいと思うのだが、皆さんはどんな感想をお持ちだろうか?

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常磐線経由で運転された9月23日上野発の「北斗星」

前の記事でもお解りの通り、9月23日は銚子電鉄を訪問していた。

銚子からの帰り道、特急「しおさい14号」で東京を目指している途中、この後、上野駅を出発する「北斗星」が、福島県内の大雨の影響で、常磐線経由で運転されると言う情報が入って来た。「しおさい」で東京駅に到着した後に、上野駅へ向かうと、「北斗星」の出発時刻には間に合いそうだ。そこで、常磐線経由で迂回運転する「北斗星」の様子を見に、上野駅に立ち寄る事にした。

東京駅から京浜東北線の電車に乗り込み、上野駅に到着したのは18時45分頃の事。早速、「北斗星」が出発する13番線へと向かう。すると、13番線へ通じる階段の入口にある発車案内機の表示に目が停まった。まずは、この発車案内機から撮影する事に。

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札幌行きの特急が常磐線経由で運転される事を表示する上野駅13番線の発車案内機。

何故か、「常磐線特急 札幌行」と表示されていた、上野駅13番線の発車案内機。「北斗星」と言う列車名が表示されていないのは残念だが、常磐線経由で運転されると言う事を優先すると、こう言う表示になってしまうのだろう。

発車案内機を撮影した後、13番線へと向かう。長い階段の中間地点に差し掛かった頃、「北斗星」が13番線に入線してきた。注目するべきは、牽引する機関車。皆さんご存知の通り、「北斗星」は、7月14日の下り列車より、牽引機がEF510に置き換わった。しかし、東北本線の輸送障害等により、他の路線に迂回運転をしなくてはいけない場合には、EF510の乗務員訓練が終わっていない路線もある為、その場合には、EF81が登板する事になる。既に、置き換えから4日後の7月18日上野発の「北斗星」は、高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線経由で運転された為、EF81牽引による運転となった。さて、今回はどうだろうか。既に常磐線では、EF510の試運転を実施しているのだが、どうもインターネットで調べてみても、まだ常磐線を全線通しての試運転は終了していない模様。となると牽引機は・・・

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迂回「北斗星」の牽引は、EF81 99号機が担当。

御覧のように、「カシオペア」カラーのEF81 99号機が、この日の「北斗星」の担当だった。久々のEF81充当と言う事もあって、EF81の周りには、多くのファンが集まっていた。

この後、私は、お隣の14番線へと移動し、「北斗星」を撮影してみる事に。

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14番線側からも「北斗星」を撮影してみる。

駅の構造上、14番線側から撮影すると、この柱が気になってしまうのだが、それでも、13番線から比べると人も少なく、撮影はし易かった。

この直後、「北斗星」は、札幌に向けて出発して行った。大雨による輸送障害の迂回とは言え、久々にEF81牽引の「北斗星」を撮影する事が出来た。まあ、理由が理由だけに、あまり良い事ではない。常磐線ではEF510の試運転も実施されており、いずれは、こうした迂回運転でもEF510が牽引する事になるのだろう。この事を視野に入れると、今回は貴重なシーンを撮る事が出来たと言えるのかもしれない。

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カシオペア色EF510を撮影

さて、下総中山で快速「白い砂号」を撮影した後は、秋葉原経由で鶯谷へと移動する。

上野と札幌とを結ぶ寝台特急「北斗星」と「カシオペア」は、長らく牽引を担当してきたEF81に代わり、新型のEF510が牽引を担当するようになった。置き換えは、まず「カシオペア」から開始され、その後「北斗星」もEF510牽引となったが、先に置き換わった「カシオペア」に関しては、専用機登場前の置き換えとなった為、専用機がデビューするまでの間は、青いEF510牽引が牽引を担当してきた。しかし、7月より「カシオペア」色となった509号機及び510号機が登場。今後は、この2両が検査等で運用に就けない場合を除き、「カシオペア」の牽引を担当する事になったのだが、私自身、まだカシオペア色のEF510を撮影していなかった。そこで、今回、このカシオペア色のEF510を撮影しようと思ったのである。

途中、昼食休憩を挟んで、鶯谷に到着したのは、「カシオペア」到着のおよそ10分前。相変わらずギリギリの行動である。早速、4番線ホームへ移動。周りを見ると、同業者の姿がほとんど見当たらない。この状態であれば、京浜東北線の横浜方面へ向かう電車さえ来なければ、撮影はしやすいだろう。

時刻は9時21分。京浜東北線の蒲田行きが出ていくと、そろそろかなと言う気持ちになる。その直後、日暮里方向を見てみると、前方より銀色の機関車の姿を確認することができた。間違いなく「カシオペア」である。背後から列車が接近していないことを確認にした後、撮影体制へ。真新しい銀色の機関車がゆっくりと近づいてきた。

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専用機EF510-510号機牽引による「カシオペア」

ご覧のように、「カシオペア」を牽引してきたのは、EF510-510号機であった。これまでに、銀色の機関車というと、関門トンネル用に作られたEF81の300番台車があるが、このEF510のカシオペア色は、それ以来の車両という事になるのだろうか。後ろに連なる客車とのバランスもピッタリ。なかなかカッコいい車両だ。

この後、約10分後に「北斗星」も到着するため、比較の意味も込めて同じ場所で撮影してみる。

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EF510-507号機が牽引してきた「北斗星」

これまでに、甲種輸送、試運転、営業運転でEF510の500番台車を撮影してきたが、どう言う訳か、撮影した車両は、いずれも501号機だった。今回、先に撮影した510号機と合わせて、初めて501号機以外の車両を撮影したことになる。

「北斗星」と「カシオペア」は、僅かな時間帯であるが、上野駅の13番線と14番線に並ぶことになっていた。そこで、今度はEF510の青と銀の並びを撮るため、鶯谷駅から山手線で上野駅へ移動してみることに。到着後、すぐに向かったが、13番線、14番線ともに多くの鉄道ファンが集まっており、並びを撮るベストポジションも入れるような余裕はなかった。とりあえず、14番線の車止めから撮影してみるが、13番線の車止め付近の鉄道ファンが途絶えない為、並びは撮れない。仕方なく14番線に停車中のEF510-510号機に近付いていく。しかし、近付けたころに、尾久車両センターへ向けて動き出してしまった。慌ててカメラの設定を変えて、強引ではあるが並びを撮影してみた。

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上野駅で青の銀のEF510の並びを強引に撮影する。

14番線では、一般のお客さんが動き出す直後まで記念撮影をしており、このお客さん達を入れないようにして撮るには、EF510-510号機がホームの中程に差し掛かるぐらいにならないと撮れないと言う状況であった。お互いの機関車の位置が揃わない並びの撮影となったが、この状況の中で、同じ画面上に青と銀のEF510が入ったと言う事で、自分自身満足している。

この撮影を以て、EF510の撮影を終了。次の目的地に向けて上野駅から撤収した。

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EF510牽引の「北斗星」を撮影

さて、東十条で「あいづ」を撮影した後は、朝食休憩を兼ねて上野まで往復する。この日は、ホリデーパスで動いていたので、こう言う乗り方が気軽にできるのは有り難い。

上野駅構内で食事を済ませてから、再び東十条へと戻る。次のターゲットは、札幌から来る「北斗星」だ。運転開始以来、上野~青森間は、長い間EF81が牽引を担当してきたが、EF81の老朽化に伴い、JR東日本は、JR貨物が開発したEF510をベースにしたEF510の500番台車の新製を進めてきた。そして、6月25日より、まずは「カシオペア」から、EF510牽引に置き換えられた。そして、「カシオペア」の置き換えから、およそ3週間後。「北斗星」も7月14日の下り列車から、EF510へ牽引機が変更になった。装いも新たになった「北斗星」を、今回、東十条付近で撮影する事にしたのである。

私は、「北斗星」の通過およそ20分前に、東十条に戻ってきた。まずは、駅のホームの真正面の付近に行ってみるが、既に先客がいるため、ちょっと厳しい。そこで、線路沿いの道を赤羽方向へと進む。環七の陸橋をくぐって少々進んだあたりで、ようやく撮影場所を確保。と言っても、ここでも踏み台を使っての撮影となった。

まずはE231系の普通列車で光線状態を確認する。晴れたら、側面に陽が当たりにくくなるのだが、ちょうど曇って来た事もあり、結果はまずまず。「北斗星」通過まで、このままでいてほしい。そう思っていたのだが、その後すぐに陽が出てきてしまった。そして、その直後「北斗星」がやってくる。

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EF510-501号機牽引で上野を目指す「北斗星」

この日、「北斗星」を牽引してきたのは、EF510-501号機。トップナンバーである。24系客車との組み合わせは、これまでにも乗務員訓練列車で何度か撮影しているが、これだけの長編成は、今回が初めて。しかも、「北斗星」のヘッドマークを掲出しての撮影は、もちろんこの日が初めてである。青い車体のEF510。24系との組み合わせはバッチリ。そして、「北斗星」のヘッドマークが入ると、一弾と格好良く見える。ただ、やっぱり日が出てきてしまった事で、側面の色があまり出ていないのが残念。まあ、EF510自体、銀色のカシオペア専用機も出てきたようなので、また日を改めて、「カシオペア」と「北斗星」を撮影してみるつもりである。

撮影後、東十条から撤収。千葉方面へ向けて移動を開始した。先はまだまだ長い。

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牽引機変更!寝台特急「カシオペア」を撮影

6月27日のお話。

JR東日本では、寝台特急「カシオペア」や「北斗星」の牽引に活躍中のEF81の老朽取り換え用として、EF510の新製を昨年から進めているが、この度、6月25日上野発の「カシオペア」より、EF510の営業運転投入が開始された。初日となった25日発の「カシオペア」には、初陣を飾るべく、トップナンバーの501号機が充当された。

新型電気機関車の雄姿をいち早く撮影したい。そう思い、その折り返しとなる26日朝上野着の「カシオペア」を撮影する事にした。向かった先は、東大宮~蓮田間の有名撮影ポイント。俗に言う「ヒガハス」である。「カシオペア」も「北斗星」も、この付近は、10分ほどの差で運転をしており、撮影には好都合。まずは、「カシオペア」から撮影を開始する。

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EF510-501号機に牽引され、上野を目指す「カシオペア」

2009年12月19日に、甲種輸送により、田端に到着したEF510-501号機牽引による、寝台特急「カシオペア」。501号機の登場後、各種試験が繰り返され、登場からデビューまで半年が掛かったていた。

なお、「カシオペア」用のE26系客車に合わせたカラーのEF510も、近いうちにデビューする事になっている為、この青いEF510が牽引する「カシオペア」は、今だけの期間限定になってしまうのかもしれない。

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続く「北斗星」は、カシガマのEF81 79号機が牽引を担当。

カシガマ牽引による「北斗星」。どうも、このところ「北斗星」を撮ると、カシガマだったと言う事が多い。たぶん、カシガマの方が調子が良いのだろう。「カシオペア」が一足早くEF510になった事もあって、今後はますますカシガマ充当の「北斗星」を目にする機会が多くなるかもしれない。

以下、管理人より、本記事に関してのお知らせです。

さて、私事ですが、この撮影を行った6月27日は、この現場において、とんでもないアクシデントに見舞われてしまいました。私自身、とても撮影出来るような状況ではなく、精神的にも落ち込んでしまったのですが、幸いなことに、周りの方に親切にしていただき、無事に撮影を終える事が出来ました。この場を借りまして、厚くお礼申しあげます。当初は、この記事に関して、公開を控えようかとも思ったのですが、弊ブログの更新を楽しみにしてくださっている読者の皆様の為にも、記事の公開に踏み切る事としました。しかし、この時の精神的ショックは、まだ癒えていない事から、この記事に限りまして、コメント及びトラックバックの受付を控えさせていただく事にしました。誠に勝手な扱いで申し訳ございません。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程、お願い申し上げます。

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寝台特急「カシオペア」とスカイツリー

さて、前の記事で触れたように、6月20日の夕方は、尾久駅で115系の訓練車を撮影したが、この駅での本来の撮影目的は、札幌へ向かう寝台特急「カシオペア」だった。

現在、JR東日本では、北海道へ向かう寝台特急「カシオペア」「北斗星」の牽引機を、従来のEF81から、最新鋭のEF510に置き換える準備を進めているが、この度、「カシオペア」が、6が湯25日よりEF510に置き換えられる事になった。その為、EF81牽引の「カシオペア」を撮ろうとする場合、EF510にトラブルが無い限り、この20日が日曜日での最後のチャンスと言う事になっていた。そこで、EF81牽引の「カシオペア」の撮り納めを考えたのだが、この尾久駅で撮影すると、建設中の東京スカイツリーをバックに撮る事が出来ると言うので、最後の撮影の場所として、尾久駅を選択したのである。

私は、「カシオペア」通過のおよそ30分ほど前に尾久駅に到着する。この時点で、「カシオペア」狙いの鉄道ファンの姿は、殆ど見られなかったが、やがて、通過時刻が迫るに連れて、徐々に人の数も増えてきた。早めに確保しておいて正解だった。そして、16時25分頃の事。EF81に牽引された「カシオペア」が尾久駅を通過して行った。

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スカイツリーをバックに尾久駅付近を行く札幌行き寝台特急「カシオペア」

この日、「カシオペア」を牽引したのは、EF81 99号機。背後には、建設中の東京スカイツリーが入り、更に房総地区への転用を前に、疎開留置中の209系も一緒に写っている事で、この組み合わせがEF81の「カシオペア」からの撤退目前の光景と言う事が、数年後にこの記事を振り返っても、お解りいただけるかと思う。EF81の「カシオペア」の撮り納めとしては、充分に納得できる撮影となった。

さて、EF510への置き換えは、近い将来、「北斗星」でも実施される事になる。こちらも、スカイツリーをバックに撮影したいところではあるが、流石に上野発19時過ぎとなれば、走行写真の撮影は厳しい。快晴ならば何とかギリギリと言う考えもあったが、この日は、午後から曇り気味の天気で有り、とても露出が稼げるとは思えなかった。そこで、いったん尾久駅から離れたものの、18時過ぎに再び尾久駅へと戻って来た。そして、推進回送で上野駅へと向かう前の「北斗星」を、尾久駅のホームから撮影してみた。

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上野駅へ回送準備中の「北斗星」

この日の「北斗星」の担当は、EF81 78号機。幸か不幸か、このところ、「北斗星」を撮影すると、「カシオペア」カラーのEF81に良く当たっていたた為、出来れば赤い星ガマを撮りたいと思っていたのだが、とりあえず、その願いだけは通じたようだ。

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EF81牽引「カシオペア」「北斗星」等を撮影

さて、上野駅で朝食を摂った後は、EF81牽引の「カシオペア」「北斗星」を撮影しようと思い、京浜東北線の電車で北上する。

既にご存知の方も多いと思うが、JR東日本では、老朽化したEF81を置き換えるため、新型電気機関車、EF510を製造し、第1陣である501号機は、昨年12月中に甲種輸送にて田端に運ばれている。今後は、営業運転に向けた準備が進むものと思われるが、EF510の営業開始と引き換えに引退していく事になるEF81の記録も、本腰を入れてやらないといけない。この日は、「あけぼの」の運用に就いた81号機を朝から撮影しているため、EF81の撮影魂に火が点いていた。

どこで撮ろうかと考えながら思いついたのが、北浦和~与野間のポイント。確かこの場所はちょうど順光になる筈。そう思いながら北浦和駅で下車し、与野方面へ向かって歩いていく。ちょうど武蔵野線へ通じる支線が地下へ潜っていくあたりの所にある歩道橋の下へ行ってみると、通称「ホッチキス」と呼ばれる柵が気になるものの、光線状態は文句なしだった。早速、この場所で「カシオペア」を待つ事に。E231系の上野行きでタイミングを計りながら待つ事およそ15分。「カシオペア」がやって来た。

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EF81に牽引されて上野を目指す「カシオペア」

この日、「カシオペア」を牽引してきたのは、EF81 92号機だった。そう言えば、我が家にある「カシオペア」の模型も、確かEF81は、92号機にしていたような・・・

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新津駅で「トワイライトエクスプレス」を撮影

さて、磐越西線の普通列車で新津に降り立つと、駅員さんの乗り換え案内が聞こえてきた。その中に、何と「トワイライトエクスプレス」の案内が含まれていて、ちょっと驚いてしまった。どうやら、あと20分ほどで新津駅に到着すると言う。

「トワイライトエクスプレス」は、JR西日本が大阪~札幌間で運行している超豪華寝台特急で、日本一長い距離を走る旅客列車となっている。その列車が、ここ新津駅を経由して運転されている事は知っていたが、この時間帯に見られる事はすっかり忘れていた。

そこで、新潟から戻って来たキハ52・キハ58の撮影を早めに切り上げて、この「トワイライトエクスプレス」を新津駅で撮影すべく準備に取り掛かる。「トワイライトエクスプレス」は、新津駅3番線からの発車。19時30分頃になると、3番線には交代の運転士さんが待機している姿を確認できた。この事から、機関車の停止位置が判明。私は、撮影可能な距離を保ちながら待つ事にした。そして、19時36分頃の事。「トワイライトエクスプレス」が、ゆっくりと新津駅に入線してきた。

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新津駅に到着した「トワイライトエクスプレス」

撮影場所が、ホームの上屋の無い場所であったこともあって、正面に光が当たらず、赤信号の赤が車体正面に写り込み、あまり良い写真とは言えないかもしれないが、まさか、こんな所で「トワイライトエクスプレス」に出会えるとは思ってもいなかったので、個人的には見られただけでも充分と言う気持ちになれた。

数分後、「トワイライトエクスプレス」は、静かに新津駅を出発して行った。いつかは、この豪華寝台特急にも乗ってみたい。そう思いながら、走り去る「トワイライトエクスプレス」を見送った。

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583系「はつかり」と「北斗星」を撮影する

今日から4月。新年度突入であるが、4月最初の記事は、3月20日に遡ります。暫くは3月の3連休の鉄活動報告です。

東北本線の看板特急として君臨した特急「はつかり」。今年、「はつかり」誕生から50周年と言う事で、JR東日本とJR北海道は、「はつかり」50周年を記念した団臨、「はつかり」&「おおとり」1600kmツアーを企画した。文字通り、「はつかり」と、函館~網走間で運転されていた特急「おおとり」を乗り継ぐツアーで、「おおとり」も復活運転となる。このうち、「はつかり」に関しては、上野~青森間を、仙台車両センターの583系で運転し、青森~函館間の津軽海峡線は、485系による「はつかり」を運転し、上野~網走間を国鉄型車両で乗り通すと言う団臨である。

この団臨、恥ずかしながら前日の3月19日夜まで、存在そのものを忘れていた。ある方からのメールで、「はつかり」の運転を思い出し、急きょ撮影に行く事にした。3月20日当日、怪しい雲行きの中、家を出発。午前中は、「はつかり」の他に、別の予定もあった事から、撮影場所は東十条と決めた。8時50分頃、東十条駅に到着。定番の撮影ポイントなので、混み合っているだろうと思って行ったのだが、実際に撮影地に到着すると、予想よりも人出は少なめだった。それでも、ベストポジションは埋まっており、中継信号機さえ気にしなければ、まあまあのアングルで撮れる場所を確保。早速、撮影の準備に取り掛かるが、この頃から雨が降り出してきて、だんだんと雨脚が強くなってきた。「はつかり」通過までの間、雨との戦いとなる。鉄道ダイヤ情報では、上野駅の出発が9時頃としか掲載されていなかったため、「はつかり」の正確な通過時刻が解らず、前方の踏切が作動する度にカメラを構えるが、なかなか「はつかり」は現れない。現地到着からおよそ25分、ようやく583系「はつかり」が姿を現した。

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2009年3月20日、583系「はつかり」が団臨として復活。雨の中、東十条を通過。青森へ向かって旅立って行った。

この日「はつかり」に使用された、仙台車両センターの583系は6両編成と、往年の編成から比べると半分以下の編成となってしまったが、国鉄色を纏い、更に正面には、懐かしい絵入りの「はつかり」を掲出しており、短い編成ながらも、583系の貫録は伝わって来た。側面の方向幕も、ステッカーではあるが、しっかりと「はつかり」を再現してあった。モハネ582のパンタグラフも、2基ずつ上昇しているのは、往年の姿に近付けようと言う配慮なのだろうか?

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