カテゴリー「鉄道:第3セクター」の39件の記事

阿武隈急行 A417系引退

旧国鉄丸森線を引き継いだ、第三セクターの阿武隈急行。

東北本線のバイパス路線として計画されるも、財政難だった国鉄の計画変更に伴い、丸森~福島間の工事が凍結されてしまったが、1986年、丸森線の廃止、第三セクター化に伴い工事を再開。1988年、丸森~福島間の開業に合わせて、非電化だった、旧丸森線の槻木~丸森間も合わせて電化し、槻木~福島間全線が交流電化開業させた。

全線開業後の阿武隈急行は、8100系電車を2両編成9本新製し、槻木~福島間の運用の他、一部は仙台や郡山にも顔を出していた。更に、JR東日本からも455系電車などを阿武隈急行線へ乗り入れさせ、相互直通運転が実施されていたが、2004年に福島~郡山間の乗り入れが中止され、以後、自社車両のみでの運転なっていた。

しかし、2008年、阿武隈急行は、JR東日本から417系電車3両編成1本を購入する事になった。417系は、地方都市圏での人口増加、通勤通学需要の増加に伴い、客車列車を置き換える目的で、1978年に登場した近郊型電車。百の位の「4」が示すように、直流電化区間・交流電化区間の両方を走れるように開発されたが、当時の国鉄の財政難などの理由から、最終的には3両編成5本しか製造されなかった。

そんな少数派の417系が、同じく国鉄の財政難で、一度は建設工事が凍結された経緯を持つ、阿武隈急行へ譲渡されると言うのは、私自身、何か因縁めいたものを感じていた。活躍の場を移した417系を一度は撮りに行きたい。そう思っていたのだが、今年3月のダイヤ改正で、定期運用を離脱。そして、5月28日、A417系のさよならイベントとして、臨時列車が3本運転される事になった。A417系を記録する、最初で最後のチャンスであるが、生憎、この日は、違うネタを追う予定だった。私自身は、このまま一度も記録することなく、A417系と別れる事になってしまうが、Twitterのフォロワーさんである、はやて@UCF31CELSIORさんが、現地へ撮影に行かれると聞き、画像の提供をお願いしたところ、快諾していただいたので、弊ブログで、A417系最後の姿をアップすることにしました。

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阿武隈急行線 あぶくま~兜間を行くA417系の臨時9954M。(撮影:はやて@UCF31CELSIORさん)

はやて@UCF31CELSIORさんが撮影されたのは、A417系が使用された臨時列車3本のうち、唯一、全線通しで運転された、槻木発福島行き9954M。素晴らしいロケーションの中を行くA417系。はやて@UCF31CELSIORさん、素敵な画像を、ありがとうございました。

さて、阿武隈急行に譲渡された417系電車は、トップナンバー編成とのこと。過去に撮影した417系の画像を見ていましたら、トップナンバー編成を撮影していましたので、最後に、JR時代の417系の画像を再掲して、この記事を締めたいと思います。

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快速「仙台シティラビット」に充当された、417系T-1編成。(2007年6月2日 南仙台駅で撮影)

今から9年前、2007年6月2日に、置き換え間近だった417系、455系、717系を撮影しに出かけた際、417系のトップナンバー編成であるT-1編成を偶然撮影していました。しかも、快速「仙台シティラビット」に充当中で、特製のヘッドマークを掲出しての運転。今となっては、良い思い出です。

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いすみ鉄道 キハ52単行運転を撮影する

話は遡りまして、1月2日のお話です。

2014年も間もなく終了と言うタイミングのある日、いすみ鉄道の鳥塚社長のブログにアクセスしてみると、年末年始、いすみ鉄道の国鉄形気動車の運転予定が掲載されていた。この中でも注目すべき点は、キハ52が単行で走る日が有ると言う事。普段は、キハ28とペアを組み2両編成での運転だが、12月30日と1月2~3日は、キハ52の単行で運転されると言う。実は、キハ52が首都圏色になってからの単行運転を、2014年の4月3日に撮影しているのだが・・・

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上総東~新田野間を走るキハ52の快速列車。(2014年4月3日撮影)

この日は、平日と言う事もあり、私は休暇を取っていすみ鉄道沿線へ。キハ52は、急行ではなく、特別料金不要の快速として運転されたのだが、お天気は終日雨で最悪のコンディション。途中から乗り鉄主体に変えてしまっていた。

そこで、この時のリベンジを兼ねて、1月2日、いすみ鉄道を訪れて、キハ52の単行運転を撮る事にした。

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撮り納め 国鉄気動車一般色塗装のいすみ鉄道キハ52

土日を中心に、観光急行列車として活躍を続けている、いすみ鉄道のキハ52。

2011年4月29日の運行開始から、まもなく3年が経過しようとしているが、このところ、同車の塗装が劣化してきており、再塗装をするという話が持ち上がって来た。再塗装に合わせて、国鉄末期に全国各地のローカル線で見られた朱色5号一色塗り、通称「首都圏色」にする事になり、国鉄気動車一般色は見納めとなる事になった。

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塗装変更される事になった、いすみ鉄道のキハ52。(2013年3月23日撮影)

御覧頂いている画像は、およそ1年前、2013年3月23日に撮影したもの。昨年、JR西日本より、いすみ鉄道としては2両目の国鉄形気動車となる、キハ28が入線。週末を中心に運転される観光急行列車も、御覧のように2両編成で運転されるようになった。

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この日の撮影のメインは、キハ28。(2013年3月23日撮影)

この時点で、キハ52は運行開始から約2年が経過しているのだが、運行開始したばかりのキハ28と比べると、やや塗装は汚れた感じに見えるが、それでも、状態は良好のように見えていた。

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北近畿タンゴ鉄道 リニューアル車両「あおまつ号」「あかまつ号」を京都駅で観察する

京都府と兵庫県を走る第三セクター鉄道の北近畿タンゴ鉄道。沿線には、日本三景の一つとも言われる天橋立もあり、京都・新大阪からの特急列車も乗り入れるものの、20期以上連続して赤字を計上している等、かなり苦しい経営を強いられている。

そんな北近畿タンゴ鉄道では、この度、JR九州の特急列車等のデザインを手掛けている、水戸岡鋭治氏が設計・デザインを担当した観光型リニューアル車「あおまつ号」「あかまつ号」が4月14日より運転を開始する事になり、デビューを前に、4月7日、京都駅で展示会が開かれる事になった。ちょうど私が関西に行っている間に開催されると言う事で、城東貨物線の淀川橋りょうを訪れた後、一路、京都へと向かう事にした。

梅田の阪神百貨店の地下で、遅めの昼食を摂った後、JRの快速電車で一路京都へ。「あおまつ号」「あかまつ号」は、京都駅7番線の東京方で展示されていた。そこで、私は奈良線の発着する8・9番線ホームへと移動し、同ホームより「あおまつ号」「あかまつ号」を撮影してみた。

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京都駅で展示された北近畿タンゴ鉄道の「丹後あおまつ号」と「丹後あかまつ号」

今回リニューアルされた、「丹後あおまつ号」と「丹後あかまつ号」は、北近畿タンゴ鉄道の普通列車の主力車両であるKTR700形を改造しており、「あおまつ号」「あかまつ号」ともに、天橋立に代表される沿線の白砂青松を象徴する「松」がテーマのデザインとなっている。

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しなの鉄道 「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベント開催

国鉄直流型急行電車の最後の砦として注目を集めている長野県の第三セクター鉄道会社、しなの鉄道。JR東日本より譲り受けた169系4編成が朝夕のライナー列車を中心に活躍を続けてきたが、諸事情により、運用範囲も、しなの鉄道線内に限定され、更には、今年2月より1編成が廃車になり、3編成となってしまってからも、細々と現役を続けてきたが、ついに2013年4月29日のラストランを以て、引退することが決まった。しなの鉄道では、開業当初から活躍を続けてきた169系のお別れイベントを企画。その第一弾として、「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベントが、12月22日に開催されることになった。

直流急行型電車が大好きな私にとっては、このイベントは、どうしても欠かせないイベント。三連休初日の開催ということもあって、現地へ向かうことにした。

当日の朝、東京はあいにくの空模様だった。9時少し前に自宅を出るが外は大雨。現地の天候状況に不安を感じながら出発する。「ウィークエンドパス」を使用していたこともあって、青梅街道~新小平間の徒歩移動をやめて、国分寺・西国分寺経由で大宮へ。大宮から長野新幹線「あさま513号」で上田へと向かう。心配していたお天気だが、高崎付近からは雨も上がっており、軽井沢は積雪はあるものの良いお天気。そして、上田も、曇りではあったが雨は降っていなかった。

上田駅到着後、イベントが開催される、しなの鉄道本社へ向けて歩き出す。しなの鉄道の上田駅改札前に貼ってあった地図を頼りに本社へ向かうと、169系の回送列車が上田駅に入線してくるのが見えた。169系の送り込みのダイヤなど、全く調べてもいなかったから仕方がないことだが、こんな事ならば、もう少し、駅にいるべきだった。気を取り直して、本社へと向かう。11時25分頃、しなの鉄道本社に到着すると、イベント会場には、大勢のファンが、169系の登場を今か今かと待っている状態であった。

169系到着まで、グッズ販売コーナーなどを覗き時間を潰す。そして、およそ10分後の事。まずは湘南色のS52編成が、ゆっくりと入線してきた。まずは、上田駅寄りにある踏切からS52編成を撮影してみた。

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「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベントとして、しなの鉄道本社前にやって来た169系S52編成。(踏切内より撮影)

湘南色となったS52編成。イベント会場への入線に際しては、前面の方向幕を「急行」にして入線。やはり、この車両には、「急行」の幕が良く似合う。

S52編成の入線からおよそ5分後、今度はS51編成がゆっくりと入線してきた。

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S52編成に遅れる事およそ5分後、S51編成もイベント会場へ入線。(踏切内より撮影)

S51編成とS52編成の並び。まずは、踏切内から撮影。本格的な撮影は、反対側から充分に出来るのだが、幌が付いていないクハ169側の並びも撮りたくて、まずは1枚撮影してみた。

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東京メトロ10000系10104Fが東急東横線で先行営業運転開始

2013年3月16日より開始される、東武東上線・西武池袋線・東京メトロ副都心線・東急東横線・横浜高速みなとみらい線の5社間相互直通運転。現在は、東急東横線の渋谷~代官山間の地下化工事も大詰めを迎え、更に、各会社間での車両の貸し借りにより、乗務員の訓練運転も続いているが、相互乗り入れ開始へのカウントダウンが、残り190日となった9月7日、東急へ貸し出されていた東京メトロ10000系10104Fが、東急東横線での営業運転を開始。(08K運用充当)Twitter上でも朝から、この話題で持ち切りとなった。

東京メトロ10000系の先行営業については、数日前より、女性専用車の位置や車内広告などが東横線仕様になっているなど、先行営業を匂わせるような動きが、ネット上で報告されており、あとはXデーがいつかという状況であった。また、この編成の他にも、東武からは9000系9102F、西武からは6000系6152Fも東急へ貸し出されており、東急からは、5050系(4000番台車を含む)が東武・西武・東京メトロへ貸し出されており、これらの編成も、各社の仕様に合わせているとのことで、先行営業開始を匂わせている。

そこで、歴史的第一歩となった10104Fの先行営業初日の模様を見ようと、昨日は仕事を終えてから渋谷へ。スマホで、えきから時刻表を見て、08K運用の列車を確認。渋谷18時00分発の通勤特急に間に合うように、渋谷へ向かった。17時56分、改札を入ると、この駅では見慣れない車両が停っており、その周りにはカメラを持った多くの鉄道ファンが集まっていた。

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乗り入れ開始を前に、東急東横線で営業運転を開始した東京メトロ10000系10104F。

東京メトロ10000系の10101F~10105Fまでの5編成は、8両編成に組み替えて使用することができるようになっており、これまでにも、副都心線の各駅停車を中心に活躍している7000系の8両編成に不足が生じた時など、必要に応じて8両編成になって営業運転に充当されている。現段階での東横線の最長編成は8両。今回の先行営業も、8両編成にできるという点で都合が良かったと言える。

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別の角度から再度撮影。

東急東横線の渋谷駅は、東京メトロ副都心線との乗り入れ開始に合わせて、地下の副都心線ホームへ映るため、現行の渋谷駅もあと半年程でお別れとなる。現行の東横線渋谷駅に東京メトロの車両が営業運転で入線するのは、後年、貴重な光景となることは間違いないだけに、コンデジでの撮影ではあったが、ここでの撮影には気合が入った。

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お陰様で500万HIT達成!

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きましてありがとうございます。

2004年9月6日にスタートした「TOMOの鉄日誌」は、お陰様で、本日、立ち上げから約8年で500万HITを達成致しました。ここまで続けてこれたのも、弊ブログを応援してくださった皆様のお陰です。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

通常ですと、節目達成の時には、その数字に合った形式の車両の写真を取り上げておりますが、今回はこの車両の画像を取り上げたいと思います。

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地下化工事の進む東急東横線代官山駅付近を行く、横浜高速鉄道Y500系。

横浜市や神奈川県、東急電鉄などが出資する第三セクター、横浜高速鉄道に所属するY500系電車です。この電車は、2004年2月1日、みなとみらい線の開業及び東急東横線との相互乗り入れ開始に合わせて登場した車両で、東急電鉄の5050系とは共通設計となっています。現在、工事が進められている東急東横線の渋谷~代官山間の地下化の完成に合わせて、2013年3月16日より、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れが開始されますが、その結果、この車両も西武池袋線や東武東上線に乗り入れてくることになります。

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プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」のラッピング車両もあります。

最近では、自分自身の環境の変化などもあり、なかなかブログの更新ができず、更新を楽しみにされている読者の皆様には、申し訳なく思っております。更新頻度は、なかなか変わらないとは思いますが、焦らず、マイペースに進めていこうと思っておりますので、引き続き、お付き合いいただければ幸いです。

おまけ

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東横線での最後の活躍を続ける9000系。

東横線で長年君臨してきた9000系車両は、東京メトロ副都心線との相互乗り入れ開始よりも前に、東横線を撤退することになり、大井町線への転用が続いています。9000系の東横線での活躍シーンが見られるのも、残り僅かとなりそうです。

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開業4周年 ひたちなか海浜鉄道を訪ねる その2

旧型気動車3連運転となった勝田行きを撮影し、水鏡に写る旧型気動車に気を良くした私。このまま、この場所に留まり、勝田から戻ってくる旧型車3連を、引き続き撮影する事にした。

とは言え、全く同じアングルでもつまらない。そこで、今度は、線路からやや離れた場所で撮影する事に。待つこと約30分。勝田から旧型気動車3連が戻って来た。

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勝田から戻って来た旧型気動車3両編成。

う~ん、こう言うシーンは、何度撮っても良いね。

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開業4周年 ひたちなか海浜鉄道を訪ねる その1

では、ここで、1カ月少々前、4月29日に遡ります。

ゴールデンウィーク前半戦、3連休の中日となったこの日は、まず最初に東十条へと向かい、同駅付近で足利藤まつり号を撮影した。そして、東十条からは、常磐線取手駅までの乗車券を購入し入場。上野駅から常磐線の特急「スーパーひたち」に乗り換え、向かった先は勝田。この日の目的地は、開業4周年記念祭を開催している、ひたちなか海浜鉄道である。

前日の4月28日は、JR東日本の新しいフリーきっぷである「休日お出かけパス」を使用していた。翌日、ひたちなかへと向かう際、前から気になっていた「ときわ路パス」を使用する事を思いついた。この切符は、茨城県内のJRと、ひたちなか海浜鉄道や鹿島臨海鉄道等の、茨城県内の一部私鉄が乗り放題となる切符であるが、発売駅も茨城県内に限られていた。そこで、前日、法事を終えて上野に戻ってきた後、そのまま常磐線で取手へと向かい、このときわ路パスを購入する事にした。その為、取手までの乗車券を別途購入するだけで、上野から「スーパーひたち」に乗って、一気に勝田まで行く事が出来た。

上野から乗車したのは、この3月よりデビューした、新型のE657系。その乗り心地はとても快適で、勝田まではあっという間だった。以前、ひたちなか海浜鉄道の吉田社長が、「上野から2駅」と仰っていた事が有ったが、まさに、2駅はあっという間だと感じさせる乗り心地だった。

勝田駅到着後、早速、湊線のホームへと向かう。連絡改札口で、ときわ路パスを見せようとすると、なんと改札口では、吉田社長自らがお立ちになり、お客さんを出迎えていた。とりあえず、社長にご挨拶をしてホームへと進む。停車していた湊線の列車は、同鉄道の主力車両である、キハ3710形の2両編成。この日は、旧型気動車も運転しており、一部列車は3両編成となる事が発表されており、私の狙いは、もちろん旧型車の3両編成だ。しかし、3両編成で走る列車までは、まだ時間も有り、その前に、那珂湊のイベント会場を見ておきたいと思っていたので、まずは那珂湊を目指すのだが、キハ3710形が来たと言う事で、いったん中根駅で下車し、旧型気動車を撮影してから、那珂湊へ向かう事にした。

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中根駅を発車し、阿字ヶ浦へと向かうキハ3710形。

ちょうど、中根駅周辺は、水田に水が入り始め、まさに水鏡の状態。旧型気動車が、水面に写り込む姿を撮ろうと言う事で、多くの撮り鉄さん達が集まっていた。私も、まずは水鏡と菜の花を入れて撮影する事にした。

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勝田へと向かうキハ2005+キハ205。

水鏡と言うには、やや水が少なかったかもしれないが、キハ205は、水面にもしっかり写ってくれたし、キハ2005の足元の菜の花が良い感じだったから、この日の旧型気動車の撮り始めとしては、充分に満足できた。

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JRおおみや鉄道フェア2011会場へ

さて、新秋津駅で203系の配給輸送を撮影した後は、そのまま大宮へ。

この日、JR東日本大宮総合車両センター及びJR貨物大宮車両所合同による恒例のイベント「JRおおみや鉄道フェア2011」が開催された。このイベント、毎年5月中に開催されていたが、今年は東日本大震災の影響により、この時期の開催となった。

大宮駅到着後、大宮総合車両センターへと急ぐ。既に時刻は14時を過ぎており、イベント終了までは残り1時間半ほど。長いようで意外と短い残り時間。果たしてどこまで会場内を見て回る事が出来るだろうか。入口でチラシを貰って、まずは右側へ移動。台車置き場を眺めながら先に進むと、こんな車両が展示されていた。

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蓄電池式駆動電車E995系。

E995系電車は、JR東日本と鉄道総合技術研究所が共同開発した試験用電車。もともと、この車両はハイブリッド試験車両として2003年に登場し、その時はキヤE991系を名乗っていた。その後、2008年に燃料電池動車に改造され、E995系電車となった。そして2009年より、現行の蓄電池式駆動電車となり、パンタグラフも設置された。

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