ドクターイエローを撮影する
7月最後の日曜日、7月27日の撮影記です。
この日、ドクターイエローが走ると言う情報を入手した。東京駅を11時51分に発車する「のぞみ」検測スジだと言う。
ドクターイエローとは、新幹線の「電気軌道総合試験車」のことで、実際に営業運転で走る新幹線の列車と同じ速度で走行しながら、新幹線の架線・軌道の状態を検測する車両で、東海道・山陽新幹線を月に数回、定期的に走行している。
見ることで幸せが訪れるとの都市伝説もあるドクターイエロー。現在運行中の車両は、700系をベースにした923形で、2000年にJR東海所有のT4編成、2005年にJR西日本所有のT5編成が製造された。しかし、923形もデビューから20年以上が経過。老朽化に伴い、JR東海所有のT4編成が今年1月に引退。現在は、JR西日本所有のT5編成が検測業務を続けているが、こちらも、2027年を目処に運行を終える予定となっている。
残り1本となってしまったドクターイエロー。せっかく巡って来た撮影チャンス。しかも日曜日の運転と言う事で、これは是非とも撮っておきたい。この日のスケジュールを考慮し、まずは、2007年7月にドクターイエローの撮影のために訪れた、田町駅の跨線橋を目指したが、現地に行ってみると、新幹線の線路の手前にある貨物線上に重機が置かれており、撮影には不向きであることが判明。そこで、田町駅から浜松町駅へ移動。竹芝桟橋方面へ向かう歩行者デッキから撮影することにした。現地へ到着すると、大井車両基地から出庫し、東京駅へ向かうドクターイエローが通過。居合わせた子供たちの歓声が聞こえてきた。とりあえず、撮影場所を確保。東京駅からやって来るドクターイエローを待つことに。
浜松町駅付近を通過するドクターイエロー。
11時54分、ドクターイエローがやって来た。集まった人たちも私も大興奮。改めてドクターイエローの人気を実感した。
2027年度中の引退が決まっているドクターイエロー。今後、検測業務は、専用車両を作らず、東海道・山陽新幹線の最新鋭の営業用車両であるN700S系に検測機器を搭載し、営業運転をしながらの検測を行う計画とのこと。黄色い新幹線が見られなくなるのは、何とも寂しい。検測機器搭載編成だけでも、車体を黄色にを変えたりしてくれたら良いのだが・・・























最近のコメント