カテゴリー「鉄道:西武」の1000件の記事

西武40000系 40164Fの甲種輸送を撮影する

11月26日の撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第4弾となる、40164Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、11月23日に6~10号車が、11月24日に1~5号車が出場した。11月23日が祝日ではあるが、いつも通りのパターンで出場。今回は、日曜日である26日の朝、新秋津到着と言うのは間違いなさそうだ。

11月26日早朝、私は、40164Fの甲種輸送を撮影するため外出する。40000系の甲種輸送最終日は、横浜羽沢駅から新秋津を目指すこととなるが、これまでとは違う場所で撮ろうと、前回、40163Fの甲種輸送の際は、早起きして鶴見駅へ向かうも、まさかのもう一泊で、撮影出来なかった。そこで、今回こそは、鶴見駅で撮ろうと思い、鶴見駅を目指すことにした。X(旧Twitter)を検索してみると、40162Fの甲種輸送が、8時6分頃、京急の花月総持寺駅付近を通過していたので、前回同様8時までに鶴見駅に着くようにして移動を開始。11月4日の朝と同じく7時50分頃には鶴見駅到着。ホームの横浜方で、甲種輸送の通過を待つことにしたのだが・・・

通過予定時刻を過ぎても、40163Fの甲種輸送は現れない。嫌な予感がする。X(旧Twitter)で情報を集めてみると、なんと、40164Fは、既に新鶴見信号場にいることが判明。これは不味い。急いで、改札口を出場。再入場をして、東京方面に向かう電車に乗り込み川崎へ。更に、川崎から南武線に乗り換えて、平間駅へと向かう。ここから10分ほど歩き、新鶴見信号場を見渡せる新川崎ふれあい公園を目指した。

8時37分、新川崎ふれあい公園に到着。40164Fの甲種輸送は、信号場内に停車していた。

線路脇にはフェンスがあり、皆さん、脚立等で対応しているが、私自身、そんな物は持ち歩いていない。そこで、線路からやや離れたところに立って、EOS6D MarkⅡのライブビュー機能を使って撮影することに。初代6Dと異なり、モニターが自由に動くために、被写体を捉えやすいのは有り難い。何とか撮影出来そうな場所を確保し、出発を待った。

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新鶴見信号場を発車。いざ、新秋津へ向かう。

8時48分、40164Fの甲種輸送が新鶴見信号場を発車。この日、40164Fの甲種輸送の牽引を担当していたのは、新鶴見機関区に所属するEF65 2074号機。

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後追い。

列車の動きに合わせて振り向いて後追い。前も後ろもライブビュー機能を使った撮影となったが、モニターが動くというのは、こういう時に便利なんだと改めて実感した。

無事撮影も終了しホッとしたのか、急に空腹と寒さを感じるようになった。新川崎ふれあい公園から南武線の平間駅へ移動。駅前に松屋を発見した為、ここで朝ご飯を食べることに。寒かったので、朝食メニューの味噌汁を豚汁に変更。アツアツの豚汁で生き返った。

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EOS6D MarkⅡ試運転 その1 新所沢駅で2000系を撮影する

11月18日の撮影記です。

2019年よりメインで使用していた、キャノンのEOS6Dの調子が悪くなってきた。まだ使えるうちに、メインのカメラを更新しておこうと思い、11月14日、研修で新宿へ行った際に、中古カメラ店で、EOS6D MarkⅡを購入した。

購入後初の週末を迎え、この日は朝から6D MarkⅡの設定をして、11時頃、自宅を出発。6D MarkⅡの試運転に出かけた。試運転として選んだ場所は、西武新宿線新所沢駅。ここで、暫くの間、2000系を中心に撮影をすることにした。

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新所沢駅を発車。本川越へと向かう2095F。(5623列車)

6D MarkⅡの記念すべきファーストショットは、新所沢駅まで乗車してきた2095F。下りホームの本川越方より、走り去る同編成を撮影してみた。2095Fは、2021年11月に、廃車となった2063Fの代替として、池袋線に転属したものの、今年2月に新宿線に復帰。元々、2021年までは新宿線一筋で活躍してきた車両なので、やはり、この車両は新宿線と言うイメージが強い。

そして、5623列車が発車して1分後、上りホームの3番ホームは、背後からこんな列車が、ゆっくり近づいてきた。

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新所沢駅3番ホームに入線するレストラン列車「52席の至福」

5623列車の後を追うように、新所沢駅にやって来たのは、レストラン列車「52席の至福」。2022年3月13日のダイヤ改正より、所沢駅の西武新宿方に設置されていた、新宿線から所沢駅4番ホーム(池袋線下り)への渡り線が、所沢駅ふれあい通り線道路新設工事に伴い、使用停止となっているため、新所沢駅で折り返すことになっており、新所沢駅には、航空公園駅方にある渡り線を使い、直接、上りホームの3番ホームに入線することになっている。いつかは乗りたいと思いつつ、未だ乗車が出来ていない「52席の至福」。4000系そのものの置き換えが発表されてしまっているので、この車両に関しても、残された時間は、そう長くないのかもしれない。

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西武2000系 2529Fが横瀬車両基地へ廃車回送される

TwitterやFacebookからの情報となりますが、本日、11月21日、新宿線系統で活躍してきた、2000系の2529Fが、横瀬車両基地へ廃車回送されたとのことです。

今年度の40000系増備車第三弾、40163F到着後、初めての廃車発生。2000系4両編成の廃車は、2519F、2521F、2503F、2501F、2505F、2515F、2511F、2509F、2513Fに次いで10例目となります。

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横瀬車両基地へ廃車回送された2529F(前4両)(2023年3月23日撮影)

前面の貫通扉の窓が大窓で、扉の窓が小窓のタイプの4両編成は、元々、2521Fから2529Fまでの5編成しかなく、2022年3月22日に、2521Fが廃車回送され、このタイプは4編成となってしまっていたものの、8月24日に2525Fが、11月9日には2523Fが、それぞれ武蔵丘検修場で検査を受けて出場しており、このタイプは、もう少し活躍するのかと思っていた矢先、2529Fが廃車回送されてしまいました。

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10両編成の先頭に立ち、急行列車として西武新宿へ向かう2529F(前4両)(2023年4月2日撮影)

とは言え、2000系の廃車は今年度も進んでおり、今年3月のダイヤ改正からは、優等列車の運用も激減していることから、見かけたら積極的に撮るという思いでカメラを向けています。2529Fの撮影記録を見ていくと、今年4月2日には、2529F+2465F+2543Fと言う4+2+4の組み合わせを撮影。2529Fの急行列車は、この時が最後の撮影となってしまいました。

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国分寺線の運用に就く2529F(前4両)(2023年5月13日撮影)

5月13日には、国分寺線で運用中の2529Fを撮影。この時、2529Fとペアを組んでいたのは、旧2000系2両編成の2417F。2000系は新旧問わず、撮っておかなくてはいけない存在になってきているのですが、この時も、自然と旧2000系の方を優先的に撮ってしまっていました。

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2545Fとコンビを組み、西武新宿を目指す2529F。(2023年11月3日撮影)

私自身、2529Fが運用中の姿を最後に撮影したのは、11月3日のこと。久々の遭遇で、この日は、4両編成のラストナンバー、2545Fとコンビを組んでいました。

2529F、長年にわたる活躍、お疲れ様でした。

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西武40000系 40163Fの甲種輸送を撮影する

11月4日から5日にかけての撮影記です。

西武鉄道は、今年度、40000系ロングシート車を4編成製造することになっているが、今年度の40000系新製車両第3弾となる、40163Fが製造メーカーである川崎車両の兵庫工場で落成し、11月1日に6~10号車が、11月2日に1~5号車が出場した。

これまで、西武鉄道40000系の甲種輸送は、木曜日に5両が出場。翌日の金曜日に残り5両が出場し連結。10両編成となって東へ。土曜日に横浜羽沢、そして日曜日の朝、新秋津に到着するというパターンであったが、この40163Fは、いつものパターンとは1日早く、水曜日に5両が出場してきた。実は、今年度の40000系増備車第1弾である40161Fも、1日早いペースで出場しており、40163Fに関しても、40161Fと同じパターンで、土曜日の朝に新秋津へ到着と判断した。

11月4日早朝、私は、40163Fの甲種輸送を撮影するため外出する。40000系の甲種輸送最終日は、横浜羽沢駅から新秋津を目指すこととなるが、これまで、武蔵野線の多摩川橋梁など、どうしても府中本町駅周辺での撮影に限られてしまっていた。そこで、この日は早起きして鶴見へ向かう事に。X(旧Twitter)を検索してみると、前回、40162Fの甲種輸送が、8時6分頃、京急の花月総持寺駅付近を通過していることが解り、8時までに鶴見駅に着くようにして移動を開始した。実際に到着したのは、7時50分頃のこと。撮影後、すぐに折り返すことを考慮し、まずは、ここまでの運賃を精算するべく改札口を出場。すぐに再入場をして、準備万端。ホームの横浜方で、甲種輸送の通過を待つことにしたのだが・・・

通過予定時刻を過ぎても、40163Fの甲種輸送は現れない。ホーム上には、甲種輸送目当ての同業者も数名居たが、8時30分を過ぎると、あきらめたのか、少しずつ少なくなっていった。今日に限り、時刻を変更して、もう新鶴見へ行ってしまったのだろう。そう考えることにして、X(旧Twitter)に掲載されていた、新鶴見信号場の発車時刻の3分前である8時45分まで待機したが撤収することにした。

鶴見始発の京浜東北線大宮行きに乗車し、川崎駅へ向かい、駅構内のうどん店で朝飯を食う事に。その際、Ⅹ(旧Twitter)で情報収集していると、新鶴見信号所から先、40163Fの甲種輸送が運転されていないことを知る。急遽、この先の予定を変えて、40163Fが前日到着している筈の横浜羽沢駅へ向かう事にした。川崎駅から南武線で武蔵小杉へ。そこから、JR・相鉄直通線に乗車し、羽沢横浜国大駅へ。改札口を出て、横浜羽沢駅を横断する陸橋へ向かうと、構内に40163Fが留置されているのを確認。早速撮影することにした。

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横浜羽沢駅構内に留置中の40163F。

40163Fは、ご覧のように、かつて、荷物列車が発着していたホームではなく、屋外の留置線に留められていた。機関車も連結されておらず、また、西武の263Fも小手指車両基地内でパンタグラフを下ろした状態で留置されているという情報もあり、どうやら、翌朝まで動きはなさそう。冷静になって考えてみれば、いつものように、木曜日と金曜日、2回に分けて川崎車両を出場すると、2回目が11月3日の祝日となる事から、今回は、川崎車両側の都合で、1日早く出場。一方の西武側は、日曜日じゃないと受け入れられない(推定)ことから。この横浜羽沢駅でもう一泊と言う事になった模様。

陸橋上で撮影していると、同じく40163Fにカメラを向けている方が3名いらっしゃった。撮影がてらお話した後、名刺交換してみる。そのうちのお一人は、TS日本鉄道旅行企画株式会社という会社の代表取締役社長、ターナー・スティーブンさん。海外からの観光客を相手に、日本での鉄道旅行に特化した企画を提案する会社だそうで、ご自身も、東急線沿線在住の鉄道ファン。更に同行していた方は、小田急線沿線在住の鉄道ファンと言う事で、話はサステナ車両の話題に。まさか、こんなところで、東急線・小田急線沿線にお住いの鉄道ファンと交流が出来るとは、予想外の展開でした。

結局、この日の甲種輸送の撮影は、横浜羽沢駅での撮影のみで終了。せっかく横浜方面まで来たので、春ごろからの宿題を少しずつ片付けた後、横浜で名物のサンマーメンを食べて東京へと戻りました。

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西武2000系 2087Fが多摩湖線直通急行に充当される

休日の朝。8時ごろ目が覚めると、まず最初にやるのが西武線アプリのチェック。最近は、新宿線、新所沢8時02分発と32分発の始発各駅停車西武新宿行きの車両が何かをチェックすることが多い。この2本の各停、西武新宿到着後は、折り返し、不定期列車の急行多摩湖行きになる。主に30000系の8両編成が充当されるケースが多いが、時々、20000系や2000系が入ることもある。

10月最後の日曜日となった29日。いつもの休日と同じように、西武線アプリで新宿線の列車位置情報を確認。すると、新所沢8時02分発の各駅停車西武新宿行きに、2000系のアイコンが確認できた。車両情報を確認すると、未更新の8両固定編成であることが判明。とりあえず、折り返しの急行多摩湖行きを、多摩湖線の線内で撮るべく準備を開始。9時30分頃、自宅から自転車で移動開始。撮影地として選んだのは、多摩湖自転車道の東村山浄水場前。手前の休憩スペースに自転車停めて、行き交う自転車や歩行者の邪魔にならないように待機する。

待つことおよそ5分。前方より2000系が近付いてきた。

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多摩湖線、八坂~武蔵大和間を行く2087F。

この日、1本目の急行多摩湖行きに充当されていたのは2087F。8両固定編成最後の菱形パンタグラフ搭載編成だったが、9月15日に武蔵丘検修場に入場。10月10日に出場したが、出場後は、そのまま南入曽車両基地へ回送され、活躍の場が池袋線から新宿線に移ったのは、先日、弊ブログでも触れたばかり。しかし、その後は、この編成を見かけることなく2週間以上経過してしまっていたが、新宿線に移ってきて、最初の撮影が、多摩湖線直通急行となった。

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西武2000系 旧2000系最後の6連 2031F引退

2022年10月18日に2027Fが廃車回送されてから、旧2000系最後の6連として活躍してきた2031Fが、10月5日、横瀬車両基地へのラストランツアーを以て引退することとなった。

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旧2000系最後の6連、2031F(前6両)がついに引退。(2023年6月4日撮影)

40000系の増備に伴う6000系の玉突き転配により、新旧問わず、2000系の廃車が進む状況だけに、2031Fもいずれは・・・と言う思いから、この1年間、見かけたときは出来るだけカメラを向けるようにしていた。6両編成と言う事で、国分寺線で使用される機会が多かったが、8月に入ってからは、引退興行とでも言うのか、2両編成の2455Fと手を組んだ8両編成で、新宿線・拝島線の各停運用に進出。土日を中心に撮影を続けた。

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本川越方に2455Fを連結し、8両編成で西武新宿を目指す。(2023年8月20日撮影)

2031Fと2455Fのコンビは、意外と長く続いた。入庫して、編成を解かれると思いきや、連結順序を入れ替えて、翌日から再び運用に就くことも・・・

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2455Fを西武新宿方に連結。小川駅に進入する2031F。(2023年8月26日撮影)

今年の夏は、まさに酷暑だったが、2031Fの動きを見ながら、買い物ついでに自宅の近くで撮影。と言うのが週末の生活パターンだった。

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ご報告 50歳になりました

私事で大変恐縮ですが、10月13日、50回目の誕生日を迎えることが出来ました。

鉄道の日の前日に生まれるという、鉄道ファンとしては複雑な誕生日ですが、当日は金曜日。仕事を終えてから、横浜の関内にあります「新横浜機関区」さんにお邪魔しました。鉄道の日に合わせまして、新横浜機関区では、10月12日から14日までの3日間、ビンゴ大会を行う事が、店主の花島さんのFacebookで予告されており、13日が誕生日なんで・・・とコメントしたところ、お祝いをしていただくことになりました。

と言う訳で、西荻窪から、中央線快速電車、湘南新宿ライン、京浜東北・根岸線と乗り継ぎ関内へ。ビンゴ大会、間に合いました。

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50回目の誕生日は、関内の新横浜機関区さんで。

到着から約15分。19時30分からビンゴ大会が始まりました。花島さんのご厚意で、私はカードを2枚いただけましたが、なかなかビンゴが出ず、結局、ビンゴが達成した時は、最後の賞品と言う状況でした。

ビンゴ大会終了後、見たことが無い容器が私の目の前に登場。

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蒸気機関車型の容器が登場。その中身は・・・

鉄道とサッカーの居酒屋となっているため、一部のメニューの容器は、鉄道車両の形をした物となっていますが、これまでに、この蒸気機関車型の容器は見たことがありませんでした。

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中身は、メッセージ入りのタコ焼きでした。

ご覧のように、中身はタコ焼き。しかも、おめでとうのメッセージ付き。そして、周りのお客さんからもクラッカーで祝福。店主、花島さんと、当日居合わせたお客様の温かい気遣いに、心より感謝申し上げます。

その後は・・・

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日本酒の国稀。

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イカリング。

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金曜日なので、〆は北のカレー。

北海道の地酒、国稀を飲んだり、イカリングを食べたり、最後はお店の名物メニューの一つ、北のカレーで〆としました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、帰りは、お店でご一緒した方と、横浜駅までご一緒した後、湘南新宿ライン、中央線快速電車と乗り継ぎ、国分寺へ。

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国分寺駅に停車中の多摩湖線多摩湖行き終電車。

日付が変わった国分寺駅で待っていた西武多摩湖線の多摩湖行き最終電車。この日、多摩湖行きの最終電車に充当されていたのは、黄色の9105F。この後に、自宅から2番目に近い萩山駅までの列車が1本残っているので、余裕を持たせて帰ってくることが出来ました。

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寝過ごさずに八坂駅に到着。

国分寺駅から10分少々。自宅最寄り駅の八坂駅に到着。寝過ごさずに無事に帰宅することが出来ました。(一度だけ終電で隣の駅まで行ったことがあります。)

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西武2000系 2087Fが武蔵丘検修場を出場 8両固定編成から菱形パンタ消滅

X(旧Twitter)やFacebookからの情報となりますが、本日、10月10日、2000系の2087Fが武蔵丘検修場を出場。試運転を兼ねて、南入曽車両基地まで回送されたとのことです。

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ベルーナドームでのデーゲーム開催時に運転される、ひばりヶ丘始発の快速急行に充当された2087F。(2023年4月30日撮影)

2087Fは、2000系8両固定編成の中では、最後まで菱形パンタグラフを維持していましたが、9月15日に武蔵丘検修場へ入場。6両固定編成では、最後まで菱形パンタグラフを維持していたが2053Fが、菱形パンタグラフを維持したまま、5月26日に武蔵丘検修場を出場したこともあり、もしかしたら、菱形パンタグラフのまま出場の可能性もあるのでは?と考えていましたが
、2087Fに関しては、シングルアームパンタに交換されての出場となりました。

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入場前最後の撮影。ひばりヶ丘駅に進入する2087F。(2023年9月12日撮影)

私自身、菱形パンタグラフの2087Fを最後に撮影したのは、9月12日のこと。この3日後に、武蔵丘検修場へ入場となりました。

さて、長年、池袋線で活躍してきた2087Fですが、冒頭でも触れたように、出場後は、南入曽車両基地へ向かったとのこと。このまま新宿線の車両となってしまうのか。今後の2000系の動きも気になります。

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西武池袋線 曼殊沙華輸送を観察する

西武線沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華。花の開花に合わせて、9月16日から10月1日まで、巾着田曼殊沙華まつりが開催されており、期間中は、飯能~高麗間への臨時列車の運転、一部の下り特急列車の高麗駅臨時停車が実施される。

新型コロナウイルスの影響により、昨年、3年ぶりに開催された巾着田曼殊沙華まつり。今年は、5月8日より新型コロナウイルスが5類へ引き下げになったこともあり、昨年よりも観光客が増えているのではないか。そう思っていたのだが、今年の夏は酷暑が続き、9月に入ってからも気温が高い日が多く、曼殊沙華の開花が、いつもの年よりも遅れ気味となっていた。

曼殊沙華が早咲きエリアで見頃を迎えたという9月23日午後、私は飯能駅へ。高麗行き臨時列車を撮影することにした。飯能駅の到着したのは、13時38分。到着後、改札口を出場し、駅から3分ほど歩いて、元加治13号踏切へ。ここで、高麗駅からの臨時飯能行きの通過を待つことにした。

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飯能駅に進入する、高麗発臨時飯能行き。

13時49分、高麗駅始発の臨時飯能行きがやってきた。この日、飯能~高麗間の臨時列車に使用されていたのは、4000系の4021F。

一つ前の記事で触れたように、小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入することとなり、この4000系は、東急電鉄からやって来るサステナ車両(東急9000系)に置き替えられる事が決定した。

4000系は、101系電車の足回りを流用し、1988年から1992年にかけて、12編成48両が製造され、全編成が東急車輛製。この4021Fは、1992年製の2次車に該当するが、それでも製造から31年が経過している。車体は綺麗に見えるが、足回りは50年以上が経過しており、老朽化が、かなり進んでいるものと思われる。

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飯能駅を発車する高麗行き臨時列車。

飯能駅に到着した4021Fは、3分後、高麗行き臨時列車として、再び高麗に向かう。まずは、高麗へ向けて走り出した4021Fを撮影。そして・・・

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後追い。

振り向いて、走り去る4021Fを撮影。次の東飯能駅へ向けて、左にカーブしていく4021Fを見送った後、飯能駅へと戻った。

この日は、他にも予定があり、曼殊沙華輸送の観察は、この臨時列車1本だけを撮影して終了とした。

曼殊沙華まつりに合わせた臨時列車の運転は、当初、10月1日までの予定でしたが、開花が遅れたため、曼殊沙華まつりは10月6日まで開催期間を延長。臨時列車の運転も、10月4日まで延長されることになりました。

4000系もしっかり記録しておかないと・・・

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西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ

今日は大きなニュースが飛び込んできました。

西武ホールディングスが、2022年3月期の決算補足説明資料で発表した、他社からの譲受車(サステナ車両)導入計画。多くの鉄道ファンの間で、どの車両になるのか、様々な憶測が飛び交っていましたが、本日、ついに、真相が明らかになりました。

サステナ車両として、西武鉄道に譲受されるのは、小田急電鉄の8000形と東急電鉄9000系です。

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小田急電鉄8000形。

小田急電鉄8000形は、1983年から1987年までの4年間、製造された通勤型車両で、6両編成と4両編成の2種類があり、今回、西武鉄道に譲受されるのは、6両編成とのこと。国分寺線での運用を予定しているそうですが、拝島線の小平~玉川上水間の折り返し運用にも投入される可能性がありそうです。既に製造から40年近くが経過していますが、2002年度より更新工事が行われ、2003年度以降に更新された車両は、制御装置をVVVFインバータ制御に変更。新型車両の投入により、廃車も発生していますが、現在でも、各駅停車から優等列車まで幅広く運用されています。

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東急9000系(東横線運用時の写真のため正面の帯や行先表示器が現在とは仕様が異なります)

東急電鉄9000系は、1986年から1991年までの5年間製造された通勤型車両で、主に東横線で運用されていましたが、2013年3月16日に開始された、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始後は、活躍の場を大井町線へ移しています。東急の量産車としては、初のVVVFインバーター制御車両で、後に登場した日比谷線直通用の1000系や、田園都市線用の2000系(現在は9020系に形式変更)のベースにもなるなど、昭和から平成にかけての東急の標準型車両と言っても過言ではないかもしれません。西武鉄道では、4両編成に組み直して、多摩川線・多摩湖線・狭山線・西武秩父線での運用を予定しているそうですが、多摩湖線は、2020年から2021年にかけて、101系ワンマン車から9000系への置き換えを既に実施しています。とは言え9000系は、5編成のみの少数部隊で、5編成中4編成使用と、予備車が少ないことから、置き換えと言うよりは、入場時等の予備車不足を補うための導入と言う可能性もありそうです。

大手私鉄の車両が地方私鉄へ譲渡される例はかなりありますが、大手私鉄同士の譲渡と言うのは、過去にも事例が少なく、大変珍しいことと思います。私自身、サステナ車両の導入については、賛成でも反対でもありませんが、一鉄道ファンとして、この歴史的な動きをしっかりと記録していきたいと考えております。

サステナ車両の第1編成は、2024年度から運行開始を予定しており、まずは、小田急8000形から。東急9000系は、2025年度以降の運行開始を目指しているそうです。

参考
西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります(PDF形式)

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