1980年にデビューし、今日まで38年間、小田急の看板列車として君臨してきた7000形LSE。
7000形は、1980年から84年にかけて4編成が製造され、新宿から箱根や江ノ島との間を結ぶ看板列車として活躍してきたが、2010年より廃車が始まり、2012年以降は2編成が活躍を続けてきた。しかし、今年に入って、新型ロマンスカー70000形GSEがデビュー。3月のダイヤ改正で、GSEがデビューした事により、LSEが1編成引退となり、最後まで残ったラストナンバーの7004Fが、孤軍奮闘活躍を続けてきたが、ついに、本日7月10日、定期運行を終了した。
小田急のロマンスカー。普段あまり乗る機会もなく、撮影もほとんどしていないが、私が子供の頃にデビューした7000形LSEは、現役の小田急ロマンスカーの中で、最もロマンスカーらしいロマンスカーだと私自身は思っており、出来れば引退前に、もう一度撮影しておきたい。
定期運行最終日となった本日は、平日だった事もあり、撮影は出来なかった。そこで、今回は、6月23日の午後、新宿方面へ出かけたついでに、LSEを少しだけ撮影してきたので、その時の模様をお伝えしたいと思います。
この日、私がまず最初に向かったのは、小田急線の新宿駅。LSEは、箱根湯本11時06分発の「はこね10号」で新宿へ向かっていると聞き、この列車に間に合うように、新宿駅へ向かった。この日、東京は、昼前から雨が降り出すと言う生憎の空模様。それだけに、撮影者も少ないと思っていたのだが、LSEの到着10分前に新宿駅のホームに入ると、LSEの到着を待つ、撮り鉄さんがいっぱい。私の考えが甘かったようだ。それでも、何とか撮影できる場所を確保する事が出来た。
新宿駅に入線する7000形LSE。(2018年6月23日撮影)
12時47分、時刻通りに、LSEが新宿駅2番線に到着した。折り返しは、13時00分発の「はこね19号」になると言う。ホームでの撮影は手短に済ませて、私は4番線へ。12時51分発の快速急行片瀬江ノ島行きで先行する事にした。
無事に快速急行に乗れたものの、どこまで進むか、また車内で暫く考える事になる。この後、吉祥寺へ行く用が有った事から、出来るだけ、下北沢付近にしておきたかった。複々線区間の千歳船橋へ行ってみよう。快速急行は、新宿を出ると、代々木上原・下北沢・登戸の順に停車する。その為、下北沢で、各駅停車か準急に乗り換えればいいのだが、下北沢はホームが二段構造になっている為、乗り換えが面倒。そこで、代々木上原で乗り換える事にした。乗り換えたのは、東京メトロ千代田線からの直通列車となる準急。なんとかLSEより先に、千歳船橋に着いた。
複々線区間で東京メトロ16000系と出会うLSE。(2018年6月23日撮影)
そして、乗車してきた準急電車が発車してから、およそ2分後。LSEが見えてきた。タイミング良く、地下鉄千代田線への直通列車が出て行ったので、まずは、その列車との並びを撮影。
近付いてきたところでもう一度。(2018年6月23日撮影)
続いて、もう少し近付いてきたところで、LSEのみを撮影。ギリギリの到着だったが、なんとか綺麗に撮る事が出来た。
7000形LSEは、今後、臨時列車として運行されるが、今年度中には引退とのこと。せめてもう1回ぐらい、その雄姿を撮影したいと思っているが、果たして撮る事が出来るだろうか・・・
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