カテゴリー「鉄道:東急・横浜高速」の64件の記事

西武40000系 GLAYデビュー30周年記念ラッピング電車を撮影する

6月9日の撮影記です。

前日より、メットライフドームでは、ロックバンド「GLAY」のデビュー30周年を記念したライブ「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」が開催されていた。西武鉄道は、このライブに合わせて臨時列車を増発し対応。更に、40000系電車1編成を、「GLAY 30th Anniversaryラッピングトレイン」として運行。デビュー30周年に花を添えている。

ラッピング電車は、40153Fとのこと。この日は、終日、池袋~飯能間を往復する運用とのこと。お墓参り、食事会を終えた後、40153Fの撮影に向かった。最初に向かったのは保谷。駅から5分ほど歩いた地点にある歩道橋の下で、40153Fを待つことに。

40000系を撮影する際、LEDの行先表示の文字が出来るだけ写るように、いつもシャッター速度を125分の1に設定して撮影に臨んでいる。しかし、シャッター速度を遅くすることは失敗するリスクも高くなる。14時12分、40153Fによる急行飯能行き2141列車がやって来たが、見事に失敗してしまった。仕方なく、保谷駅へと戻り、下り列車で移動を開始。西所沢駅に隣接する西所沢1号踏切付近で、飯能から戻って来る40153Fを狙う事にした。

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GLAYデビュー30周年記念ラッピング電車となった40153F。

15時14分、40153Fによる準急池袋行き4138列車がやって来た。西所沢駅進入を前に、スピードを落としている区間なので、ここならシャッター速度が遅くても問題ない。

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踏切より停車中の40153Fを撮影。

進入シーンを撮影後、踏切へ移動し、停車中の40153Fを撮影。タイミングが良いのか悪いのか、東京メトロ17000系による小手指行きが入線しており、少しでも側面のラッピングが写るように、メトロ車が停車する前に撮影してみた。

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西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ

今日は大きなニュースが飛び込んできました。

西武ホールディングスが、2022年3月期の決算補足説明資料で発表した、他社からの譲受車(サステナ車両)導入計画。多くの鉄道ファンの間で、どの車両になるのか、様々な憶測が飛び交っていましたが、本日、ついに、真相が明らかになりました。

サステナ車両として、西武鉄道に譲受されるのは、小田急電鉄の8000形と東急電鉄9000系です。

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小田急電鉄8000形。

小田急電鉄8000形は、1983年から1987年までの4年間、製造された通勤型車両で、6両編成と4両編成の2種類があり、今回、西武鉄道に譲受されるのは、6両編成とのこと。国分寺線での運用を予定しているそうですが、拝島線の小平~玉川上水間の折り返し運用にも投入される可能性がありそうです。既に製造から40年近くが経過していますが、2002年度より更新工事が行われ、2003年度以降に更新された車両は、制御装置をVVVFインバータ制御に変更。新型車両の投入により、廃車も発生していますが、現在でも、各駅停車から優等列車まで幅広く運用されています。

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東急9000系(東横線運用時の写真のため正面の帯や行先表示器が現在とは仕様が異なります)

東急電鉄9000系は、1986年から1991年までの5年間製造された通勤型車両で、主に東横線で運用されていましたが、2013年3月16日に開始された、東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始後は、活躍の場を大井町線へ移しています。東急の量産車としては、初のVVVFインバーター制御車両で、後に登場した日比谷線直通用の1000系や、田園都市線用の2000系(現在は9020系に形式変更)のベースにもなるなど、昭和から平成にかけての東急の標準型車両と言っても過言ではないかもしれません。西武鉄道では、4両編成に組み直して、多摩川線・多摩湖線・狭山線・西武秩父線での運用を予定しているそうですが、多摩湖線は、2020年から2021年にかけて、101系ワンマン車から9000系への置き換えを既に実施しています。とは言え9000系は、5編成のみの少数部隊で、5編成中4編成使用と、予備車が少ないことから、置き換えと言うよりは、入場時等の予備車不足を補うための導入と言う可能性もありそうです。

大手私鉄の車両が地方私鉄へ譲渡される例はかなりありますが、大手私鉄同士の譲渡と言うのは、過去にも事例が少なく、大変珍しいことと思います。私自身、サステナ車両の導入については、賛成でも反対でもありませんが、一鉄道ファンとして、この歴史的な動きをしっかりと記録していきたいと考えております。

サステナ車両の第1編成は、2024年度から運行開始を予定しており、まずは、小田急8000形から。東急9000系は、2025年度以降の運行開始を目指しているそうです。

参考
西武鉄道と東急電鉄・小田急電鉄 「サステナ車両(※)」を授受 各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります(PDF形式)

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残り1編成となった東京メトロ7000系を撮影する

東京メトロ有楽町線・副都心線で、長年に亘り活躍を続けてきた、東京メトロ7000系。2006年から登場した10000系車両と合わせて、乗り入れ先の東急・東武・西武沿線でも、その雄姿を見ることができたが、老朽化により、2021年より、後継車種となる17000系への置き換えが始まり、10両編成は、一足早く2021年10月までに全廃。以後、8両編成が残っていたものの、17000系の8両編成の増備に伴い、急速に置き替えが進み、4月4日、7133Fが廃車回送されたことにより、ラストナンバーの7134Fを残すのみとなってしまった。

まさに風前の灯火。残り1編成となって最初の土曜日となった4月9日、昼前にスマホで7134Fが動いているか調べてみると、運良く運用に就いていることが解った。出来れば、3月12日のダイヤ改正で誕生した、西武線内が準急となる石神井公園行きで撮れないものかと、充当列車を調べてみたが、充当列車の中に、準急石神井公園行きは含まれていなかった。しかし、午後の1往復が、東横線内急行となることが判明。そこで、7134Fの急行列車を撮影すべく、東急東横線沿線へ。撮影地として選んだのは、都立大学~自由が丘間、通称「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれる有名撮影ポイント。上り列車を撮影すると、亀屋万年堂総本店の看板が背景に入ることから、「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれるようになったが、総本店のリニューアルにより、今は、亀屋万年堂の看板は写らない模様。時間的に上り列車は逆光となるが、LEDの行先表示を写すには好都合と考え、向かうことにした。

渋谷から東横線の特急列車で8分。自由が丘駅にたどり着いたのは、12時17分の事であった。ここから線路に沿って渋谷方向へ歩くことおよそ10分。通称「亀屋万年堂カーブ」と呼ばれる都立大学3号踏切に着いたのは、7134F通過のおよそ25分前。この時点で、都立大学3号踏切に待機していた鉄道ファンの姿はなく、7000系狙いの人は居ないのか。そう思っていたのだが、通過10分ほど前には少しずつ人が集まってきた。

12時56分、7134Fによる急行和光市行きがやって来た。

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東急東横線、都立大学~自由が丘間を行く7134F。

自由が丘を発車し、急行列車として渋谷方面へ向かう7134F。東急東横線は、東京メトロ副都心線との相互乗り入れの開始に合わせて、特急列車は10両化されたものの、急行列車には、8両編成で運転されるものが残されている。乗り入れ先も含めて、各駅停車の運用が主体となる東京メトロ7000系の8両編成。LEDの行先表示もしっかり写っており、急行列車として颯爽と走る姿を記録することが出来て良かった。

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増備が進む17000系の80番台車。この日は17192Fが営業運転に就いているのを確認。

8両編成の7000系の淘汰を目指し、増備が進む17000系の8両編成、80番台車。17181Fから17195Fまでの15編成が製造される計画だが、既に17194Fまで到着済みとのこと。この日は、17192Fが営業運転に就いているのを確認している。東急東横線は、各駅停車が8両編成での運転のため、17000系の8両編成も見かける機会が多く、ご覧いただいている17192Fのように、副都心線へ入らず、渋谷で横浜方面へ折り返す列車にも充当されている。

亀屋万年堂カーブでは、50分ほど撮影を楽しんだ後、撤収。帰りは、自由が丘駅ではなく都立大学駅へ。渋谷方面へ向かう各駅停車に乗車し、祐天寺で途中下車。約10年ぶりに、鉄道ムード満点のカレーハウス「ナイアガラ」を訪れ、カレーライスを堪能した。

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相鉄21000系 東急電鉄貸出に伴う甲種輸送を撮影する

2022年度下期の開業を目指して、工事が進められている相鉄・東急直通線。

相鉄・東急直通線は、羽沢横浜国大駅から新横浜駅を経て、東急東横線・目黒線の日吉駅までを結ぶ連絡線で、この連絡線の開業により、相鉄は、既に開業しているJR埼京線との直通ルートに次ぐ、第二の都心直通ルートが誕生する。そして、新横浜駅へ乗り入れることにより、相鉄沿線及び東急沿線からの東海道新幹線へのアクセスが、大幅に向上する。

連絡線開業まで、残り1年少々。ついに、大きな動きが・・・ 相鉄の車両が、東急に貸し出されることになった。既に多くの鉄道会社と相互乗り入れを行っている東急でも、相鉄の車両を操るのは、今回が初。当然の事ながら、開業までの間に、覚えなくてはいけないことが沢山ある。2013年3月、東急東横線の渋谷駅が地下化され、東京メトロ副都心線との相互乗り入れを開始した時も、それより前に、地下化により相互乗り入れを行うことになった、東京メトロ副都心線の10000系や7000系、東武鉄道の50070系や9000系、西武鉄道の6000系と言った車両が、事前に東急電鉄に貸し出され、中には先行して営業運転を行った車両もあった。今回も、相互乗り入れ前の準備の一環での貸し出しであるが、ここで一つ問題が・・・ それは、まだ相鉄の車両が、東急電鉄の線内に直接入れないことである。渋谷駅の地下化に関しては、東京メトロ副都心線と同じ車両を使用している東京メトロ有楽町線が、東急目黒線と相互乗り入れをしている東京メトロ南北線と、連絡線で繋がっていることから、有楽町線・南北線・東急目黒線と経由して車両を送り込んでいたが、相鉄と東急とでは、東京メトロの線路を経由した、自力運転による回送が出来ない。

そこで、実施されたのが、JRの線路を利用した送り込み。相鉄は厚木駅(貨物専用)で、東急は長津田駅で、JRの線路と繋がっているため、甲種輸送により送り込むこととなった。厚木から長津田まで、それほど遠い距離ではないのだが、厚木駅と長津田駅の有効長の関係から、8両編成を一度に運ぶことが出来ず、厚木~相模貨物間と、八王子~長津田間は、4両ずつに分割して輸送するため、厚木駅を9月21日に出発し、最後の車両が長津田駅に到着するのは、9月24日と計4日間の長丁場となる。

制約の多い、相鉄21000系の甲種輸送。相模貨物駅で再び8両編成となって八王子駅までの輸送が、なんと祝日の9月23日の日中に行われることになった。これは是非とも記録しておきたい。9月23日、私は、中央本線の多摩川橋梁へ向かった。日野駅から徒歩で多摩川の河川敷へ。現地に到着したのは、甲種輸送の通過1時間前だが、既に多くの鉄道ファンが集まっていた。先行列車を撮影しながら、河川敷でのんびりと相鉄21000系の甲種輸送を待つことにした。

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中央本線多摩川橋梁を通過する、相鉄21000系の甲種輸送。

10時59分、相鉄21000系の甲種輸送が、多摩川橋梁を通過した。この日、相鉄21000系の甲種輸送を牽引してきたのは、新鶴見機関区に所属するDE10 1666号機。長津田駅での入替の都合で、普段行われている東急電鉄の甲種輸送でも、八王子~長津田間は、ディーゼル機関車での牽引となっており、機関車の送込みを兼ねて、ディーゼル機関車牽引での運転となった模様。JR貨物のDE10は、新型のDD200形への置き換えが決定しており、相鉄の新型車両を牽引して、中央本線を走る姿は、ある意味、貴重なシーンと言えるかもしれない。

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東急2020系の甲種輸送に遭遇する

今日は仕事で八王子へ。

現地に9時半ごろ訪問する約束だったため、自宅から現地へ直行。8時52分頃、八王子駅に降り立つと、駅南口側の留置線に、真新しい東急電鉄の2020系が留置されているのを発見。乗車してきた高尾行きが発車してから撮影してみた。

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八王子駅の留置線に留置されていた東急2020系。

東急2020系は、田園都市線で運用中の8500系を置き換えるために、2017年より製造を開始した通勤型車両。2020年に開催が予定されていた東京オリンピック、そして2022年に東急が創業100年を迎えることから、沿線の街や駅と調和する車両とすることを目的に、2020系と命名されたとのこと。総合車両製作所の横浜事業所(旧東急車輛)と新津事業所(旧JR東日本新津車両製作所)が製造を担当しており、私が目撃したのは、横浜事業所で落成した2138F。鉄道ダイヤ情報2020年10月号の甲種鉄道車両輸送計画表によると、昨日、総合車両製作所横浜事業所に近い逗子駅から、甲種輸送により八王子へ。ここで横浜線内の輸送に備えて、10両編成を6両と4両に分割し、この留置線で朝を迎えていた。今日は、このうちの6両が、お昼ごろに、長津田へ向けて動き出すとのこと。鉄道ダイヤ情報10月号は、前日、外出先で購入し、西荻窪の事務所に戻る電車内で読んでいたのだが、甲種輸送については細かく見ていなかったため、八王子駅到着時に、この車両を見た時は、正直驚いてしまった。

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西武 入間航空祭ダイヤを観察する その2

前回の更新から、だいぶ日が経ってしまいましたが、入間航空祭ダイヤ観察記の続編を書いていきたいと思います。引き続き、お付き合いいただけたら幸いです。

昼食を食べ終えた後、再び秋津駅へ。ここでは、池袋からやって来る、ある列車を撮影するのが目的だった。その為、上りホームの池袋方先端へ向かうつもりだったのだが、改札を入場し、下りホームの発車案内機を見て、そのまま下りホームに留まる事にした。

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急行飯能行きが秋津駅に臨時停車。

普段は急行列車が通過する秋津駅。しかし、この日は、10時台から12時台までに秋津駅を通過する急行列車の一部が臨時停車した。秋津駅は、武蔵野線の新秋津駅からの乗り換え客も多く、この臨時停車は納得出来る。しかし、私自身、この臨時停車の事は、すっかり頭から抜けており、この12時41分発の急行飯能行きが、臨時停車の最終便であり、危なく記録を漏らすところだった。

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20104Fによる急行飯能行きが、秋津駅に臨時停車。

秋津駅臨時停車する急行飯能行きの最終便は、御覧のように、三代目「L-Train」として運行されている20104Fだった。秋津駅のホームで扉を開けている急行列車を、しっかり撮影する事が出来た。


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西武 入間航空祭ダイヤを観察する その1

では、ここで更新順序を入れ替えまして、旬な話題からお送りしたいと思います。11月3日のお話です。

毎年11月3日は、航空自衛隊入間基地にて入間航空祭が開催される。西武鉄道は、この入間航空祭開催に合わせて、年に一度しか見られない入間市行きなど、臨時列車を増発した特別ダイヤで対応している。

当日朝、私はスマートフォンの駅すぱあとで、西武池袋線の所沢駅の時刻表を確認する。例年同様、入間市行きが目立つのだが、この中に、急行入間市行きが2本存在している。そこで、この急行入間市行きの撮影から、特別ダイヤの観察をスタートする事にした。

なお、予めお断りしておきますが、11月3日は、大量の写真を撮影しております。全部取り上げると、膨大な量となりますので、当日撮影した画像の中から、注目度の高そうな列車を取り上げさせていただきます。ご了承ください。

自宅を7時50分頃に出発。久米川駅8時03分発の本川越行きに乗り込み、まずは所沢へ。ここから、飯能行きに乗り換え、向かったのは、所沢駅のお隣、西所沢駅。実は、数日前から、腰を痛めており、まだ時々痛みがあり、すぐにホームのベンチに腰掛ける事が出来ると言うのが、観察ポイントの決め手となった。

西所沢駅到着から、およそ3分後のこと。こんな列車がやって来た。

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西所沢駅に進入する、西武秩父行き「S-TRAIN1号」

40000系40104Fによる「S-TRAIN1号」西武秩父行き。稲荷山公園駅に臨時停車する訳でもなく、航空祭特別ダイヤとは無関係に見えるが、実は、この時点で、続けてやって来る急行入間市行きが、40000系による運転と言う事が、Twitterを見て把握していた。40000系のLED表示器は、シャッター速度を125分の1以下にしないと、上手く写ってくれない。その為、急行入間市行きの撮影前に、同じ40000系を使用した列車が来てくれたことは、とても有り難かった。

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40000系40101Fによる、急行入間市行き。

「S-TRAIN」通過から、およそ3分後。1本目の急行入間市行きが西所沢駅に到着。既報の通り、この列車には、40000系のトップナンバー、40101Fが充当されていた。2017年にデビューした40000系だが、これまで、入間市行きに充当された事はなかった筈で、これが40000系初の入間市行き。しかも、数少ない急行入間市行きに充当と言う事で、「S-TRAIN」で慣らされていたものの、シャッターを押す指が、若干震えてしまった。撮影後、画面で画像を確認。ぶれることなく、行先表示も読める写真が撮れていてホッとした。

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東急4105F 西武線池袋駅へ入線

10月5日のお話です。

あるイベントに出かけようと、久米川駅から電車に乗り込み、車内でスマホを使って、情報を収集していると、何故か、東急5050系の10両固定編成、4105Fが、朝から西武池袋線の線内運用に就いている事を知った。実は、前日の10月4日、西武池袋線では、東久留米駅で人身事故が発生しており、ダイヤが大幅に乱れていた。どうやら、この影響で、車両運用にも乱れが生じており、朝から、東急の車両が西武線の池袋駅へ乗り入れているらしい。

私は、早速、時刻表や西武線アプリを使って、4105Fの動きを確認。池袋から折り返してきた、準急小手指行き4201列車を西所沢駅で待つ事にした。

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西所沢駅に進入する、東急4105Fによる、準急小手指行き4201列車。

実は、4201列車が到着する直前に、西所沢駅を通過した、下り特急列車を、順光となる、ホームの飯能方から後追いで撮影していた。特急通過後、急いでホームを池袋方へ移動していたのだが、4201列車の接近が、思ったよりも早く、ホームの端へ行く前に、列車が入線してしまった。そこで、ホーム上の発車案内機を入れて撮影してみた。

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東急5000系 東横線90周年ラッピング電車運行終了

2017年8月から、東急東横線開業90周年を記念し、東横線の主力電車、5000系1編成(5122F)を、昭和の名車、初代5000系、通称「青ガエル」を彷彿とさせる、東横線開業90周年ラッピング電車として運行を続けてきた。当初は1年間の期間限定だったが、このラッピングが大変好評だったこともあり、更に1年間、期間を延長していたが、8月30日、ついにラッピング電車の運行が終了した。

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西武池袋線 秋津~所沢間を行く、東急5122F。(2018年5月26日撮影)

2年間の運行期間の中で、東横線90周年記念ラッピング電車を撮影したのは、僅か2回。いずれも、相互乗り入れ先である、西武池袋線の線内で撮影したものである。

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野球開催日に運転される、ひばりヶ丘~小手指間の代走快急に充当された、東急5122F(2018年9月17日撮影)

二度目の撮影は、西所沢駅での駅撮りではあるものの、野球開催日に運転される、ひばりヶ丘~小手指間の代走快急(所定の快速急行Fライナーを、快速電車に種別変更した上で、西武球場前行きとして運転される為、ひばりヶ丘始発の快速急行が設定される)での撮影なので、今となっては、これも良い思い出である。

我々鉄道ファンの目を、2年間に亘って楽しませてくれた、東急5122F。こんなラッピングなら、またいつか実現してほしい。そう思っている鉄道ファンは、私だけだろうか・・・

2019年9月3日追記
8月30日を以て、ラッピング電車としての運行を終えたかと思われた5122Fですが、東横線90周年記念装飾部分のラッピングを剥がしたものの、再び緑色のラッピングが施され、9月1日より、ノーマルな青ガエル仕様として走り始めました。暫くの間、青ガエルを楽しむ事が出来そうです。

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東急池上線で7700系と出会う

10月4日のお話です。

朝から大田区内の取引先へ直行。往きは、所沢から東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車で一気に田園調布へ向かい、そこからバスで目的地へ。昼前には仕事を終えて、西荻へ戻る事になり、バスで東急池上線の雪が谷大塚駅へ向かった。

五反田と蒲田を結ぶ東急池上線は、全列車3両編成で運転と、まさに、都会の中のローカル線と言った雰囲気で、車両は、多摩川~蒲田間を走る東急多摩川線と共通運用となっている。この池上線と多摩川線には、まもなく東急線での現役生活を終える7700系が走っている。

7700系は、アメリカのバッド社と、東急車輛製造との技術提携により、1962年に登場した、日本鉄道業界初のオールステンレス車である7000系(初代)を、1987年から1991年にかけて改造した車両。7700系への改造時に、VVVF制御化、冷房改造を行っているとは言え、既に50年以上、東急線の線路上を走り続けている働き者である。そんな働き者の7700系も、新型の7000系車両(2代目)に置き換えられ、残り3編成。今年中には、姿を消すとのことで、帰り際に一目見られたらと、検車区(車両基地)のある雪が谷大塚へ立ち寄ってみた。

早速、検車区の様子を見てみるが、7700系の姿はない。そこで、スマートフォンを使い、東急池上線・多摩川線の車両運用を取り上げているサイトを確認すると、残る3編成は全て運用に就いており、7901Fは多摩川線を走っているものの、7905Fと7906Fが池上線を走行。しかも、7905Fと7906Fは続行で運転しており、まもなく、この雪が谷大塚を通過する事が解った。これは効率よく撮影できるチャンス。検車区が見渡せる線路沿いの道で待つこと、およそ5分。7700系による蒲田行きがやって来た。

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雪が谷検車区の横を通過する、7700系7905F。

デハ7705を先頭に、3両編成で蒲田を目指す7700系7905F。12月までには引退との事で、この車両が、池上線の線路を走るのも、あと2カ月程度と言う事だろうか。

7905Fの後を追うように、6分後には、7906Fの蒲田行きがやって来る。そこで、今度は、もう少し蒲田寄りに移動した踏切から、7906Fを撮影してみた。

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7905Fの続行でやって来た7906F。

先程の7905Fはカーブ区間での撮影であったが、カーブ区間を過ぎて、直線区間に入ったところにある、この踏切では、3両編成がピッタリ納まった。

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振り向いて後追いも撮影。

初代7000系としてデビューしてから、既に50年以上が経過している7700系。このまま引退して・・・と考えるのが普通だが、最後まで残った車両には、なんと第二の職場が用意されていた。それは、三重県の桑名から岐阜県の大垣を経由し、揖斐までを結ぶ養老鉄道である。

養老鉄道は、元々、近鉄養老線として運行されていた路線だが、2007年より、近鉄から養老線の運営を引き継いでいる。近鉄グループホールディングス傘下の鉄道事業会社で、車両も、近鉄養老線で運行されていた車両をそのまま使用している。

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近鉄名古屋線で活躍していた1600系を改造した、養老鉄道600系。(2015年2月22日撮影)

現在、養老鉄道で運行している車両は、いずれも製造から約50年が経過しており老朽化が問題となっていた。そこで、今回、後継車両として選ばれたのが、東急7700系である。しかし、東急7700系も、製造から50年以上が経過しており、養老鉄道では、既存の車両と同年代に登場した車両で、現行車両を置き換える事になるが、東急7700系は、足回りをVVVF制御方式に改造している事から、養老鉄道では、今後30年程度は使う事を想定していると言う。老いてもまだまだ現役。その姿は、まさに、高齢化社会を迎えた日本人の生きざまを彷彿させる。

東急線から引退した7700系は、既に一部の車両が、養老鉄道へ向けて旅立っており、現地での営業運転に向けて、近鉄の車両工場で改造工事が始まっていると言う。養老鉄道では、東急から7700系を15両購入し、既存の車両の約半数を置き換える計画で、2019年2月からの営業運転開始を予定していると言う。

7700系の新天地での活躍に期待します。

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